ConfusionMatrixChart のプロパティ
混同行列チャートの外観と動作
ConfusionMatrixChart
のプロパティは、ConfusionMatrixChart
オブジェクトの外観と動作を制御します。プロパティの値を変更することで、混同行列チャートの一定の部分を変更できます。たとえば、タイトルを追加できます。
cm = confusionchart([1 3 5; 2 4 6; 11 7 3]);
cm.Title = 'My Confusion Matrix Title';
ラベル
Title
— タイトル
''
(既定値) | 文字ベクトル | string スカラー
混同行列チャートのタイトル。文字ベクトルまたは string スカラーを指定します。
例: cm = confusionchart(__,'Title','My Title Text')
例: cm.Title = 'My Title Text'
XLabel
— x 軸のラベル
'Predicted class'
(既定値) | string スカラー | 文字ベクトル
x 軸のラベル。string スカラーまたは文字ベクトルを指定します。
例: cm = confusionchart(__,'XLabel','My Label')
例: cm.XLabel = 'My Label'
YLabel
— y 軸のラベル
'True class'
(既定値) | string スカラー | 文字ベクトル
x 軸のラベル。string スカラーまたは文字ベクトルを指定します。
例: cm = confusionchart(__,'YLabel','My Label')
例: cm.YLabel = 'My Label'
ClassLabels
— クラス ラベル
categorical ベクトル | 数値ベクトル | string ベクトル | 文字配列 | 文字ベクトルの cell 配列 | logical ベクトル
この プロパティ は読み取り専用です。
混同行列チャートのクラス ラベル。categorical ベクトル、数値ベクトル、string ベクトル、文字配列、文字ベクトルの cell 配列、または logical ベクトルとして格納されます。
行と列の要約
ColumnSummary
— 列の要約
'off'
(既定値) | 'absolute'
| 'column-normalized'
| 'total-normalized'
混同行列チャートの列の要約。以下のいずれかを指定します。
オプション | 説明 |
---|---|
'off' | 列の要約を表示しません。 |
'absolute' | 各予測クラスについて、正しく分類された観測値と誤って分類された観測値の総数を表示します。 |
'column-normalized' | 各予測クラスについて、正しく分類された観測値と誤って分類された観測値の個数を、対応する予測クラスの観測値数に対する割合で表示します。正しく分類された観測値の割合は、クラス単位の精度 (または陽性の予測値) であると考えることができます。 |
'total-normalized' | 各予測クラスについて、正しく分類された観測値と誤って分類された観測値の個数を、観測値の総数に対する割合で表示します。 |
例: cm = confusionchart(__,'ColumnSummary','column-normalized')
例: cm.ColumnSummary = 'column-normalized'
RowSummary
— 行の要約
'off'
(既定値) | 'absolute'
| 'row-normalized'
| 'total-normalized'
混同行列チャートの行の要約。次のいずれかを指定します。
オプション | 説明 |
---|---|
'off' | 行の要約を表示しません。 |
'absolute' | 真のクラスのそれぞれについて、正しく分類された観測値と誤って分類された観測値の総数を表示します。 |
'row-normalized' | 真のクラスのそれぞれについて、正しく分類された観測値と誤って分類された観測値の個数を、対応する予測クラスの観測値数に対する割合で表示します。正しく分類された観測値の割合は、クラス単位の再現率 (つまり真陽性率) であると考えることができます。 |
'total-normalized' | 真のクラスのそれぞれについて、正しく分類された観測値と誤って分類された観測値の個数を、観測値の総数に対する割合で表示します。 |
例: cm = confusionchart(__,'RowSummary','row-normalized')
例: cm.RowSummary = 'row-normalized'
データ
NormalizedValues
— 混同行列の値
数値行列
この プロパティ は読み取り専用です。
混同行列の値。数値行列として格納されます。このプロパティは、Normalization
プロパティの方式を使用して正規化された混同行列の値に等しくなります。混同行列の正規化値は Normalization
プロパティを変更するたびに再計算されます。
Normalization
— セルの値の正規化
'absolute'
(既定値) | 'column-normalized'
| 'row-normalized'
| 'total-normalized'
セルの値の正規化。次のいずれかを指定します。
オプション | 説明 |
---|---|
'absolute' | 観測値の総数を各セルに表示します。 |
'column-normalized' | 予測クラスが同じである観測値の個数によって各セルの値を正規化します。 |
'row-normalized' | 真のクラスが同じである観測値の個数によって各セルの値を正規化します。 |
'total-normalized' | 観測値の総数によって各セルの値を正規化します。 |
セルの値の正規化を変更すると、セルの色も変更されます。
例: cm = confusionchart(__,'Normalization','total-normalized')
