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タイミングや数値表示を得意とする可視化機能ロジック・アナライザー(日本語吹き替え・字幕)

Simulinkの従来の可視化用ブロックScopeブロックでは、信号を可視化することはできますが、解析機能は限られており、ビジュアル化するすべての信号をスコープブロックに配線する必要がありました。 

R2016bから、信号を選択するだけで表示できる、ロジック・アナライザーが新たに追加されました。Ctrl+Aを使用して、この階層のすべての信号を選択してリストに追加します。 追加された信号にはストリームされていることを示す小さな波のアイコンが表示されます。 まだシミュレーションを実行していないので波形表示されていませんが、すべての信号がそこにリストされています。 

名前が付けられていない信号が3つあり、デバッグが困難になりそうです。 この信号がどこにあるのか見てみましょう。 これは可視化したい信号ですので、わかるように名前をつけます。 他の2つはすぐ近くにあり、設計対象サブシステムに入力されます。 設計対象内のすべての信号を可視化するので、これは不要です。 シミュレーションを実行すると、名前は更新されます。 

今度は、設計対象サブシステムの中に入り、Ctrl+Aを押して、これらの信号も可視化用にリストすることができます。 ロジック・アナライザーを見ると、全階層名が表示されています。 信号名を見ることができるように、画面を拡張することもできますが、画面を専有してしまいます。どこの信号かはわかっているので、「省略表示」を有効にして、ディバイダーで表示を分割するともっとわかりやすくなります。出力信号に対しても同じことを行います。 

次に、シミュレーションを実行すると、波形データの中の1つの信号が新しい名前で更新され、全体が見えるよう自動的にズームされています。アナログ信号、デジタル信号、配列信号がありますので、拡大表示してみましょう。シフトキーを押してウィンドウをズームし、 入力信号セットをハイライト表示してみると、アナログ信号が固定小数点データに変換されており、横に移動すると遅延した出力を確認することができます。 

例えば、Write Enable信号を見て、それが有効時にのみ、FIRフィルタの係数が書き込まれているかを確認したいとします。 立ち上りエッジにカーソルを置き、近くにあるエッジにスナップするか、「次/前の遷移」ボタンを使います。また、立ち下がりエッジに2つ目のカーソルを追加します。 この領域はシミュレーション全体で移動できます。 その領域で何が起こっているのかを詳しく知りたい場合は、Shiftキーを押したままカーソルをドラッグすると、その領域が拡大表示されます。 
ロジック・アナライザーはいくつもの優れた解析機能を提供しており、異なる信号を色分け表示したり、基数をどのように表示するか変更したりできます。また、Simulinkモデルを保存すると、ロジック・アナライザーの設定はすべて保存されるので、解析を中断したところから再開できます。