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geodensityplot

説明

geodensityplot(lat,lon) は、座標ベクトル lat および lon により (度単位で) 指定される場所から、地理座標軸の密度プロットを作成します。latlon は同じサイズでなければなりません。

geodensityplot(lat,lon,weights) は、weights によってデータ点の重みを指定します。

geodensityplot(___,Name,Value) は、1 つ以上の名前と値のペアの引数を使用して、DensityPlot のプロパティを指定します。

geodensityplot(gx,___) は、現在の座標軸の代わりに gx で指定される地理座標軸にプロットします。

dp = geodensityplot(___)DensityPlot オブジェクトを返します。

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緯度データと経度データを設定します。

lon = linspace(-170,170,3000) + 10*rand(1,3000);
lat = 50 * cosd(3*lon) + 10*rand(size(lon));

各データ点の重みを指定します。

weights = 101 + 100*(sind(2*lon));

地理密度プロットを作成し、プロットで使用する色を指定します。

geodensityplot(lat,lon,weights,'FaceColor','interp')

入力引数

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データ点の緯度座標。[-90 90] の範囲内の有限の実数値ベクトルとして、度単位で指定します。ベクトルは埋め込まれた NaN を含むことができます。latlon と同じサイズでなければなりません。

例: [43.0327 38.8921 44.0435]

データ型: single | double

経度座標 (度単位)。有限の実数値ベクトルとして指定します。ベクトルは埋め込まれた NaN を含むことができます。lonlat と同じサイズでなければなりません。

経度は、360 度以下の範囲でなければなりません。

例: [-107.5556 -77.0269 -72.5565]

データ型: single | double

データに割り当てる重み。空の配列、スカラーまたは数値配列として指定します。数値ベクトルを指定する場合、このベクトルの長さは、ベクトル lat およびベクトル lon と同じでなければなりません。ベクトル weights は通常 latlon の位置データに関連付けられた追加のデータです。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

ターゲットの地理座標軸。GeographicAxes オブジェクトとして指定します。 1 プロパティを設定することで GeographicAxes オブジェクトの外観と動作を変更できます。プロパティの一覧については、GeographicAxes のプロパティ を参照してください。

名前と値の引数

引数のオプションのペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後になければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用してそれぞれの名前と値を区切り、Name を引用符で囲みます。

例: dp = geodensityplot(lat,lon,weights,'FaceColor','g')

メモ

ここにリストされている密度プロットのプロパティは、頻繁に使用されるプロパティです。完全な一覧については、DensityPlot のプロパティ を参照してください。

面の透明度。次の値のいずれかとして指定します。

  • 範囲 [0,1] のスカラー — すべての面に一様な透明度を使用します。値 1 は完全に不透明で、値 0 は完全に透明です。01 の間の値は半透明です。

  • 'interp' — 各面に内挿された透明度を使用します。頂点の値を内挿することにより、各面に異なる透明度が使用されます。透明度の値は、親座標軸の alphamap から選択します。

面の色。'interp'、RGB 3 成分、16 進数カラー コード、色名、または省略名として指定します。値 'interp' を指定すると、密度値に基づいて内挿を行うカラーリングが使用されます。色は親座標軸のカラーマップから選択されます。

RGB 3 成分および 16 進数カラー コードは、カスタム色を指定するのに役立ちます。

  • RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 成分の行ベクトルです。強度値は [0,1] の範囲でなければなりません。たとえば [0.4 0.6 0.7] のようになります。

  • 16 進数カラー コードは、ハッシュ記号 (#) で始まり、3 桁または 6 桁の 0 から F までの範囲の 16 進数が続く文字ベクトルまたは string スカラーです。この値は大文字と小文字を区別しません。したがって、カラー コード "#FF8800""#ff8800""#F80"、および "#f80" は等価です。

あるいは、名前を使用して一部の一般的な色を指定できます。次の表に、名前の付いた色オプション、等価の RGB 3 成分、および 16 進数カラー コードを示します。

色名省略名RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
"red""r"[1 0 0]"#FF0000"

Sample of the color red

"green""g"[0 1 0]"#00FF00"

Sample of the color green

"blue""b"[0 0 1]"#0000FF"

Sample of the color blue

"cyan" "c"[0 1 1]"#00FFFF"

Sample of the color cyan

"magenta""m"[1 0 1]"#FF00FF"

Sample of the color magenta

"yellow""y"[1 1 0]"#FFFF00"

Sample of the color yellow

"black""k"[0 0 0]"#000000"

Sample of the color black

"white""w"[1 1 1]"#FFFFFF"

Sample of the color white

MATLAB® の多くのタイプのプロットで使用されている既定の色の RGB 3 成分および 16 進数カラー コードを次に示します。

RGB 3 成分16 進数カラー コード外観
[0 0.4470 0.7410]"#0072BD"

Sample of RGB triplet [0 0.4470 0.7410], which appears as dark blue

[0.8500 0.3250 0.0980]"#D95319"

Sample of RGB triplet [0.8500 0.3250 0.0980], which appears as dark orange

[0.9290 0.6940 0.1250]"#EDB120"

Sample of RGB triplet [0.9290 0.6940 0.1250], which appears as dark yellow

[0.4940 0.1840 0.5560]"#7E2F8E"

Sample of RGB triplet [0.4940 0.1840 0.5560], which appears as dark purple

[0.4660 0.6740 0.1880]"#77AC30"

Sample of RGB triplet [0.4660 0.6740 0.1880], which appears as medium green

[0.3010 0.7450 0.9330]"#4DBEEE"

Sample of RGB triplet [0.3010 0.7450 0.9330], which appears as light blue

[0.6350 0.0780 0.1840]"#A2142F"

Sample of RGB triplet [0.6350 0.0780 0.1840], which appears as dark red

各点が密度計算に影響を与える半径。数値スカラーとして指定します。GeographicAxes で使用する場合、値の測定単位はメートルです。

出力引数

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地理密度プロット。DensityPlot オブジェクトとして返されます。

ヒント

  • 地理座標軸をカスタマイズするには、地理座標軸のプロパティを変更します。プロパティの一覧については、GeographicAxes のプロパティ を参照してください。

  • Mapping Toolbox™ をお持ちの場合、関数 addCustomBasemap を使用して独自のベースマップを指定できます。

  • 地理座標軸上でプロットする場合、関数 geodensityplot では、座標は WGS84 座標参照系を基準とすると仮定します。別の座標参照系を基準とする座標を使用してプロットすると、座標がずれて表示される可能性があります。

バージョン履歴

R2018b で導入

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1 Alignment of boundaries and region labels are a presentation of the feature provided by the data vendors and do not imply endorsement by MathWorks®.