例: cm.Normalization = 'total-normalized'
色とスタイル
GridVisible
— グリッドの可視性の状態
'on'
(既定値) | on/off logical 値
グリッドの可視性の状態。'on'
/'off'
として指定するか、数値または logical の 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true と等価で、'off'
の値は false
と等価です。そのため、このプロパティの値を logical 値として使用できます。この値は、matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として保存されます。
'on'
— チャートの各セルの間にグリッド ラインを表示します。'off'
— チャートの各セルの間にグリッド ラインを表示しません。
例: cm = confusionchart(__,'GridVisible','off')
例: cm.GridVisible = 'off'
DiagonalColor
— 対角線上のセルの色
[0 0.4471 0.7412]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
対角線上のセルの色。RGB 3 成分、16 進数のカラー コード、色の名前または省略名を指定します。対角線上の各セルの色は、セルの値と DiagonalColor
プロパティに比例し、混同行列チャートのセルの最大値に対して正規化されます。正の値のセルには、色の最小値を使用した、DiagonalColor
プロパティに比例する色が付けられます。
RGB 3 成分と 16 進数のカラー コードは、カスタム色の指定に便利です。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素の行ベクトルです。強度は範囲
[0,1]
に含まれていなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数のカラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、0
からF
の範囲にある 16 進数が 3 つまたは 6 つ続く、文字ベクトルまたは string スカラーです。この値では、大文字と小文字は区別されません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、"#f80"
は等価です。
あるいは、一部の一般的な色を名前で指定できます。次の表は、名前が付いた色のオプション、等価な RGB 3 成分、および 16 進数のカラー コードの一覧です。
色の名前 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
以下は、MATLAB® が多くのタイプのプロットで使用する既定の色に対する RGB 3 成分および 16 進数のカラー コードです。
RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
セル ラベルのテキストは、チャートのセルの色に応じた適切な色が自動的に選択されます。
例: cm = confusionchart(__,'DiagonalColor','blue')
例: cm.DiagonalColor = 'blue'
OffDiagonalColor
— 対角線外のセルの色
[0.8510 0.3255 0.0980]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
対角線外のセルの色。RGB 3 成分、16 進数のカラー コード、色の名前または省略名を指定します。対角線上の各セルの色は、セルの値と OffDiagonalColor
プロパティに比例し、混同行列チャートのセルの最大値に対して正規化されます。正の値のセルには、色の最小値を使用した、OffDiagonalColor
プロパティに比例する色が付けられます。
RGB 3 成分と 16 進数のカラー コードは、カスタム色の指定に便利です。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素の行ベクトルです。強度は範囲
[0,1]
に含まれていなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数のカラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、0
からF
の範囲にある 16 進数が 3 つまたは 6 つ続く、文字ベクトルまたは string スカラーです。この値では、大文字と小文字は区別されません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、"#f80"
は等価です。
あるいは、一部の一般的な色を名前で指定できます。次の表は、名前が付いた色のオプション、等価な RGB 3 成分、および 16 進数のカラー コードの一覧です。
色の名前 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
以下は、MATLAB が多くのタイプのプロットで使用する既定の色に対する RGB 3 成分および 16 進数のカラー コードです。
RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
セル ラベルのテキストは、チャートのセルの色に応じた適切な色が自動的に選択されます。
例: cm = confusionchart(__,'OffDiagonalColor','blue')
例: cm.OffDiagonalColor = 'blue'
FontColor
— タイトル、軸ラベルおよびクラス ラベルのテキストの色
[0.1500 0.1500 0.1500]
(既定値) | RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 'r'
| 'g'
| 'b'
| ...
