fitrnet
構文
説明
fitrnet は、全結合のフィードフォワード ニューラル ネットワークなど、回帰用のニューラル ネットワークの学習に使用します。全結合のフィードフォワード ネットワークでは、最初の全結合層にネットワーク入力 (予測子データ) からの結合があり、後続の各層に前の層からの結合があります。各全結合層では、入力に重み行列が乗算されてからバイアス ベクトルが加算されます。最終層を除く各全結合層の後には活性化関数が続きます。最終全結合層によってネットワークの出力、つまり予測応答値が生成されます。詳細については、ニューラル ネットワークの構造を参照してください。
は、table Mdl = fitrnet(Tbl,ResponseVarName)Tbl 内の予測子と table 変数 ResponseVarName 内の応答値を使用して学習させたニューラル ネットワーク回帰モデル Mdl を返します。
配列の ResponseVarName を使用して複数の応答変数を指定できます。 (R2024b 以降)
では、前の構文におけるいずれかの入力引数の組み合わせに加えて、1 つ以上の名前と値の引数を使用してオプションを指定します。たとえば、名前と値の引数 Mdl = fitrnet(___,Name=Value)LayerSizes や Activations を指定して、全結合層の出力の数や活性化関数を調整できます。
収束制御、交差検証、およびハイパーパラメーター最適化のオプションは、多重応答回帰ではサポートされません。
[ は、名前と値の引数 Mdl,AggregateOptimizationResults] = fitrnet(___)OptimizeHyperparameters と HyperparameterOptimizationOptions が指定されている場合に、ハイパーパラメーターの最適化の結果が格納された AggregateOptimizationResults も返します。HyperparameterOptimizationOptions の ConstraintType オプションと ConstraintBounds オプションも指定する必要があります。この構文を使用すると、交差検証損失ではなくコンパクトなモデル サイズに基づいて最適化したり、オプションは同じでも制約範囲は異なる複数の一連の最適化問題を実行したりできます。
ハイパーパラメーター最適化のオプションは、多重応答回帰ではサポートされません。
例
ニューラル ネットワーク回帰モデルに学習させ、テスト セットでモデルの性能を評価します。
carbig データ セットを読み込みます。このデータ セットには、1970 年代と 1980 年代初期に製造された自動車の測定値が格納されています。Acceleration、Displacement などの予測子変数と応答変数 MPG が格納された table を作成します。
load carbig cars = table(Acceleration,Displacement,Horsepower, ... Model_Year,Origin,Weight,MPG);
cars から table に欠損値がある行を削除します。
cars = rmmissing(cars);
米国製かどうかに基づいて、自動車を分類します。
cars.Origin = categorical(cellstr(cars.Origin)); cars.Origin = mergecats(cars.Origin,["France","Japan",... "Germany","Sweden","Italy","England"],"NotUSA");
データを学習セットとテスト セットに分割します。観測値の約 80% をニューラル ネットワーク モデルの学習に使用し、観測値の約 20% を学習済みモデルの新しいデータでの性能のテストに使用します。cvpartition を使用してデータを分割します。
rng("default") % For reproducibility of the data partition c = cvpartition(height(cars),"Holdout",0.20); trainingIdx = training(c); % Training set indices carsTrain = cars(trainingIdx,:); testIdx = test(c); % Test set indices carsTest = cars(testIdx,:);
学習データ carsTrain を関数 fitrnet に渡して、ニューラル ネットワーク回帰モデルに学習させます。より良い結果を得るために、予測子データを標準化するように指定します。
Mdl = fitrnet(carsTrain,"MPG","Standardize",true)
Mdl =
RegressionNeuralNetwork
PredictorNames: {'Acceleration' 'Displacement' 'Horsepower' 'Model_Year' 'Origin' 'Weight'}
ResponseName: 'MPG'
CategoricalPredictors: 5
ResponseTransform: 'none'
NumObservations: 314
LayerSizes: 10
Activations: 'relu'
OutputLayerActivation: 'none'
Solver: 'LBFGS'
ConvergenceInfo: [1×1 struct]
TrainingHistory: [708×7 table]
Properties, Methods
Mdl は学習させた RegressionNeuralNetwork モデルです。ドット表記を使用して Mdl のプロパティにアクセスできます。たとえば、Mdl.TrainingHistory と指定すると、ニューラル ネットワーク モデルの学習履歴についての詳細情報を取得できます。
検定の平均二乗誤差 (MSE) を計算して、テスト セットで回帰モデルの性能を評価します。MSE の値が小さいほど、パフォーマンスが優れていることを示します。
testMSE = loss(Mdl,carsTest,"MPG")testMSE = 7.1092
ニューラル ネットワークの全結合層を構成します。
carbig データ セットを読み込みます。このデータ セットには、1970 年代と 1980 年代初期に製造された自動車の測定値が格納されています。予測子変数 Acceleration、Cylinders などが含まれている行列 X を作成します。応答変数 MPG を変数 Y に保存します。
load carbig
X = [Acceleration Cylinders Displacement Weight];
Y = MPG;X および Y からいずれかの配列に欠損値がある行を削除します。
R = rmmissing([X Y]); X = R(:,1:end-1); Y = R(:,end);
データを学習データ (XTrain および YTrain) とテスト データ (XTest および YTest) に分割します。観測値の約 20% を検定用に予約し、残りの観測値を学習に使用します。
rng("default") % For reproducibility of the partition c = cvpartition(length(Y),"Holdout",0.20); trainingIdx = training(c); % Indices for the training set XTrain = X(trainingIdx,:); YTrain = Y(trainingIdx); testIdx = test(c); % Indices for the test set XTest = X(testIdx,:); YTest = Y(testIdx);
ニューラル ネットワーク回帰モデルに学習させます。予測子データを標準化するように指定し、最初の全結合層の出力数を 30、2 番目の全結合層の出力数を 10 に指定します。既定では、どちらの層でも正規化線形ユニット (ReLU) 活性化関数が使用されます。全結合層の活性化関数は、名前と値の引数 Activations を使用して変更できます。
Mdl = fitrnet(XTrain,YTrain,"Standardize",true, ... "LayerSizes",[30 10])
Mdl =
RegressionNeuralNetwork
ResponseName: 'Y'
CategoricalPredictors: []
ResponseTransform: 'none'
NumObservations: 319
LayerSizes: [30 10]
Activations: 'relu'
OutputLayerActivation: 'none'
Solver: 'LBFGS'
ConvergenceInfo: [1×1 struct]
TrainingHistory: [1000×7 table]
Properties, Methods
Mdl の LayerWeights プロパティと LayerBiases プロパティを使用して、学習させたモデルの全結合層の重みとバイアスにアクセスします。各プロパティの最初の 2 つの要素が最初の 2 つの全結合層の値に対応し、3 番目の要素が回帰用の最終全結合層の値に対応します。たとえば、最初の全結合層の重みとバイアスを表示します。
Mdl.LayerWeights{1}ans = 30×4
0.0123 0.0117 -0.0094 0.1175
-0.4081 -0.7849 -0.7201 -2.1720
0.6041 0.1680 -2.3952 0.0934
-3.2332 -2.8360 -1.8264 -1.5723
0.5851 1.5370 1.4623 0.6742
-0.2106 1.2830 -1.7489 -1.5556
0.4800 0.1012 -1.0044 -0.7959
1.8015 -0.5272 -0.7670 0.7496
-1.1428 -0.9902 0.2436 1.2288
-0.0833 -2.4265 0.8388 1.8597
0.1069 -0.6754 -2.4190 -2.1763
-0.4008 1.1705 2.0588 0.2282
0.6358 -0.4830 -1.6925 -1.1925
-0.9572 -1.2231 1.1647 1.0479
-0.5559 -0.0917 -3.6854 1.2579
⋮
Mdl.LayerBiases{1}ans = 30×1
-0.4450
-0.8751
-0.3872
-1.1345
0.4499
-2.1555
2.2111
1.2040
-1.4595
0.4639
-1.5912
-0.5617
0.6513
-2.0560
-2.2856
⋮
最終全結合層の出力は 1 つです。層の出力の数は、層の重みと層のバイアスの最初の次元に対応します。
size(Mdl.LayerWeights{end})ans = 1×2
1 10
size(Mdl.LayerBiases{end})ans = 1×2
1 1
学習させたモデルの性能を推定するには、Mdl のテスト セットの平均二乗誤差 (MSE) を計算します。MSE の値が小さいほど、パフォーマンスが優れていることを示します。
testMSE = loss(Mdl,XTest,YTest)
testMSE = 18.3681
テスト セットの予測応答値と実際の応答値を比較します。予測されるガロンあたりの走行マイル数 (MPG) を縦軸に、実際の MPG を横軸にしてプロットします。基準線上にある点は予測が正しいことを示します。優れたモデルでは、生成された予測が線の近くに分布します。
testPredictions = predict(Mdl,XTest); plot(YTest,testPredictions,".") hold on plot(YTest,YTest) hold off xlabel("True MPG") ylabel("Predicted MPG")

