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ツールおよびデバイス パラメーター

このページでは、[コンフィギュレーション パラメーター] ダイアログ ボックスの [HDL コード生成][ターゲット] ペインの [ツールおよびデバイスの設定] セクションにあるコンフィギュレーション パラメーターについて説明します。このセクションのパラメーターを使用して、ターゲット デバイス用の合成ツールおよび設定を指定します。

ターゲット プラットフォーム

生成された HDL コードを展開するターゲット プラットフォームを指定します。[ワークフロー] パラメーターおよび [合成ツール] パラメーターの値により、このパラメーターで使用可能なオプションが決まります。[ワークフロー][汎用 ASIC/FPGA] に設定されている場合、[ターゲット プラットフォーム] には使用可能なオプションがありません。

設定

既定の設定: ''

ドロップダウン メニューのオプションからターゲット プラットフォームを選択します。

コマンド ライン情報

プロパティ: TargetPlatform
型: 文字ベクトル
値: 有効なターゲット プラットフォーム
既定の設定: ''

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

たとえば、sfir_fixed モデル内にある symmetric_fir サブシステムに対して生成された HDL コードを展開するターゲット プラットフォームを設定するには、次のいずれかの方法を使用します。

  • プロパティを引数として関数 makehdl に渡す。

    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir','TargetPlatform','Xilinx Zynq ZC702 evaluation kit')
  • hdlset_param を使用してモデルのパラメーターを設定する。次に、makehdl を使用して HDL コードを生成する。

    hdlset_param('sfir_fixed','TargetPlatform','Xilinx Zynq ZC702 evaluation kit')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

合成ツール

生成された HDL コードをターゲットにするように合成ツールを指定します。HDL Coder™ とサポートされているサードパーティ製の FPGA 合成ツールの 1 つを併用する場合は、関数 hdlsetuptoolpath を使用してツールをシステム パスに追加します。[合成ツール] を指定するときに、HDL Coder はツールの既定値を使用して [ファミリ][デバイス][パッケージ] および [速度] を設定します。[ツール パス][ツールのバージョン] には、指定した [合成ツール] の合成ツールのパスとツールのバージョンがそれぞれ表示されます。

設定

既定の設定: No synthesis tool specified

次のオプションがあります。

No synthesis tool specified

論理合成を実行しない場合は、このオプションを選択します。設計から HDL コードを生成できます。

Xilinx Vivado

合成ツールとして Xilinx® Vivado を指定します。

Xilinx ISE

合成ツールとして Xilinx ISE を指定します。

Altera Quartus II

合成ツールとして Altera® Quartus II を指定します。

Microchip Libero SoC

合成ツールとして Microchip Libero® SoC を指定します。

Intel Quartus Pro

合成ツールとして Intel® Quartus® Pro を指定します。

使用している合成ツールが [合成ツール] オプションにない場合は、合成ツールのパスの設定を参照してください。

コマンド ライン情報

プロパティ: SynthesisTool
型: 文字ベクトル
値: '' | 'Xilinx Vivado''Xilinx ISE''Altera Quartus II'
既定の設定: ''

このプロパティを設定するには、関数 hdlset_param または makehdl を使用します。プロパティの値を表示するには、関数 hdlget_param を使用します。

たとえば、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed モデル内の symmetric_fir サブシステムの HDL コードを生成する際に Altera Quartus IISynthesisTool として指定できます。

  • プロパティを引数として関数 makehdl に渡す。

    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', ... 
            'SynthesisTool','Altera Quartus II')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','SynthesisTool','Altera Quartus II')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

制限

ターゲット言語を [SystemVerilog] に指定した場合は、[Xilinx ISE][合成ツール] として選択しないでください。Xilinx ISE では SystemVerilog HDL 言語はサポートされていません。

参考

ファミリ

モデルのターゲット デバイス チップ ファミリを文字ベクトルとして指定します。[合成ツール] を指定するときに、HDL Coder はツールの既定値を使用して [ファミリ][デバイス][パッケージ] および [速度] を設定します。ターゲット デバイスのチップ ファミリを検出するには、MATLAB® コマンド ラインで「hdlcoder.supportedDevices」と入力します。次に、リンクされたレポートを開き、ターゲット デバイスの詳細を見つけます。

設定

既定の設定: ''

Simulink® モデルのターゲット デバイス チップ ファミリを文字ベクトルとして指定します。

コマンド ライン情報

プロパティ: SynthesisToolChipFamily
型: 文字ベクトル
値: ターゲット デバイスの有効なチップ ファミリ
既定の設定: ''

