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対話的なイメージの表示および処理のツール

ツールボックスには複数のツールが含まれており、これらを使用して MATLAB® の Figure ウィンドウに表示されるイメージを操作できます。たとえば、ツールを使用して、イメージの表示の調整、イメージ データに関する情報の取得、イメージのコントラスト調整またはトリミングを行うことができます。

ツールは単独でも組み合わせても使用できます。ツールの組み合わせを開き、それらの表示と操作を初期化するカスタム イメージ処理アプリを作成できます。詳細については、対話型ツールのワークフローを参照してください。

イメージ ツール (imtool) を使用して、すべてのツールにアクセスすることもできます。

ツール説明

コントラスト調整ツール

Adjust Contrast tool with sliders and editable fields that enable you to adjust the histogram of pixel values.

ターゲット イメージのヒストグラムを表示し、表示範囲の操作によってコントラストおよび明度の対話形式の調整ができるようにします。

関数 imcontrast を使用して、別の Figure ウィンドウにツールを作成してイメージに関連付けます。

カラーマップの選択ツール

Choose Colormap tool with a list of MATLAB colormap functions.

ターゲット Figure のカラーマップを変更できます。MATLAB カラーマップの 1 つを選択するか、MATLAB ワークスペースからカラーマップ変数を選択するか、カスタム MATLAB 関数を入力できます。

関数 imcolormaptool を使用して、別の Figure ウィンドウにツールを起動します。

イメージのトリミング ツール

Crop Image tool displaying the blue border of a region to be cropped, with controls that enable resizing and moving the crop window.

イメージ上にドラッグおよびサイズ変更が可能な四角形を表示します。四角形を移動およびサイズ変更することでトリミング領域を定義できます。ダブルクリックしてトリミング操作を実行するか、またはコンテキスト メニューから [イメージのトリミング] を選択します。

関数 imcrop を使用して、ツールを作成してイメージに関連付けます。

表示範囲ツール

Display Range tool displaying a two-element numeric vector whose values vary with data type.

関連付けられたイメージの表示範囲値を表示します。

関数 imdisplayrange を使用して、ツールを作成してイメージに関連付け、Figure またはパネルに組み込みます。

距離ツール

Distance tool displaying a blue line of length 128.97 pixels over an image.

ドラッグとサイズ変更が可能なラインをイメージに表示します。ライン上の重ね書きは、ラインの 2 つの端点間の距離です。この距離は XData および YData プロパティで指定された単位で計測されます。既定の単位はピクセルです。

関数 imdistline を使用して、ツールを作成してイメージに関連付けます。

イメージ情報ツール

Image Information tool displaying image details and metadata.

ターゲット イメージに関する基本属性を表示します。表示されるイメージがグラフィックス ファイルとして指定された場合、ツールにはイメージ ファイルに含まれるメタデータが表示されます。

関数 imageinfo を使用して、別の Figure ウィンドウにツールを作成してイメージに関連付けます。

倍率ボックス

Magnification box in the bottom left corner of the figure window, showing a magnification value of 80%.

ターゲット イメージの現在の倍率を含んでいるテキスト エディット ボックスを作成します。新しい倍率値を入力してイメージの倍率を変更できます。

関数 immagbox を使用して、ツールを作成してイメージに関連付け、Figure またはパネルに組み込みます。

メモ

ターゲット イメージはスクロール パネルに含まれていなければなりません。

概要ツール

Overview tool with blue detail rectangle over a portion of the image.

イメージの上に重ね合わせた四角形によって示された枠内の部分がスクロール パネル内に現在表示されているターゲット イメージ全体を表示します。四角形を移動すると、スクロール パネル内に現在表示されているターゲット イメージの部分も変わります。

関数 imoverview を使用して、別の Figure ウィンドウにツールを作成してイメージに関連付けます。

別の Figure またはパネル内に組み込むことができるパネルにツールを作成するには、関数 imoverviewpanel を使用します。

メモ

ターゲット イメージはスクロール パネルに含まれていなければなりません。

ピクセル情報ツール

Pixel Information tool in the bottom left corner of the figure window, displaying the (x, y) coordinates and the value of the pixel under the pointer.

マウスがターゲット イメージの上にあるピクセルに関する情報を表示します。

関数 impixelinfo を使用して、ツールを作成してイメージに関連付け、Figure またはパネルに表示します。

ピクセル情報 ラベルを非表示にしてピクセル値のみを表示する場合は、関数 impixelinfoval を使用します。

ピクセル領域ツール

Pixel Region tool displays the numeric pixel value over each pixel in a magnified region.

ターゲット イメージ内の指定された領域のピクセル値を表示します。

関数 impixelregion を使用して、別の Figure ウィンドウにツールを作成してイメージに関連付けます。

別の Figure またはパネル内に組み込むことができるパネルとしてツールを作成するには、関数 impixelregionpanel を使用します。

イメージの保存ツール

Save Image tool showing the contents of the current directory with controls to change the directory and specify the filename and filetype.

[イメージの保存] ダイアログ ウィンドウを表示します。このウィンドウで、希望するディレクトリに移動し、出力イメージの名前を指定して、イメージの保存に使用するファイル形式を選択します。

関数 imsave を使用して、別の Figure ウィンドウにツールを作成してイメージに関連付けます。

Scroll Panel ツール

Figure window with scroll panels on the right and bottom sides to facilitate scrolling.

スクロール可能なパネルにターゲット イメージを表示します。

関数 imscrollpanel を使用して、Figure ウィンドウに表示されるイメージにスクロール パネルを追加します。

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