R2025a 以降
Deep Learning Toolbox™ を使用してカスタムのニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定します。
全結合層が直列に接続されたニューラル ネットワークを指定するには、LayerSizes 引数などの引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを構成します。さらに複雑なアーキテクチャをもつニューラル ネットワーク (スキップ接続をもつニューラル ネットワークなど) の場合は、名前と値の引数 Network で dlnetwork オブジェクトを使用してアーキテクチャを指定できます。
carbig データ セットを読み込みます。
load carbig
X = [Acceleration Cylinders Displacement Weight];
Y = MPG;いずれかの配列に欠損値があるデータの行を削除します。
R = rmmissing([X Y]); X = R(:,1:end-1); Y = R(:,end);
データを学習データ (XTrain および YTrain) とテスト データ (XTest および YTest) に分割します。観測値の約 20% を検定用に予約し、残りの観測値を学習に使用します。
rng("default") % For reproducibility of the partition c = cvpartition(length(Y),Holdout=0.2); trainingIdx = training(c); % Indices for the training set XTrain = X(trainingIdx,:); YTrain = Y(trainingIdx); testIdx = test(c); % Indices for the test set XTest = X(testIdx,:); YTest = Y(testIdx);
次の特性をもつニューラル ネットワーク アーキテクチャを定義します。
予測子の数と一致する入力サイズをもつ特徴入力層。
3 つの全結合層とそれに続く ReLU 層が直列に接続され、全結合層の出力サイズは 12、2 番目と 3 番目の全結合層の後には加算層がある。
2 番目と 3 番目の全結合層についてのスキップ接続。加算層を使用。
応答の数と一致する出力サイズをもつ最終全結合層。
inputSize = size(XTrain,2);
outputSize = size(YTrain,2);
net = dlnetwork;
layers = [
featureInputLayer(inputSize)
fullyConnectedLayer(12)
reluLayer(Name="relu1")
fullyConnectedLayer(12)
additionLayer(2,Name="add2")
reluLayer(Name="relu2")
fullyConnectedLayer(12)
additionLayer(2,Name="add3")
reluLayer
fullyConnectedLayer(outputSize)];
net = addLayers(net,layers);
net = connectLayers(net,"relu1","add2/in2");
net = connectLayers(net,"relu2","add3/in2");ニューラル ネットワーク アーキテクチャをプロットで可視化します。
figure plot(net)

ニューラル ネットワーク回帰モデルに学習させます。
Mdl = fitrnet(XTrain,YTrain,Network=net,Standardize=true)
Mdl =
RegressionNeuralNetwork
ResponseName: 'Y'
CategoricalPredictors: []
ResponseTransform: 'none'
NumObservations: 319
LayerSizes: []
Activations: ''
OutputLayerActivation: ''
Solver: 'LBFGS'
ConvergenceInfo: [1×1 struct]
TrainingHistory: [1000×5 table]
View network information using dlnetwork.
Properties, Methods
検定の平均二乗誤差 (MSE) を計算して、テスト セットで回帰モデルの性能を評価します。値が小さいほど、予測精度が高いことを示します。
testMSE = loss(Mdl,XTest,YTest)
testMSE = 14.3926
学習プロセスの各反復でニューラル ネットワークの検証損失を計算します。検証損失が妥当な値まで小さくなったら、その時点で学習プロセスを早期に停止します。
patients データ セットを読み込みます。データ セットから table を作成します。各行が 1 人の患者に対応し、各列が診断の変数に対応します。変数 Systolic を応答変数として使用し、残りの変数を予測子として使用します。
load patients
tbl = table(Age,Diastolic,Gender,Height,Smoker,Weight,Systolic);データを学習セット tblTrain と検証セット tblValidation に分割します。観測値の約 30% が検証データ用に予約され、残りの観測値が学習データ セットに使用されます。
rng("default") % For reproducibility of the partition c = cvpartition(size(tbl,1),"Holdout",0.30); trainingIndices = training(c); validationIndices = test(c); tblTrain = tbl(trainingIndices,:); tblValidation = tbl(validationIndices,:);
学習セットを使用してニューラル ネットワーク回帰モデルに学習させます。tblTrain の列 Systolic を応答変数として指定します。検証セットを使用して各反復でモデルを評価します。名前と値の引数 Verbose を使用して、各反復で学習データを表示するように指定します。既定では、検証損失が 6 回連続でそれまでに計算された検証損失の最小値以上になると、その時点で学習プロセスが早期に終了します。検証損失が最小値以上になる許容回数を変更するには、名前と値の引数 ValidationPatience を指定します。
Mdl = fitrnet(tblTrain,"Systolic", ... "ValidationData",tblValidation, ... "Verbose",1);
|==========================================================================================| | Iteration | Train Loss | Gradient | Step | Iteration | Validation | Validation | | | | | | Time (sec) | Loss | Checks | |==========================================================================================| | 1| 516.021993| 3220.880047| 0.644473| 0.009854| 568.289202| 0| | 2| 313.056754| 229.931405| 0.067026| 0.004410| 304.023695| 0| | 3| 308.461807| 277.166516| 0.011122| 0.001426| 296.935608| 0| | 4| 262.492770| 844.627934| 0.143022| 0.000418| 240.559640| 0| | 5| 169.558740| 1131.714363| 0.336463| 0.000313| 152.531663| 0| | 6| 89.134368| 362.084104| 0.382677| 0.000703| 83.147478| 0| | 7| 83.309729| 994.830303| 0.199923| 0.000327| 76.634122| 0| | 8| 70.731524| 327.637362| 0.041366| 0.000306| 66.421750| 0| | 9| 66.650091| 124.369963| 0.125232| 0.000286| 65.914063| 0| | 10| 66.404753| 36.699328| 0.016768| 0.000315| 65.357335| 0| |==========================================================================================| | Iteration | Train Loss | Gradient | Step | Iteration | Validation | Validation | | | | | | Time (sec) | Loss | Checks | |==========================================================================================| | 11| 66.357143| 46.712988| 0.009405| 0.000916| 65.306106| 0| | 12| 66.268225| 54.079264| 0.007953| 0.000891| 65.234391| 0| | 13| 65.788550| 99.453225| 0.030942| 0.000306| 64.869708| 0| | 14| 64.821095| 186.344649| 0.048078| 0.000290| 64.191533| 0| | 15| 62.353896| 319.273873| 0.107160| 0.000303| 62.618374| 0| | 16| 57.836593| 447.826470| 0.184985| 0.000309| 60.087065| 0| | 17| 51.188884| 524.631067| 0.253062| 0.000305| 56.646294| 0| | 18| 41.755601| 189.072516| 0.318515| 0.000346| 49.046823| 0| | 19| 37.539854| 78.602559| 0.382284| 0.000297| 44.633562| 0| | 20| 36.845322| 151.837884| 0.211286| 0.000282| 47.291367| 1| |==========================================================================================| | Iteration | Train Loss | Gradient | Step | Iteration | Validation | Validation | | | | | | Time (sec) | Loss | Checks | |==========================================================================================| | 21| 36.218289| 62.826818| 0.142748| 0.000316| 46.139104| 2| | 22| 35.776921| 53.606315| 0.215188| 0.000321| 46.170460| 3| | 23| 35.729085| 24.400342| 0.060096| 0.001018| 45.318023| 4| | 24| 35.622031| 9.602277| 0.121153| 0.000311| 45.791861| 5| | 25| 35.573317| 10.735070| 0.126854| 0.000397| 46.062826| 6| |==========================================================================================|
