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イメージ ビューアー アプリ入門

イメージ ビューアー アプリでは、イメージの表示と一般的なイメージ処理タスクを行うための統合環境が提供されます。イメージ ビューアーを使用するためのワークフローには、通常、次の手順の組み合わせが含まれます。

次の図は、イメージ ビューアーに表示されたイメージを示しています。関連ツールの多くが開かれ、アクティブな状態になっています。

メモ

個々のツールはイメージ ビューアー アプリの外からでもアクセスできます。このためには、imshow などの関数を使用して Figure ウィンドウにイメージを表示し、ツールボックス関数を使用して 1 つ以上のツールを作成します。たとえば、個々のツールを組み合わせて使用し、独自のレイアウトと動作を持つイメージ処理アプリを作成できます。詳細については、対話型ツールのワークフローを参照してください。

イメージ ビューアー アプリを開く

イメージ ビューアー アプリの起動には、3 通りの方法があります。どの場合も、ワークスペースの変数からイメージを選択するか、またはイメージ ファイルの名前を指定します。イメージ ビューアーは、imread で読み取り可能なファイルであれば開くことができます。

  • 関数 imtool を使用して、コマンド ラインからイメージ ビューアー アプリを開くことができます。この関数は、初期倍率、カラーマップ、表示範囲など、イメージの初期表示のさまざまな特性を制御する場合に使用します。たとえば、このコードはイメージ ビューアーを開き、ファイル名が cameraman.tif のイメージを読み込みます。

    imtool('cameraman.tif')
  • [アプリ] タブの [イメージ処理とコンピューター ビジョン] からイメージ ビューアー アプリを開くことができます。ファイル名からイメージ データをイメージ ビューアーに表示するには、[ファイル] メニューの [開く] を選択します。ワークスペースからイメージ データをイメージ ビューアーに表示するには、[ファイル] メニューの [ワークスペースからインポート] を選択します。オプションで、ワークスペースの変数をフィルター処理し、バイナリ、インデックス付き、強度 (グレースケール)、トゥルーカラー (RGB) イメージなど、目的のタイプのイメージのみを表示します。

  • [ファイル] メニューの [新規作成] オプションを使用することで、既存のイメージ ビューアー内から新しいイメージ ビューアーを起動できます。

メモ:

ファイル名を指定する場合、イメージ ビューアーはイメージ データをワークスペース変数には保存しません。ただし、イメージ ビューアーのイメージはワークスペースにエクスポートできます。詳細については、結果の保存とエクスポートを参照してください。

イメージ ビューアー アプリ内のイメージのナビゲート

イメージ ビューアーを開いた後、イメージはアプリ ウィンドウに表示されます。イメージ ビューアーは、ナビゲーション支援ツールやイメージの詳細な調査に役立つツールを提供します。

操作ナビゲーション支援ツールなどのツールツールの画面
イメージ概要の確認

イメージの拡大時に現在表示されているイメージの部分を確認するには、概要ツールを使用します。概要ツールでは、イメージ全体が画面に収まるようにスケールされて表示されます。イメージのこのビューの上には、イメージのどの部分がイメージ ビューアーに現在表示されているかを示す "詳細四角形" が重ねて表示されます。

概要ツールで詳細四角形を移動およびリサイズすると、イメージ ビューアーに表示されるイメージの部分をパンまたはズームできます。

下にあるイメージに対して詳細四角形のコントラストを向上させるには、四角形の色を変更します。四角形内の任意の場所を右クリックして、コンテキスト メニューの [色の設定] オプションから色を選択します。

詳細四角形の現在位置とサイズを取得するには、四角形内の任意の場所を右クリックして、コンテキスト メニューから [位置のコピー] を選択します。[xmin ymin width height] の形式の 4 要素ベクトルとして、位置がクリップボードにコピーされます。この位置ベクトルは、ワークスペースまたは別のアプリケーションに貼り付けることができます。

概要ツールに表示されたイメージの表示を印刷するには、概要ツールの [ファイル] メニューから [Figure に出力] オプションを選択します。詳細については、イメージの印刷を参照してください。

イメージの拡大

倍率を指定してイメージを拡大または縮小するには、[ツール] メニューの [倍率] オプションを使用します。

イメージをクリックしてイメージを拡大または縮小するには、ズーム ツールを使用します。ツールは、クリックした点をイメージの新しい視点の中心とします。

メモ

Ctrl + プラス キーまたは Ctrl + マイナス キーを使用して拡大または縮小することもできます。これらは、キーボードの数値キーパッドの プラス (+) キーと マイナス (-) キーです。

イメージ ビューアーがイメージをスケールする際には、内挿を使用してイメージ行列内の要素と直接対応しないスクリーン ピクセルの値が決定されます。イメージのリサイズに使用する内挿法の詳細については、imresize を参照してください。