タイトル、軸ラベルおよびクラス ラベルのテキストの色。RGB 3 成分、16 進数のカラー コード、色の名前または省略名として指定します。
RGB 3 成分と 16 進数のカラー コードは、カスタム色の指定に便利です。
RGB 3 成分は、色の赤、緑、青成分の強度を指定する 3 要素の行ベクトルです。強度は範囲
[0,1]
に含まれていなければなりません。たとえば[0.4 0.6 0.7]
のようになります。16 進数のカラー コードは、ハッシュ記号 (
#
) で始まり、0
からF
の範囲にある 16 進数が 3 つまたは 6 つ続く、文字ベクトルまたは string スカラーです。この値では、大文字と小文字は区別されません。したがって、カラー コード"#FF8800"
、"#ff8800"
、"#F80"
、"#f80"
は等価です。
あるいは、一部の一般的な色を名前で指定できます。次の表は、名前が付いた色のオプション、等価な RGB 3 成分、および 16 進数のカラー コードの一覧です。
色の名前 | 省略名 | RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 外観 |
---|---|---|---|---|
"red" | "r" | [1 0 0] | "#FF0000" | |
"green" | "g" | [0 1 0] | "#00FF00" | |
"blue" | "b" | [0 0 1] | "#0000FF" | |
"cyan" | "c" | [0 1 1] | "#00FFFF" | |
"magenta" | "m" | [1 0 1] | "#FF00FF" | |
"yellow" | "y" | [1 1 0] | "#FFFF00" | |
"black" | "k" | [0 0 0] | "#000000" | |
"white" | "w" | [1 1 1] | "#FFFFFF" |
以下は、MATLAB が多くのタイプのプロットで使用する既定の色に対する RGB 3 成分および 16 進数のカラー コードです。
RGB 3 成分 | 16 進数のカラー コード | 外観 |
---|---|---|
[0 0.4470 0.7410] | "#0072BD" | |
[0.8500 0.3250 0.0980] | "#D95319" | |
[0.9290 0.6940 0.1250] | "#EDB120" | |
[0.4940 0.1840 0.5560] | "#7E2F8E" | |
[0.4660 0.6740 0.1880] | "#77AC30" | |
[0.3010 0.7450 0.9330] | "#4DBEEE" | |
[0.6350 0.0780 0.1840] | "#A2142F" |
セル ラベルのテキストは、チャートのセルの色に応じた適切な色が自動的に選択されます。
例: cm = confusionchart(__,'FontColor','blue')
例: cm.FontColor = 'blue'
フォント
FontName
— フォント名
システムがサポートするフォント名
フォント名。システムがサポートするフォント名を指定します。既定のフォントは、オペレーティング システムおよびロケールによって異なります。
例: cm = confusionchart(__,'FontName','Cambria')
例: cm.FontName = 'Cambria'
FontSize
— フォント サイズ
正のスカラー
タイトル、軸ラベル、クラス ラベルおよびセル ラベルのフォント サイズ。正のスカラーを指定します。既定のフォントは、オペレーティング システムおよびロケールによって異なります。
タイトルと軸ラベルには、わずかに大きい (10% 拡大された) フォントが使用されます。セル内にセル ラベルを表示する十分な余地がない場合は、より小さいフォント サイズがセル ラベルに使用されます。セル ラベルが小さくなりすぎた場合は、非表示になります。
例: cm = confusionchart(__,'FontSize',12)
例: cm.FontSize = 12
位置
PositionConstraint
— 維持する位置プロパティ
"outerposition"
| "innerposition"
装飾を追加、削除、変更する際に維持する位置プロパティ。以下のいずれかの値として指定します。
"outerposition"
— タイトルや軸ラベルなどの装飾を追加、削除、変更する際にOuterPosition
プロパティを維持します。位置を調整する必要がある場合、MATLAB はInnerPosition
プロパティの方を調整します。"innerposition"