各反復における学習平均二乗誤差 (MSE) と検証 MSE を比較するプロットを作成します。既定では、fitrnet はオブジェクト Mdl の TrainingHistory プロパティに損失の情報を格納します。この情報にドット表記を使用してアクセスできます。
iteration = Mdl.TrainingHistory.Iteration; trainLosses = Mdl.TrainingHistory.TrainingLoss; valLosses = Mdl.TrainingHistory.ValidationLoss; plot(iteration,trainLosses,iteration,valLosses) legend(["Training","Validation"]) xlabel("Iteration") ylabel("Mean Squared Error")

検証 MSE が最小になる対応する反復を確認します。最終的に返されるモデル Mdl は、この反復で学習させたモデルになります。
[~,minIdx] = min(valLosses); iteration(minIdx)
ans = 19
ニューラル ネットワーク モデルの交差検証損失をさまざまな正則化強度で評価し、モデルの性能が最も高くなる対応する正則化強度を選択します。
carbig データ セットを読み込みます。このデータ セットには、1970 年代と 1980 年代初期に製造された自動車の測定値が格納されています。Acceleration、Displacement などの予測子変数と応答変数 MPG が格納された table を作成します。
load carbig cars = table(Acceleration,Displacement,Horsepower, ... Model_Year,Origin,Weight,MPG);
cars から table に欠損値がある行を削除します。
cars = rmmissing(cars);
米国製かどうかに基づいて、自動車を分類します。
cars.Origin = categorical(cellstr(cars.Origin)); cars.Origin = mergecats(cars.Origin,["France","Japan", ... "Germany","Sweden","Italy","England"],"NotUSA");
5 分割交差検証用に cvpartition オブジェクトを作成します。cvp を使用して、各分割の観測値の数がほぼ同じになるようにデータを 5 つの分割に分割します。分割の再現性を得るため、乱数シードを既定値に設定します。
rng("default") n = size(cars,1); cvp = cvpartition(n,"KFold",5);
さまざまな正則化強度でニューラル ネットワーク回帰モデルの交差検証平均二乗誤差 (MSE) を計算します。1/n に基づく正則化強度を試します。n は観測値の数です。ニューラル ネットワーク モデルに学習させる前にデータを標準化するように指定します。
1/n
ans = 0.0026
lambda = (0:0.5:5)*1e-3; cvloss = zeros(length(lambda),1); for i = 1:length(lambda) cvMdl = fitrnet(cars,"MPG","Lambda",lambda(i), ... "CVPartition",cvp,"Standardize",true); cvloss(i) = kfoldLoss(cvMdl); end
結果をプロットします。最小の交差検証 MSE に対応する正則化強度を求めます。
plot(lambda,cvloss) xlabel("Regularization Strength") ylabel("Cross-Validation Loss")

[~,idx] = min(cvloss); bestLambda = lambda(idx)
bestLambda = 0.0045
正則化強度 bestLambda を使用してニューラル ネットワーク回帰モデルに学習させます。
Mdl = fitrnet(cars,"MPG","Lambda",bestLambda, ... "Standardize",true)
Mdl =
RegressionNeuralNetwork
PredictorNames: {'Acceleration' 'Displacement' 'Horsepower' 'Model_Year' 'Origin' 'Weight'}
ResponseName: 'MPG'
CategoricalPredictors: 5
ResponseTransform: 'none'
NumObservations: 392
LayerSizes: 10
Activations: 'relu'
OutputLayerActivation: 'none'
Solver: 'LBFGS'
ConvergenceInfo: [1×1 struct]
TrainingHistory: [761×7 table]
Properties, Methods
OptimizeHyperparameters 引数を使用して、誤差の小さいニューラル ネットワークを作成します。この引数により、fitrnet はベイズ最適化を使用し、問題のある一部のハイパーパラメーターに対して交差検証損失を最小化します。
carbig データ セットを読み込みます。このデータ セットには、1970 年代と 1980 年代初期に製造された自動車の測定値が格納されています。Acceleration、Displacement などの予測子変数と応答変数 MPG が格納された table を作成します。
load carbig cars = table(Acceleration,Displacement,Horsepower, ... Model_Year,Origin,Weight,MPG);
cars から table に欠損値がある行を削除します。
cars = rmmissing(cars);
米国製かどうかに基づいて、自動車を分類します。
cars.Origin = categorical(cellstr(cars.Origin)); cars.Origin = mergecats(cars.Origin,["France","Japan",... "Germany","Sweden","Italy","England"],"NotUSA");
データを学習セットとテスト セットに分割します。観測値の約 80% をニューラル ネットワーク モデルの学習に使用し、観測値の約 20% を学習済みモデルの新しいデータでの性能のテストに使用します。cvpartition を使用してデータを分割します。
rng("default") % For reproducibility of the data partition c = cvpartition(height(cars),"Holdout",0.20); trainingIdx = training(c); % Training set indices carsTrain = cars(trainingIdx,:); testIdx = test(c); % Test set indices carsTest = cars(testIdx,:);
"auto" に設定された OptimizeHyperparameters 引数を使用して、回帰ニューラル ネットワークに学習させます。再現性を得るために、HyperparameterOptimizationOptions 構造体の AcquisitionFunctionName を "expected-improvement-plus" に設定します。fitrnet は、既定ではベイズ最適化を実行します。グリッド探索またはランダム探索を使用するために、HyperparameterOptimizationOptions の Optimizer フィールドを設定します。
rng("default") % For reproducibility Mdl = fitrnet(carsTrain,"MPG","OptimizeHyperparameters","auto", ... "HyperparameterOptimizationOptions",struct("AcquisitionFunctionName","expected-improvement-plus"))
|============================================================================================================================================|
| Iter | Eval | Objective: | Objective | BestSoFar | BestSoFar | Activations | Standardize | Lambda | LayerSizes |
| | result | log(1+loss) | runtime | (observed) | (estim.) | | | | |
|============================================================================================================================================|
| 1 | Best | 2.223 | 9.231 | 2.223 | 2.223 | relu | true | 3.841 | [101 47 15] |
| 2 | Accept | 3.0797 | 6.4178 | 2.223 | 2.2571 | sigmoid | false | 7.5401e-07 | [100 17] |
| 3 | Best | 2.1171 | 2.4398 | 2.1171 | 2.1312 | relu | true | 0.01569 | 15 |
| 4 | Accept | 2.5142 | 4.2068 | 2.1171 | 2.1326 | none | true | 0.00016461 | [ 2 145 8] |
| 5 | Accept | 3.0246 | 0.26994 | 2.1171 | 2.1172 | relu | true | 5.4264e-08 | 1 |
| 6 | Accept | 2.9859 | 0.77249 | 2.1171 | 2.171 | relu | true | 0.1243 | [ 5 1] |
| 7 | Accept | 2.14 | 2.5549 | 2.1171 | 2.1173 | relu | true | 0.0082696 | 17 |
| 8 | Accept | 2.7596 | 0.41156 | 2.1171 | 2.1173 | relu | true | 5.8567 | 72 |
| 9 | Accept | 3.0702 | 6.3673 | 2.1171 | 2.1173 | relu | true | 4.4611e-07 | [ 77 24 12] |
