イメージ ビューアー アプリを使用したイメージのトリミング
"トリミング" とは、元のイメージの一部から新しいイメージを作成する処理のことです。イメージをトリミングすると、関心領域を抽出したり、不要な領域を削除したりすることができます。イメージ ビューアー アプリでは、イメージを対話的にトリミングしたり、トリミングした領域を新しいイメージ ファイルやワークスペースに保存したりすることができます。
トリミングする四角形の定義
イメージ ビューアーに読み込んだイメージをトリミングするには、アプリのツールストリップの [ビューアー] タブで [イメージのトリミング] を選択します。メインの表示ペイン内のイメージ上に、トリミングする四角形が表示されます。この四角形には、トリミング領域の寸法がピクセル単位で表示されます。トリミング領域のサイズ変更または移動を行うには、それぞれ調整ポイントまたは領域内部をドラッグします。トリミング領域を決定したら、四角形に合わせてアプリ内でイメージをトリミングするか、アプリ内のビューをトリミングせずにその領域をエクスポートすることができます。
次の図は、イメージでトリミング ツールを有効にした様子を示しています。トリミング操作を適用するかキャンセルするまで他のツールは使用できません。
トリミングしたイメージのアプリ内での表示
アプリ内でイメージをトリミングするには、アプリのツールストリップで [適用] を選択します。トリミングしたイメージがアプリに表示されます。トリミング操作を元に戻すことはできません。イメージ全体を表示するには、ワークスペースまたはファイルからイメージを再度読み込みます。
トリミングしたイメージを、ワークスペースまたは新しいイメージ ファイルに保存できます。アプリのツールストリップの [ビューアー] タブで、[エクスポート] 、 [イメージのエクスポート] を選択し、[ワークスペースへ] または [イメージ ファイルへ] を選択します。トリミングしたイメージは、元のイメージと同じデータ型で保存されます。
トリミングした領域のエクスポート
または、アプリ内でトリミングを適用することなく、トリミングする四角形内のイメージ領域をエクスポートすることができます。トリミング ツールを開いた状態で、トリミングする四角形の内部を右クリックして [選択した領域をエクスポート] を選択してから、[選択した領域をワークスペースにエクスポート] または [選択したイメージをファイルにエクスポート] を選択します。四角形の内部の領域のみが、それぞれワークスペースまたはファイルに保存されます。アプリでは引き続きイメージ全体が表示されます。