— タイトルや軸ラベルなどの装飾を追加、削除、変更する際にInnerPosition
プロパティを維持します。位置を調整する必要がある場合、MATLAB はOuterPosition
プロパティの方を調整します。
メモ
親コンテナーが TiledChartLayout
オブジェクトである場合、このプロパティを設定しても効果はありません。
OuterPosition
— 外側のサイズおよび位置
[0 0 1 1]
(既定値) | 4 要素のベクトル
親コンテナー (Figure、パネルまたはタブ) 内の外側のサイズおよび位置。[left bottom width height]
という形式の 4 要素のベクトルを指定します。外側の位置には、タイトル、軸ラベルおよびクラス ラベルが含まれます。
left
およびbottom
要素は、コンテナーの左下隅からチャートの左下隅までの距離を定義します。width
およびheight
要素はチャートのサイズであり、チャートのセルと、周囲のテキストのための余白が含まれます。
既定値 [0 0 1 1]
は、コンテナーの内側全体です。
既定では、値はコンテナーに対して正規化されます。単位を変更するには、Units
プロパティを設定します。
例: cm = confusionchart(__,'OuterPosition',[0.1 0.1 0.8 0.8])
例: cm.OuterPosition = [0.1 0.1 0.8 0.8]
InnerPosition
— 内側のサイズおよび位置
[0.1300 0.1100 0.7750 0.8150]
(既定値) | 4 要素のベクトル
親コンテナー (Figure、パネルまたはタブ) 内のチャートの内側のサイズおよび位置。[left bottom width height]
という形式の 4 要素のベクトルとして返されます。内側の位置には、タイトル、軸ラベルまたはクラス ラベルは含まれません。
left
およびbottom
要素は、コンテナーの左下隅からチャートの左下隅までの距離を定義します。width
およびheight
要素はチャートのサイズであり、チャートのセルのみが含まれます。
例: cm = confusionchart(__,'InnerPosition',[0.1 0.1 0.8 0.8])
例: cm.InnerPosition = [0.1 0.1 0.8 0.8]
Position
— 内側のサイズおよび位置
4 要素のベクトル
親コンテナー (Figure、パネルまたはタブ) 内のチャートの内側のサイズおよび位置。[left bottom width height]
という形式の 4 要素のベクトルとして返されます。このプロパティは、InnerPosition
プロパティと等価です。
Units
— 位置の単位
'normalized'
(既定値) | 'inches'
| 'centimeters'
| 'points'
| 'pixels'
| 'characters'
位置の単位。次のいずれかの値を指定します。
Units | 説明 |
---|---|
'normalized' | コンテナー (通常は Figure またはパネル) に対して正規化します。コンテナーの左下隅は (0,0) 、右下隅は (1,1) に対応します。 |
'inches' | インチ。 |
'centimeters' | センチメートル。 |
'characters' | グラフィックス ルート オブジェクトの既定 uicontrol フォントに基づきます。
|
'points' | タイポグラフィーのポイント数。1 ポイントは 1/72 インチです。 |
'pixels' | ピクセル数。 R2015b 以降、Windows® システムと Macintosh システムではピクセル単位の距離がシステムの解像度に依存しなくなりました。
Linux® システムでは、ピクセルのサイズはシステムの解像度によって決定されます。 |
オブジェクト作成時に単位を名前と値のペアとして指定する場合、これらの単位を使用するプロパティ (OuterPosition
など) を指定する前に、Units
プロパティを設定しなければなりません。
Layout
— レイアウト オプション
空の LayoutOptions
配列 (既定値) | TiledChartLayoutOptions
オブジェクト | GridLayoutOptions
オブジェクト
レイアウト オプション。TiledChartLayoutOptions
オブジェクトまたは GridLayoutOptions
オブジェクトとして指定します。このプロパティは、チャートが、タイル表示チャート レイアウトまたはグリッド レイアウトの場合に便利です。