| 10 | Accept | 2.2126 | 1.8954 | 2.1171 | 2.1177 | relu | true | 4.1722e-07 | 9 |
| 11 | Accept | 2.9998 | 16.958 | 2.1171 | 2.1177 | relu | true | 0.00088575 | [250 47 63] |
| 12 | Accept | 3.3504 | 11.524 | 2.1171 | 2.1173 | relu | true | 1.2716e-06 | [103 55 15] |
| 13 | Accept | 2.223 | 1.7197 | 2.1171 | 2.1174 | relu | true | 0.0003368 | 10 |
| 14 | Accept | 6.4098 | 0.22799 | 2.1171 | 2.1301 | relu | true | 251.71 | [ 67 34 275] |
| 15 | Accept | 6.412 | 0.12626 | 2.1171 | 2.1175 | relu | true | 298.04 | [ 30 23 10] |
| 16 | Accept | 2.1882 | 1.6043 | 2.1171 | 2.1176 | relu | true | 5.2998e-05 | 6 |
| 17 | Accept | 2.5141 | 0.46234 | 2.1171 | 2.1176 | none | true | 0.0031007 | 4 |
| 18 | Accept | 2.5139 | 2.2299 | 2.1171 | 2.1176 | none | true | 0.07401 | [ 33 16 83] |
| 19 | Accept | 2.5756 | 0.10945 | 2.1171 | 2.1173 | none | true | 1.6796 | 2 |
| 20 | Best | 2.0906 | 8.1833 | 2.0906 | 2.0906 | relu | true | 0.58373 | [ 13 58 65] |
|============================================================================================================================================|
| Iter | Eval | Objective: | Objective | BestSoFar | BestSoFar | Activations | Standardize | Lambda | LayerSizes |
| | result | log(1+loss) | runtime | (observed) | (estim.) | | | | |
|============================================================================================================================================|
| 21 | Accept | 2.4488 | 2.5839 | 2.0906 | 2.091 | relu | true | 3.4514e-06 | 26 |
| 22 | Accept | 2.5142 | 3.9131 | 2.0906 | 2.091 | none | true | 3.9367e-06 | 255 |
| 23 | Accept | 2.5142 | 0.21115 | 2.0906 | 2.0909 | none | true | 9.1909e-08 | [ 27 12 14] |
| 24 | Accept | 6.3852 | 0.32065 | 2.0906 | 2.0908 | none | true | 91.409 | [ 27 193 71] |
| 25 | Accept | 2.5312 | 15.695 | 2.0906 | 2.0908 | sigmoid | false | 0.00062 | [165 66] |
| 26 | Accept | 2.588 | 4.0838 | 2.0906 | 2.0908 | sigmoid | false | 0.035987 | 100 |
| 27 | Accept | 3.9253 | 6.7469 | 2.0906 | 2.0908 | sigmoid | false | 3.0045 | [ 5 296] |
| 28 | Accept | 2.1903 | 8.4032 | 2.0906 | 2.0911 | relu | true | 1.1661 | [ 3 300 232] |
| 29 | Accept | 2.5142 | 2.5771 | 2.0906 | 2.0912 | none | true | 1.636e-06 | [ 1 294 27] |
| 30 | Accept | 2.1336 | 6.7976 | 2.0906 | 2.0911 | relu | true | 0.039606 | [ 4 299] |
__________________________________________________________
Optimization completed.
MaxObjectiveEvaluations of 30 reached.
Total function evaluations: 30
Total elapsed time: 138.7963 seconds
Total objective function evaluation time: 129.0442
Best observed feasible point:
Activations Standardize Lambda LayerSizes
___________ ___________ _______ ______________
relu true 0.58373 13 58 65
Observed objective function value = 2.0906
Estimated objective function value = 2.0911
Function evaluation time = 8.1833
Best estimated feasible point (according to models):
Activations Standardize Lambda LayerSizes
___________ ___________ _______ ______________
relu true 0.58373 13 58 65
Estimated objective function value = 2.0911
Estimated function evaluation time = 8.1846

Mdl =
RegressionNeuralNetwork
PredictorNames: {'Acceleration' 'Displacement' 'Horsepower' 'Model_Year' 'Origin' 'Weight'}
ResponseName: 'MPG'
CategoricalPredictors: 5
ResponseTransform: 'none'
NumObservations: 314
HyperparameterOptimizationResults: [1×1 BayesianOptimization]
LayerSizes: [13 58 65]
Activations: 'relu'
OutputLayerActivation: 'none'
Solver: 'LBFGS'
ConvergenceInfo: [1×1 struct]
TrainingHistory: [1000×7 table]
Properties, Methods
テスト データ セットで、結果のモデルの平均二乗誤差を求めます。
testMSE = loss(Mdl,carsTest,"MPG")testMSE = 7.3273
OptimizeHyperparameters 引数を使用して、誤差の小さいニューラル ネットワークを作成します。この引数により、fitrnet は交差検証誤差の小さいモデルを与えるハイパーパラメーターを検索します。関数 hyperparameters を使用して、使用する層数および層のサイズの範囲に既定より大きい値を指定します。
carbig データ セットを読み込みます。このデータ セットには、1970 年代と 1980 年代初期に製造された自動車の測定値が格納されています。Acceleration、Displacement などの予測子変数と応答変数 MPG が格納された table を作成します。
load carbig cars = table(Acceleration,Displacement,Horsepower, ... Model_Year,Origin,Weight,MPG);
cars から table に欠損値がある行を削除します。
cars = rmmissing(cars);
米国製かどうかに基づいて、自動車を分類します。
cars.Origin = categorical(cellstr(cars.Origin)); cars.Origin = mergecats(cars.Origin,["France","Japan",... "Germany","Sweden","Italy","England"],"NotUSA");
データを学習セットとテスト セットに分割します。観測値の約 80% をニューラル ネットワーク モデルの学習に使用し、観測値の約 20% を学習済みモデルの新しいデータでの性能のテストに使用します。cvpartition を使用してデータを分割します。
rng("default") % For reproducibility of the data partition c = cvpartition(height(cars),"Holdout",0.20); trainingIdx = training(c); % Training set indices carsTrain = cars(trainingIdx,:); testIdx = test(c); % Test set indices carsTest = cars(testIdx,:);
MPG 応答を当てはめるこの問題に利用可能なハイパーパラメーターをリストします。
params = hyperparameters("fitrnet",carsTrain,"MPG"); for ii = 1:length(params) disp(ii);disp(params(ii)) end
1
optimizableVariable with properties:
Name: 'NumLayers'
Range: [1 3]
Type: 'integer'
Transform: 'none'
Optimize: 1
2
optimizableVariable with properties:
Name: 'Activations'
Range: {'relu' 'tanh' 'sigmoid' 'none'}
Type: 'categorical'
Transform: 'none'
Optimize: 1
3
optimizableVariable with properties:
Name: 'Standardize'
Range: {'true' 'false'}
Type: 'categorical'
Transform: 'none'
Optimize: 1
4
optimizableVariable with properties:
Name: 'Lambda'
Range: [3.1847e-08 318.4713]
Type: 'real'
Transform: 'log'
