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immagbox

スクロール パネル内に表示されたイメージの倍率ボックス

説明

関数 immagbox を使用して、スクロール パネルに含まれるイメージと同じ Figure に倍率ボックスを追加します。倍率ボックスは、ターゲット イメージの現在の倍率を含む編集可能なテキスト ボックスです。倍率ボックスに新しい値を入力すると、ターゲット イメージの倍率が変更されます。ターゲット イメージの倍率が何らかの理由で変更されると、倍率ボックスの倍率値が更新されます。

Magnification box in the bottom left corner of the figure window, showing a magnification value of 80%.

hBox = immagbox(hParent,hImage) は、イメージ hImage の倍率ボックスを作成します。イメージは、スクロール パネルに表示されていなければなりません。倍率ボックス hBox は、親の Figure または Panel hParent に追加されます。

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イメージを Figure に表示します。Figure ウィンドウの標準のツール バーとメニュー バーはスクロール パネルで動作しないため、この例では、それらを非表示にします。

hFig = figure(Toolbar="none",Menubar="none",Name="Pears");
hIm = imshow("pears.png");

イメージを表示するスクロール パネルを作成します。

hSP = imscrollpanel(hFig,hIm);
set(hSP,Units="normalized",Position=[0 .1 1 .9])

倍率ボックスを Figure に追加します。倍率ボックスの位置を Figure の左下隅に設定します。

hMagBox = immagbox(hFig,hIm);
pos = get(hMagBox,"Position");
set(hMagBox,Position=[0 0 pos(3) pos(4)])

ビューをプログラム内で制御できるようにスクロール パネル API を取得します。

apiSP = iptgetapi(hSP);

スクロール パネルの API 関数 setMagnification を使用してイメージの倍率を 200% に設定します。倍率ボックスが更新される様子に注目してください。

apiSP.setMagnification(2)

入力引数

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倍率ボックスの親。Figure オブジェクトまたは Panel オブジェクトとして指定します。

イメージ。Image オブジェクトとして指定します。イメージは、imscrollpanel で作成したスクロール パネルに表示されていなければなりません。

出力引数

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倍率ボックス。Panel オブジェクトとして返されます。

詳細

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倍率ボックスの API 構造体

倍率ボックスには、API と呼ばれる関数ハンドルの構造体が含まれます。この API の関数を使用して倍率ボックスを操作できます。この構造体を取得するには、次の例に示すように関数 iptgetapi を使用します。

api = iptgetapi(hbox)

次の表に、構造体に表示される順序で倍率ボックスの API 関数を示します。

関数

説明

setMagnification

ターゲット イメージの倍率をイメージ ピクセルのスクリーン ピクセル単位で設定します。

mag = api.setMagnification(new_mag)

new_mag はスカラーの倍率係数です。

バージョン履歴

R2006a より前に導入