たとえば、SynthesisToolXilinx Vivado である場合、次のいずれかの方法を使用して sfir_fixed モデル内の symmetric_fir サブシステムの HDL コードを生成する際に Virtex7SynthesisToolChipFamily として指定できます。

  • プロパティを引数として関数 makehdl に渡す。

    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir', ... 
            'SynthesisToolChipFamily', 'Virtex7')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','SynthesisToolChipFamily', 'Virtex7')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

参考

デバイス

モデルのターゲット デバイス名を文字ベクトルとして指定します。[合成ツール] を指定するときに、HDL Coder はツールの既定値を使用して [ファミリ][デバイス][パッケージ] および [速度] を設定します。ターゲット デバイスのデバイス名を検出するには、MATLAB コマンド ラインで hdlcoder.supportedDevices と入力します。次に、リンクされたレポートを開き、ターゲット デバイスの詳細を見つけます。

設定

既定の設定: ''

Simulink モデルのターゲット デバイス名を文字ベクトルとして指定します。

コマンド ライン情報

プロパティ: SynthesisToolDevicename
型: 文字ベクトル
値: 合成ツールの有効なデバイス名
既定の設定: ''

モデルに対して SynthesisTool を指定すると、SynthesisToolDeviceName を取得できます。SynthesisToolXilinx Vivado に設定され、SynthesisToolChipFamilyVirtex7 に設定されると考えます。

  • 既定のデバイス名を取得するには、プロパティを引数として関数 hdlget_param に渡す。

    hdlget_param('sfir_fixed', ... 
            'SynthesisToolDeviceName')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','SynthesisToolDeviceName', 'xc7v2000t')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

参考

パッケージ

モデルのターゲット デバイス パッケージ名を文字ベクトルとして指定します。[合成ツール] を指定するときに、HDL Coder はツールの既定値を使用して [ファミリ][デバイス][パッケージ] および [速度] を設定します。ターゲット デバイスのデバイス名を検出するには、MATLAB コマンド ラインで hdlcoder.supportedDevices と入力します。次に、リンクされたレポートを開き、ターゲット デバイスの詳細を見つけます。

設定

既定の設定: ''

Simulink モデルのターゲット デバイス パッケージ名を文字ベクトルとして指定します。

コマンド ライン情報

プロパティ: SynthesisToolPackageName
型: 文字ベクトル
値: 合成ツールの有効なパッケージ名
既定の設定: ''

モデルに対して SynthesisTool を指定すると、SynthesisToolPackageName を取得できます。SynthesisToolXilinx Vivado に設定され、SynthesisToolChipFamilyVirtex7 に設定されると考えます。

  • 既定のデバイス名を取得するには、プロパティを引数として関数 hdlget_param に渡す。

    hdlget_param('sfir_fixed', ... 
            'SynthesisToolPackageName')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','SynthesisToolPackageName', 'fhg1761')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

参考

速度

モデルのターゲット デバイス速度値を文字ベクトルとして指定します。[合成ツール] を指定するときに、HDL Coder はツールの既定値を使用して [ファミリ][デバイス][パッケージ] および [速度] を設定します。ターゲット デバイスのチップ ファミリを検出するには、MATLAB コマンド ラインで「hdlcoder.supportedDevices」と入力します。次に、リンクされたレポートを開き、ターゲット デバイスの詳細を見つけます。

設定

既定の設定: ''

Simulink モデルのターゲット デバイス速度値を文字ベクトルとして指定します。

コマンド ライン情報

プロパティ: SynthesisToolSpeedValue
型: 文字ベクトル
値: ターゲット デバイスの有効な速度値
既定の設定: ''

モデルに対して SynthesisTool を指定すると、SynthesisToolSpeedValue を取得できます。SynthesisToolXilinx Vivado に設定され、SynthesisToolChipFamilyVirtex7 に設定されると考えます。

  • 既定のデバイス名を取得するには、プロパティを引数として関数 hdlget_param に渡す。

    hdlget_param('sfir_fixed', ... 
            'SynthesisToolSpeedValue')
  • hdlset_param を使用すると、モデルにパラメーターを設定してから、makehdl を使用して HDL コードを生成できる。

    hdlset_param('sfir_fixed','SynthesisToolSpeedValue', '-1')
    makehdl('sfir_fixed/symmetric_fir')

参考