Optimize: 1
5
optimizableVariable with properties:
Name: 'LayerWeightsInitializer'
Range: {'glorot' 'he'}
Type: 'categorical'
Transform: 'none'
Optimize: 0
6
optimizableVariable with properties:
Name: 'LayerBiasesInitializer'
Range: {'zeros' 'ones'}
Type: 'categorical'
Transform: 'none'
Optimize: 0
7
optimizableVariable with properties:
Name: 'Layer_1_Size'
Range: [1 300]
Type: 'integer'
Transform: 'log'
Optimize: 1
8
optimizableVariable with properties:
Name: 'Layer_2_Size'
Range: [1 300]
Type: 'integer'
Transform: 'log'
Optimize: 1
9
optimizableVariable with properties:
Name: 'Layer_3_Size'
Range: [1 300]
Type: 'integer'
Transform: 'log'
Optimize: 1
10
optimizableVariable with properties:
Name: 'Layer_4_Size'
Range: [1 300]
Type: 'integer'
Transform: 'log'
Optimize: 0
11
optimizableVariable with properties:
Name: 'Layer_5_Size'
Range: [1 300]
Type: 'integer'
Transform: 'log'
Optimize: 0
既定の 1 ~ 3 より多くの層を試すために、NumLayers (最適化可能な変数 1) の範囲を許容される最大サイズ [1 5] に設定します。また、Layer_4_Size および Layer_5_Size (それぞれ最適化可能な変数 10 および 11) を最適化されるように設定します。
params(1).Range = [1 5]; params(10).Optimize = true; params(11).Optimize = true;
すべての層のサイズは、範囲 (最適化可能な変数 7 ~ 11) を既定値 [1 300] ではなく [1 400] に設定します。
for ii = 7:11 params(ii).Range = [1 400]; end
params に設定された OptimizeHyperparameters 引数を使用して、回帰ニューラル ネットワークに学習させます。再現性を得るために、HyperparameterOptimizationOptions 構造体 の AcquisitionFunctionName を "expected-improvement-plus" に設定します。より適切な解を得るために、最適化のステップ数を既定値の 30 ではなく 60 に設定します。
rng("default") % For reproducibility Mdl = fitrnet(carsTrain,"MPG","OptimizeHyperparameters",params, ... "HyperparameterOptimizationOptions", ... struct("AcquisitionFunctionName","expected-improvement-plus", ... "MaxObjectiveEvaluations",60))
|============================================================================================================================================|
| Iter | Eval | Objective: | Objective | BestSoFar | BestSoFar | Activations | Standardize | Lambda | LayerSizes |
| | result | log(1+loss) | runtime | (observed) | (estim.) | | | | |
|============================================================================================================================================|
| 1 | Best | 4.9294 | 0.35241 | 4.9294 | 4.9294 | sigmoid | false | 70.242 | [ 3 22 223] |
| 2 | Best | 2.211 | 3.976 | 2.211 | 2.3191 | relu | true | 0.089397 | [ 2 95] |
| 3 | Accept | 2.7225 | 23.043 | 2.211 | 2.2929 | sigmoid | false | 2.5899e-07 | [303 60 59] |
| 4 | Accept | 3.5246 | 4.4994 | 2.211 | 2.2883 | relu | false | 5.1748e-05 | [102 5 15 1] |
| 5 | Accept | 2.2357 | 3.2875 | 2.211 | 2.2164 | relu | true | 0.095678 | [ 2 68] |
| 6 | Accept | 3.0174 | 1.3174 | 2.211 | 2.2144 | relu | true | 0.0031767 | [ 2 1] |
| 7 | Accept | 2.3385 | 0.64635 | 2.211 | 2.2199 | relu | true | 0.043248 | 2 |
| 8 | Accept | 4.8512 | 0.52613 | 2.211 | 2.2199 | relu | true | 3.387 | [ 2 23 5 1] |
| 9 | Accept | 2.4583 | 0.16388 | 2.211 | 2.2236 | relu | true | 1.0849 | [ 1 10] |
| 10 | Accept | 3.1863 | 3.8647 | 2.211 | 2.2237 | relu | true | 0.061861 | [ 63 1 1 112] |
| 11 | Accept | 3.8592 | 3.3615 | 2.211 | 2.2235 | relu | true | 0.20233 | [ 2 45 1 4 59] |
| 12 | Accept | 3.3752 | 3.4719 | 2.211 | 2.2111 | relu | true | 1.556e-05 | [ 4 18 1 104] |
| 13 | Accept | 6.4116 | 0.15784 | 2.211 | 2.2198 | relu | true | 287.34 | [ 34 196] |
| 14 | Accept | 2.3537 | 0.21589 | 2.211 | 2.2104 | relu | true | 5.3986 | [ 2 12] |
| 15 | Accept | 3.1122 | 0.077105 | 2.211 | 2.2109 | relu | true | 7.2543 | 1 |
| 16 | Accept | 6.4092 | 0.11676 | 2.211 | 2.2142 | relu | true | 241.19 | [ 1 389] |
| 17 | Best | 2.1517 | 0.69926 | 2.1517 | 2.1523 | relu | true | 0.24096 | 4 |
| 18 | Best | 2.1273 | 0.87139 | 2.1273 | 2.1274 | relu | true | 0.11077 | 5 |
| 19 | Accept | 4.1318 | 0.14418 | 2.1273 | 2.1274 | sigmoid | false | 4.8026e-06 | [ 12 106 59] |
| 20 | Accept | 2.2859 | 0.61843 | 2.1273 | 2.1269 | relu | true | 8.3707 | [ 2 9 1 5 9] |
|============================================================================================================================================|
| Iter | Eval | Objective: | Objective | BestSoFar | BestSoFar | Activations | Standardize | Lambda | LayerSizes |
| | result | log(1+loss) | runtime | (observed) | (estim.) | | | | |
|============================================================================================================================================|
| 21 | Accept | 2.1981 | 11.621 | 2.1273 | 2.1265 | relu | true | 4.0719 | [203 124 1 62] |
| 22 | Accept | 4.1318 | 0.117 | 2.1273 | 2.1269 | sigmoid | false | 5.7744e-08 | [317 4 60 1] |
| 23 | Accept | 2.9406 | 2.6457 | 2.1273 | 2.1268 | relu | true | 7.2868 | [ 23 7 1 373] |
| 24 | Accept | 5.4267 | 0.15109 | 2.1273 | 2.1276 | relu | true | 3.4444 | [ 1 253 1] |
| 25 | Accept | 3.5359 | 1.7515 | 2.1273 | 2.1276 | relu | true | 36.471 | [ 51 3 204 71] |
| 26 | Accept | 4.1542 | 1.3619 | 2.1273 | 2.1276 | relu | true | 1.2334 | [ 5 4 1 95] |
| 27 | Accept | 2.3033 | 15.761 | 2.1273 | 2.1276 | relu | true | 0.028889 | [ 42 348] |
| 28 | Accept | 4.1318 | 0.093199 | 2.1273 | 2.1276 | sigmoid | false | 5.9314e-08 | [109 9] |
| 29 | Accept | 3.0644 | 18.95 | 2.1273 | 2.1276 | sigmoid | false | 3.2982e-08 | [388 3 331] |
| 30 | Accept | 2.8076 | 4.1115 | 2.1273 | 2.1277 | relu | true | 0.00077627 | 183 |