グリッド レイアウトやタイル表示チャート レイアウトの中でチャートの位置を決めるには、TiledChartLayoutOptions
オブジェクトの Tile
プロパティおよび TileSpan
プロパティを設定します。たとえば、3 行 3 列のタイル表示チャート レイアウトを考えます。このレイアウトでは、中央にタイルのグリッドがあり、外側のエッジに沿って 4 つのタイルがあります。実際には、グリッドは非表示であり、外側のタイルは、軸またはチャートを挿入するまでスペースを占有しません。
次のコードにより、グリッドの 3 番目のタイルにチャート c
が配置されます。
c.Layout.Tile = 3;
チャートが複数のタイルにまたがるようにするには、TileSpan
プロパティを 2 要素ベクトルとして指定します。たとえば、次のチャートは 2
行 3
列のタイルにまたがります。
c.Layout.TileSpan = [2 3];
チャートを周囲のいずれかのタイル内に配置するには、Tile
プロパティを "north"
、"south"
、"east"
、"west"
のいずれかとして指定します。たとえば、値を "east"
に設定すると、チャートがグリッドの右にあるタイル内に配置されます。
c.Layout.Tile = "east";
チャートをアプリ内のレイアウトに配置するには、このプロパティを GridLayoutOptions
オブジェクトとして指定します。アプリ内のグリッド レイアウトの処理に関する詳細については、uigridlayout
を参照してください。
チャートが、タイル表示チャート レイアウトとグリッド レイアウトのいずれの子でもない場合 (たとえば、Figure またはパネルの子である場合)、このプロパティは空であり、効果がありません。
Visible
— 可視性の状態
'on'
(既定値) | on/off logical 値
可視性の状態。'on'
/'off'
として指定するか、数値または logical の 1
(true
) または 0
(false
) として指定します。'on'
の値は true と等価で、'off'
の値は false
と等価です。そのため、このプロパティの値を logical 値として使用できます。この値は、matlab.lang.OnOffSwitchState
型の on/off logical 値として保存されます。
'on'
— チャートを表示します。'off'
— チャートを削除せずに非表示にします。チャートが非表示であっても、そのプロパティにはアクセスできます。
親/子
Parent
— 親コンテナー
Figure
オブジェクト | Panel
オブジェクト | Tab
オブジェクト | TiledChartLayout
オブジェクト | GridLayout
オブジェクト
親コンテナー。Figure
、Panel
、Tab
、TiledChartLayout
、GridLayout
のいずれかのオブジェクトとして指定します。
HandleVisibility
— オブジェクト ハンドルの可視性
'on'
(既定値) | 'off'
| 'callback'
親の Children
プロパティのチャート オブジェクト ハンドルの可視性。次のいずれかの値を指定します。
'on'
— オブジェクト ハンドルは常に表示されます。'off'
— オブジェクト ハンドルは常に非表示になります。このオプションは、別の関数による意図しない UI への変更の防止に役立ちます。このような関数の実行時に一時的にハンドルを非表示にするには、HandleVisibility
を'off'
に設定します。'callback'
— コールバックによって起動されたコールバックまたは関数内ではオブジェクト ハンドルが表示されますが、コマンド ラインから起動された関数内では表示されません。このオプションは、コマンド ラインにおけるオブジェクトへのアクセスを阻止しますが、コールバック関数によるアクセスは許可します。
親の Children
プロパティにオブジェクトがリストされていない場合、オブジェクト階層を探索するかハンドルのプロパティを問い合わせることによってオブジェクト ハンドルを取得する関数は、オブジェクト ハンドルを返すことができません。これには、get
、findobj
、gca
、gcf
、gco
、newplot
、cla
、clf
、close
が含まれます。
非表示のオブジェクト ハンドルは、依然として有効です。ルートの ShowHiddenHandles
プロパティを 'on'
に設定すると、HandleVisibility
プロパティの設定に関係なく、すべてのオブジェクト ハンドルがリストされます。
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