 
イメージのパン

イメージ ビューアー ウィンドウに収まりきらない大きさのイメージをパンするには、スクロール バーまたはパン ツールを使用します。

 
イメージ カラーマップの選択

グレースケール イメージおよびインデックス付きイメージの特徴の可視性を向上させるには、カラーマップ ツールを使用してイメージのカラーマップを変更します。MATLAB® カラーマップを選択するか、またはワークスペースからカラーマップ変数を選択できます。MATLAB コマンドを入力して、カラーマップを作成することもできます。

イメージ ビューアーではカラー バーが提供されません。カラー バーを追加するには、別の Figure ウィンドウでイメージを開きます。詳細については、結果の保存とエクスポートを参照してください。

イメージ データに関する情報の取得

イメージ ビューアーは、イメージ データのピクセル値およびその他の特性に関する情報の取得に役立つツールを提供します。

ツール説明ツールの画面
ピクセル情報ツール

ポインターの下にある 1 つのピクセルの (x, y) 座標および値を取得します。詳細については、イメージ ビューアーでの個々のピクセル値の特定を参照してください。

表示範囲ツール

グレースケール イメージ データの表示範囲を指定します。このツールは、RGB、インデックス付きまたはバイナリ イメージでは有効になりません。詳細については、イメージ ビューアーでのイメージ表示範囲の特定を参照してください。

ピクセル領域ツール

ピクセルのグループに関する情報を取得します。詳細については、イメージの領域内でのピクセル値の特定を参照してください。

距離ツール

2 つのピクセル間のユークリッド距離を測定します。詳細については、イメージ ビューアー アプリでのピクセル間の距離の測定を参照してください。

イメージ情報ツール

イメージとイメージ ファイル メタデータに関する情報を取得します。

イメージ情報ツールは常に幅、高さ、クラス、およびイメージ タイプに関する基本情報を提供します。グレースケールおよびインデックス付きイメージの場合、この情報には最小および最大の強度値が含まれます。

ファイル名を指定してイメージを選択し、イメージ ビューアーで開く場合は、イメージ情報ツールにイメージのメタデータも表示されます。このメタデータは、関数 imfinfo または dicominfo によって返される情報と同じです。

イメージ データの変更

イメージ ビューアーは、イメージ コントラストの調整やイメージのトリミングに役立つツールを提供します。

既定の設定では、イメージ ビューアーを閉じると、変更したイメージ データは保存されません。ただし、変更したイメージをファイルにエクスポートするか、変更したデータをワークスペース変数に保存できます。詳細については、結果の保存とエクスポートを参照してください。

ツール説明ツールの画面
コントラスト調整ツールピクセル値のヒストグラム上にウィンドウを設定することにより、イメージのコントラストを調整します。詳細については、イメージ ビューアー アプリでのイメージ コントラストの調整を参照してください。
ウィンドウ/レベル ツールイメージを操作することにより、イメージのコントラストを調整します。詳細については、イメージ ビューアー アプリでのイメージ コントラストの調整を参照してください。 
イメージのトリミング ツールイメージを四角形の関心領域にトリミングします。詳細については、イメージ ビューアー アプリを使用したイメージのトリミングを参照してください。

結果の保存とエクスポート

イメージ ビューアーを使用すると、イメージ データのワークスペースへのエクスポート、イメージ データのファイルへの保存、新しい Figure ウィンドウでのイメージの表示ができます。イメージ データを保存してエクスポートする場合、表示範囲の変更は保存されません。変更を保存する場合は、関数 imcontrast を使用します。

出力先手続き
ワークスペース変数の作成

イメージ ビューアー内のイメージ データからワークスペース変数を作成するには、3 通りの方法があります。

  • イメージ ビューアー[ファイル] メニューにある [ワークスペースにエクスポート] オプションを使用できます。

  • 関数 imtool を使用してアプリを起動し、ツールのハンドルを指定する場合は、関数 getimage を使用してツールのハンドルを指定します。たとえば、このコードはイメージ ビューアー内のファイル名が moon.tif というイメージを開き、そのイメージを変数 moon にエクスポートします。

    t = imtool('moon.tif');
    moon = getimage(t);
  • ツールのハンドルを指定せずにアプリを起動した場合は、関数 getimage を使用して、Figure 内部の image オブジェクトのハンドルを指定します。たとえば、このコードはイメージ ビューアー内のファイル名が moon.tif というイメージを開き、そのイメージを変数 moon にエクスポートします。

    imtool('moon.tif')
    moon = getimage(imgca);

ファイルに保存します

イメージ ビューアー[ファイル] メニューにある [名前を付けて保存] オプションを選択して、イメージの保存ツールを使用します。このツールを使用すると、ファイル システムをナビゲートし、ファイルの保存場所の決定、ファイル名の指定、およびファイル形式の選択ができます。

新しい Figure ウィンドウを開く

[ファイル] メニューから [Figure に出力] オプションを選択します。この Figure ウィンドウを使用すると、カラー バーの確認やイメージの印刷ができます。詳細については、表示されたグレースケール イメージへのカラー バーの追加イメージの印刷を参照してください。

参考

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