| 31 | Accept | 3.3041 | 3.4421 | 2.1273 | 2.1277 | relu | true | 2.1595e-05 | 116 |
| 32 | Accept | 3.1379 | 11.325 | 2.1273 | 2.1276 | relu | true | 2.2732e-05 | [187 41] |
| 33 | Accept | 3.3071 | 6.2584 | 2.1273 | 2.1277 | relu | true | 2.7221e-07 | [120 23] |
| 34 | Accept | 2.2511 | 4.5188 | 2.1273 | 2.1277 | relu | true | 2.6888 | [ 2 104 142 60] |
| 35 | Accept | 2.3491 | 7.7419 | 2.1273 | 2.1277 | relu | true | 4.3755 | [ 1 322 277 53] |
| 36 | Accept | 6.3658 | 0.2106 | 2.1273 | 2.129 | relu | true | 60.596 | [ 4 17 12 47] |
| 37 | Accept | 2.1727 | 4.9758 | 2.1273 | 2.1291 | relu | true | 0.0059602 | [ 2 110] |
| 38 | Accept | 2.5005 | 28.335 | 2.1273 | 2.1288 | relu | true | 0.052893 | [252 99 208 55] |
| 39 | Accept | 2.2474 | 31.45 | 2.1273 | 2.1301 | relu | true | 6.086 | [356 136 307 70] |
| 40 | Best | 2.0745 | 37.552 | 2.0745 | 2.0746 | relu | true | 0.55888 | [288 115 213 120] |
|============================================================================================================================================|
| Iter | Eval | Objective: | Objective | BestSoFar | BestSoFar | Activations | Standardize | Lambda | LayerSizes |
| | result | log(1+loss) | runtime | (observed) | (estim.) | | | | |
|============================================================================================================================================|
| 41 | Accept | 2.0896 | 26.315 | 2.0745 | 2.0747 | relu | true | 0.98992 | [270 74 258 28] |
| 42 | Accept | 4.1421 | 0.53203 | 2.0745 | 2.0746 | relu | true | 13.353 | [ 4 376 1 149] |
| 43 | Accept | 2.6447 | 5.5647 | 2.0745 | 2.0746 | relu | true | 0.026383 | [ 18 118 1 23] |
| 44 | Accept | 2.4817 | 27.009 | 2.0745 | 2.0747 | relu | true | 0.013213 | [389 175] |
| 45 | Accept | 2.3857 | 6.6975 | 2.0745 | 2.0746 | relu | true | 0.0012278 | [ 4 386] |
| 46 | Accept | 2.0888 | 6.0115 | 2.0745 | 2.0746 | relu | true | 0.12715 | 354 |
| 47 | Accept | 4.0279 | 1.866 | 2.0745 | 2.0747 | relu | true | 3.1997 | [ 8 46 1 7] |
| 48 | Accept | 2.1107 | 3.9274 | 2.0745 | 2.0747 | relu | true | 0.87573 | [ 75 3] |
| 49 | Accept | 2.8679 | 17.581 | 2.0745 | 2.0747 | relu | true | 0.014349 | [382 19 2 217] |
| 50 | Accept | 2.12 | 31.823 | 2.0745 | 2.0748 | relu | true | 1.4981 | [ 9 250 205 316] |
| 51 | Accept | 2.0956 | 9.3003 | 2.0745 | 2.0749 | relu | true | 0.50519 | [ 13 25 234] |
| 52 | Accept | 2.0788 | 20.963 | 2.0745 | 2.0748 | relu | true | 0.20245 | [ 30 340 72] |
| 53 | Accept | 2.0793 | 15.073 | 2.0745 | 2.0749 | relu | true | 0.30508 | [230 27 157] |
| 54 | Best | 2.0571 | 14.353 | 2.0571 | 2.0572 | relu | true | 0.40191 | [ 58 58 83 4] |
| 55 | Accept | 2.2477 | 5.5372 | 2.0571 | 2.0572 | relu | true | 0.056099 | [ 8 2 166] |
| 56 | Accept | 2.2329 | 9.6228 | 2.0571 | 2.0571 | relu | true | 0.15146 | [ 1 46 169 9] |
| 57 | Accept | 2.2506 | 11.931 | 2.0571 | 2.0571 | relu | true | 0.0068432 | [ 2 263 19] |
| 58 | Accept | 2.2439 | 6.1584 | 2.0571 | 2.0572 | relu | true | 0.0037586 | [ 2 191 2] |
| 59 | Accept | 6.3612 | 0.15672 | 2.0571 | 2.0572 | relu | true | 56.064 | [ 19 2 2 1 9] |
| 60 | Accept | 2.7839 | 5.6539 | 2.0571 | 2.0573 | relu | true | 0.011315 | [ 18 33 49] |
__________________________________________________________
Optimization completed.
MaxObjectiveEvaluations of 60 reached.
Total function evaluations: 60
Total elapsed time: 494.8036 seconds
Total objective function evaluation time: 469.8626
Best observed feasible point:
Activations Standardize Lambda LayerSizes
___________ ___________ _______ ____________________
relu true 0.40191 58 58 83 4
Observed objective function value = 2.0571
Estimated objective function value = 2.0573
Function evaluation time = 14.3527
Best estimated feasible point (according to models):
Activations Standardize Lambda LayerSizes
___________ ___________ _______ ____________________
relu true 0.40191 58 58 83 4
Estimated objective function value = 2.0573
Estimated function evaluation time = 14.3565

Mdl =
RegressionNeuralNetwork
PredictorNames: {'Acceleration' 'Displacement' 'Horsepower' 'Model_Year' 'Origin' 'Weight'}
ResponseName: 'MPG'
CategoricalPredictors: 5
ResponseTransform: 'none'
NumObservations: 314
HyperparameterOptimizationResults: [1×1 BayesianOptimization]
LayerSizes: [58 58 83 4]
Activations: 'relu'
OutputLayerActivation: 'none'
Solver: 'LBFGS'
ConvergenceInfo: [1×1 struct]
TrainingHistory: [1000×7 table]
Properties, Methods
テスト データ セットで、結果のモデルの平均二乗誤差を求めます。
testMSE = loss(Mdl,carsTest,"MPG")testMSE = 7.1939
R2024b 以降
複数の応答変数をもつ回帰ニューラル ネットワークを作成します。
carbig データ セットを読み込みます。このデータ セットには、1970 年代と 1980 年代初期に製造された自動車の測定値が格納されています。Displacement や Horsepower などの予測子変数と応答変数の Acceleration および MPG が格納された table を作成します。table の最初の 8 行を表示します。
load carbig cars = table(Displacement,Horsepower,Model_Year, ... Origin,Weight,Acceleration,MPG); head(cars)
Displacement Horsepower Model_Year Origin Weight Acceleration MPG
____________ __________ __________ _______ ______ ____________ ___
307 130 70 USA 3504 12 18
350 165 70 USA 3693 11.5 15
318 150 70 USA 3436 11 18
304 150 70 USA 3433 12 16
302 140 70 USA 3449 10.5 17
429 198 70 USA 4341 10 15
454 220 70 USA 4354 9 14
440 215 70 USA 4312 8.5 14
cars から table に欠損値がある行を削除します。
cars = rmmissing(cars);
米国製かどうかに基づいて、自動車を分類します。
cars.Origin = categorical(cellstr(cars.Origin)); cars.Origin = mergecats(cars.Origin,["France","Japan",... "Germany","Sweden","Italy","England"],"NotUSA");
データを学習セットとテスト セットに分割します。観測値の約 85% をニューラル ネットワーク モデルの学習に使用し、観測値の約 15% を学習済みモデルの新しいデータでの性能のテストに使用します。cvpartition を使用してデータを分割します。
rng("default") % For reproducibility c = cvpartition(height(cars),"Holdout",0.15); carsTrain = cars(training(c),:); carsTest = cars(test(c),:);
学習データ carsTrain を fitrnet 関数に渡して、多重応答ニューラル ネットワーク回帰モデルに学習させます。より良い結果を得るために、予測子データを標準化するように指定します。
Mdl = fitrnet(carsTrain,["Acceleration","MPG"], ... Standardize=true)
Mdl =
RegressionNeuralNetwork
PredictorNames: {'Displacement' 'Horsepower' 'Model_Year' 'Origin' 'Weight'}
ResponseName: {'Acceleration' 'MPG'}
CategoricalPredictors: 4
ResponseTransform: 'none'
NumObservations: 334
LayerSizes: 10
Activations: 'relu'
OutputLayerActivation: 'none'
Solver: 'LBFGS'
ConvergenceInfo: [1×1 struct]
TrainingHistory: [1000×7 table]
Properties, Methods
Mdl は学習させた RegressionNeuralNetwork モデルです。ドット表記を使用して Mdl のプロパティにアクセスできます。たとえば、Mdl.ConvergenceInfo と指定すると、モデルの収束についての詳細情報を取得できます。
検定の平均二乗誤差 (MSE) を計算して、テスト セットで回帰モデルの性能を評価します。MSE の値が小さいほど、パフォーマンスが優れていることを示します。名前と値の引数 OutputType を "per-response" に設定して、各応答変数の損失を個別に返します。
testMSE = loss(Mdl,carsTest,["Acceleration","MPG"], ... OutputType="per-response")
testMSE = 1×2
1.5341 4.8245
テスト セット内の観測値に対する応答値を予測します。予測された応答値を table として返します。
predictedY = predict(Mdl,carsTest,OutputType="table")predictedY=58×2 table
Acceleration MPG
____________ ______
9.3612 13.567
15.655 21.406
17.921 17.851
11.139 13.433
12.696 10.32
16.498 17.977
16.227 22.016
12.165 12.926
12.691 12.072
12.424 14.481
16.974 22.152
15.504 24.955
11.068 13.874
11.978 12.664
14.926 10.134
15.638 24.839
⋮
入力引数
モデルを学習させるために使用する標本データ。table として指定します。Tbl の各行は 1 つの観測値に、各列は 1 つの予測子変数に対応します。文字ベクトルの cell 配列ではない cell 配列と複数列の変数は使用できません。
必要に応じて、
Tblに応答変数用の列と観測値の重み用の列を含めることができます。それぞれの応答変数と重みの値は数値ベクトルでなければなりません。Tbl内の応答変数はResponseVarNameまたはformulaを使用して指定し、Tbl内の観測値の重みはWeightsを使用して指定しなければなりません。ResponseVarNameを使用して応答変数を指定すると、fitrnetは残りの変数を予測子として使用します。Tbl内の残りの変数のサブセットを予測子として使用するには、PredictorNamesを使用して予測子変数を指定します。formulaを使用してモデル仕様を定義すると、fitrnetはformulaの指定に従ってTbl内の変数のサブセットを予測子変数および応答変数として使用します。
Tblに応答変数が含まれていない場合は、Yを使用して指定します。Yがベクトルの場合、応答変数の長さとTblの行数が等しくなければなりません。Yが行列の場合、YとTblの行数が同じでなければなりません。Tbl内の変数のサブセットを予測子として使用するには、PredictorNamesを使用して予測子変数を指定します。
データ型: table
応答変数の名前。Tbl 内の変数の名前として指定します。各応答変数は数値ベクトルでなければなりません。
ResponseVarName は、文字ベクトル、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定しなければなりません。たとえば、応答変数 Y が Tbl に Tbl.Y として格納されている場合、"Y" を指定します。それ以外の場合、Tbl の Y の列は、モデルに学習させるときに予測子として扱われます。
データ型: char | string | cell
応答変数および予測子変数サブセットの説明モデル。"Y1,Y2~x1+x2+x3" という形式の文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。この形式で、Y1 と Y2 は応答変数を表し、x1、x2 および x3 は予測子変数を表します。
モデルに学習をさせるための予測子として Tbl 内の変数のサブセットを指定するには、式を使用します。式を指定する場合、観測値の重み (指定されている場合) を除き、formula に現れない Tbl 内の変数はいずれも使用されません。
式の変数名は Tbl の変数名 (Tbl.Properties.VariableNames) であり、有効な MATLAB® 識別子でなければなりません。関数 isvarname を使用して Tbl の変数名を検証できます。変数名が有効でない場合、関数 matlab.lang.makeValidName を使用してそれらを変換できます。
データ型: char | string
モデルの学習に使用する予測子データ。数値行列として指定します。
既定では、X の各行が 1 つの観測値として扱われ、各列が 1 つの予測子として扱われます。
X と Y の観測値の数は同じでなければなりません。
予測子の名前を X に表示される順序で指定するには、名前と値の引数 PredictorNames を使用します。
メモ
観測値が列に対応するように予測子行列を配置して ObservationsIn="columns" を指定すると、計算時間が大幅に短縮される可能性があります。
データ型: single | double
メモ
1 つの応答変数をもつモデルに学習させる場合、NaN、空の文字ベクトル ('')、空の string ("")、<missing>、および <undefined> の要素は欠損値として扱われ、以下のいずれかの特性をもつ観測値は削除されます。
応答の欠損値 (たとえば、
YまたはValidationData{2})予測子の観測値 (たとえば、
XまたはValidationData{1}の行) 内の少なくとも 1 つの欠損値NaN値または重み0(たとえば、WeightsまたはValidationData{3}内の値)
複数の応答変数をもつモデルに学習させる場合は、データ引数の欠損値を削除してから fitrnet に渡します。
名前と値の引数
オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。
R2021a より前では、名前と値をそれぞれコンマを使って区切り、Name を引用符で囲みます。
例: fitrnet(X,Y,LayerSizes=[10 10],Activations=["relu","tanh"]) は、2 つの全結合層をもつニューラル ネットワークを作成するように指定します。出力はそれぞれ 10 個です。最初の層では正規化線形ユニット (ReLU) 活性化関数を使用し、2 番目の層では双曲線正接活性化関数を使用します。
ニューラル ネットワークのオプション
ニューラル ネットワーク モデルの全結合層のサイズ。次の値のいずれかとして指定します。
正の整数のベクトル —
LayerSizesの i 番目の要素は、ニューラル ネットワーク モデルの i 番目の全結合層の出力数です。LayerSizesには最終全結合層のサイズは含まれません。詳細については、ニューラル ネットワークの構造を参照してください。[](R2025a 以降) —Network引数で指定されたニューラル ネットワーク アーキテクチャを使用します。
Network が [] の場合、既定値は 10 です。そうでない場合、既定値は [] となります。Network 引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定した場合、LayerSizes 引数の値を変更してはなりません。
例: LayerSizes=[100 25 10]
ニューラル ネットワーク モデルの全結合層の活性化関数。次の値のいずれかとして指定します。
string スカラーまたは文字ベクトル — モデルのそれぞれの全結合層に、指定した活性化関数を使用します。
string 配列または文字ベクトルの cell 配列 — モデルの i 番目の全結合層に
Activationsの i 番目の要素を使用します。""(R2025a 以降) —Network引数で指定されたニューラル ネットワーク アーキテクチャを使用します。
次の値を 1 つ以上使用して活性化関数を指定します。
| 値 | 説明 |
|---|---|
"relu" | 正規化線形ユニット (ReLU) 関数 — 各入力要素に対して、0 より小さい値については 0 に設定するという次のしきい値演算を実行します。 |
"tanh" | 双曲線正接 (tanh) 関数 — 各入力要素に関数 |
"sigmoid" | シグモイド関数 — 各入力要素に対して次の演算を実行します。 |
"none" | 恒等関数 — 変換を実行せずに、各入力要素を次のようにそのまま返します。f(x) = x |
Network が [] の場合、既定値は "relu" です。そうでない場合、既定値は [] となります。Network 引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定した場合、Activations 引数の値を変更してはなりません。
例: Activations="sigmoid"
例: Activations=["relu","tanh"]
全結合層の重みを初期化する関数。次の値のいずれかとして指定します。
Network が [] の場合、既定値は "glorot" です。それ以外の場合、既定値は "" です。Network 引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定した場合、LayerWeightsInitializer 引数の値を変更してはなりません。
例: LayerWeightsInitializer="he"
データ型: char | string
全結合層の初期バイアスのタイプ。次の値のいずれかとして指定します。
"zeros"— 0 のベクトルでバイアスを初期化します。"ones"— 1 のベクトルでバイアスを初期化します。""(R2025a 以降) —Network引数の層で指定されている初期化子を使用してバイアスを初期化します。
Network が [] の場合、既定値は "zeros" です。それ以外の場合、既定値は "" です。Network 引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定した場合、LayerBiasesInitializer 引数の値を変更してはなりません。
例: LayerBiasesInitializer="ones"
データ型: char | string
R2025a 以降
カスタムのニューラル ネットワーク アーキテクチャ。次の値のいずれかとして指定します。
[]— ニューラル ネットワーク アーキテクチャとLayerSizes、Activations、LayerWeightsInitializer、およびLayerBiasesInitializerの引数で定義される層の構成を使用します。層配列 (Deep Learning Toolbox™ が必要) — 層配列で指定されたニューラル ネットワーク アーキテクチャを使用します。利用可能な層の一覧については、深層学習層の一覧 (Deep Learning Toolbox)を参照してください。
dlnetworkオブジェクト (Deep Learning Toolbox が必要) —dlnetwork(Deep Learning Toolbox) オブジェクトで指定されたニューラル ネットワーク アーキテクチャを使用します。
層配列と dlnetwork の入力の場合、ネットワークの入力として、入力データの予測子の数と一致する入力サイズをもつ単一の特徴入力層が必要です。ネットワークの出力サイズは応答の数と一致しなければなりません。LayerSizes、Activations、LayerWeightsInitializer、および LayerBiasesInitializer の各引数は変更しないでください。
この引数はカテゴリカル予測子をもつ入力データをサポートしていません。
予測子データにおける観測値の次元。"rows" または "columns" として指定します。
メモ
観測値が列に対応するように予測子行列を配置して ObservationsIn="columns" を指定すると、計算時間が大幅に短縮される可能性があります。table の予測子データや多重応答回帰に対して ObservationsIn="columns" を指定することはできません。
例: ObservationsIn="columns"
データ型: char | string
正則化項の強度。非負のスカラーを指定します。最小化のための目的関数は、平均二乗誤差 (MSE) 損失関数とリッジ (L2) ペナルティ項から作成されます。
例: Lambda=1e-4
データ型: single | double
予測子データを標準化するためのフラグ。数値または logical の 0 (false) または 1 (true) として指定します。Standardize を true に設定すると、各数値予測子変数が対応する列の平均値と標準偏差によってセンタリングおよびスケーリングされます。カテゴリカル予測子は標準化されません。
Network 引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定する場合、Standardize 引数を使用して予測子を標準化するには、ネットワークの入力層で正規化を実行してはなりません。
例: Standardize=true
データ型: single | double | logical
R2024b 以降
モデルを当てはめる前に応答データを標準化するためのフラグ。数値または logical の 0 (false) または 1 (true) として指定します。StandardizeResponses を true に設定すると、各応答変数が対応する列の平均値と標準偏差によってセンタリングおよびスケーリングされます。
例: StandardizeResponses=true
データ型: single | double | logical
収束制御オプション
詳細レベル。0 または 1 として指定します。名前と値の引数 Verbose は、fitrnet がコマンド ラインに表示する診断情報の量を制御します。
| 値 | 説明 |
|---|---|
0 | fitrnet は診断情報を表示しません。 |
1 | fitrnet は診断情報を定期的に表示します。 |
既定では、StoreHistory が true に設定され、診断情報が fitrnet で Mdl 内に格納されます。診断情報にアクセスするには Mdl.TrainingHistory を使用します。
例: Verbose=1
データ型: single | double
詳細出力の頻度 (診断情報をコマンド ラインに出力するまでの反復回数)。正の整数スカラーとして指定します。値 1 は、1 回の反復ごとに診断情報を出力することを示します。
メモ
この名前と値の引数を使用するには、Verbose を 1 に設定しなければなりません。
例: VerboseFrequency=5
データ型: single | double
学習履歴を格納するためのフラグ。数値または logical の 0 (false) または 1 (true) として指定します。StoreHistory を true に設定すると、診断情報が Mdl 内に格納され、Mdl.TrainingHistory を使用してアクセスできます。
例: StoreHistory=false
データ型: single | double | logical
初期ステップ サイズ。正のスカラーまたは "auto" として指定します。既定では、fitrnet は、モデルの学習に使用されるヘッシアンの初期近似の決定に初期ステップ サイズを使用しません (学習ソルバーを参照)。ただし、初期ステップ サイズ を指定すると、逆ヘッシアンの初期近似は になります。 は初期勾配ベクトル、 は単位行列です。
fitrnet で自動的に初期ステップ サイズを決定するには、値を "auto" として指定します。この場合、関数で を使用して初期ステップ サイズが自動的に決定されます。 は初期ステップ ベクトル、 は制約がない初期の重みとバイアスのベクトルです。
例: InitialStepSize="auto"
データ型: single | double | char | string
学習の最大反復回数。正の整数スカラーとして指定します。
学習ルーチンが正常に収束したかどうかに関係なく、学習済みのモデルが返されます。Mdl.ConvergenceInfo に収束情報が格納されます。
例: IterationLimit=1e8
データ型: single | double
勾配の絶対許容誤差。非負のスカラーとして指定します。
学習の反復 t における損失関数を 、反復 t における重みとバイアスに関する損失関数の勾配を 、初期点における損失関数の勾配を とします。 () になると、学習プロセスが終了します。
例: GradientTolerance=1e-5
データ型: single | double
損失の許容誤差。非負のスカラーとして指定します。
いずれかの反復において損失が LossTolerance より小さくなると、学習プロセスが終了します。
例: LossTolerance=1e-8
データ型: single | double
ステップ サイズの許容誤差。非負のスカラーとして指定します。
いずれかの反復においてステップ サイズが StepTolerance より小さくなると、学習プロセスが終了します。
例: StepTolerance=1e-4
データ型: single | double
学習の収束を検出するための検証データ。cell 配列または table として指定します。
学習プロセスにおいて、ValidationData を使用して検証損失が定期的に推定されます。検証損失が連続して増加した回数が ValidationPatience の回数を超えると、その時点で学習が終了します。
応答変数を含む予測子データの table Tbl を使用する場合、ValidationData を table として指定できます。この場合、ValidationData は、Tbl 内に含まれるものと同じ予測子および応答を格納していなければなりません。ソフトウェアは、Tbl が重さのベクトルを含む場合であっても、観測値に重みを適用することはありません。重みを指定するには、ValidationData を cell 配列として指定しなければなりません。
ValidationData を cell 配列として指定する場合、次の形式でなければなりません。
ValidationData{1}は、予測子データと同じデータ型および方向でなければなりません。つまり、予測子行列Xを使用する場合、ValidationData{1}は、予測子データがXと同じ方向で格納されている m 行 p 列または p 行 m 列の行列でなければなりません。学習データXの予測子変数とValidationData{1}の予測子変数は対応していなければなりません。同様に、予測子データの予測子 tableTblを使用する場合、ValidationData{1}は、Tblに含まれるものと同じ予測子変数を格納していなければなりません。ValidationData{1}と予測子データの観測値の数が同じである必要はありません。ValidationData{2}は応答変数 (YまたはResponseVarName) のデータ型および形式と一致しなければなりません。ValidationData{2}が応答の配列である場合、その要素数はValidationData{1}にある観測値の数と同じでなければなりません。ValidationData{1}が table である場合、ValidationData{2}はその table 内の応答変数の名前とすることができます。同じResponseVarNameまたはformulaを使用する場合、ValidationData{2}を[]として指定できます。必要に応じて、
ValidationData{3}を観測値の重みについての m 次元の数値ベクトル、または観測値の重みを含む tableValidationData{1}内の変数名として指定できます。検証データに関する重みは、合計が 1 になるように正規化されます。
Network 引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定する場合、ValidationData に観測値の重みが含まれていてはなりません。
ValidationData を指定し、コマンド ラインで検証損失を表示するには、Verbose を 1 に設定します。
データ型: table | cell
検証の評価の間隔 (反復回数)。正の整数スカラーとして指定します。値 1 は、1 回の反復ごとに検証メトリクスを評価することを示します。
メモ
この名前と値の引数を使用するには、ValidationData を指定しなければなりません。
例: ValidationFrequency=5
データ型: single | double
検証の評価の停止条件。非負の整数スカラーとして指定します。検証損失が ValidationPatience 回連続でそれまでに計算された検証損失の最小値以上になると、その時点で学習が停止します。Mdl.TrainingHistory をチェックすると、検証損失が連続で最小値以上になっている現在までの回数 (Validation Checks) を確認できます。
例: ValidationPatience=10
データ型: single | double
メモ
検証データのオプション (ValidationData、ValidationFrequency、および ValidationPatience) は、多重応答回帰ではサポートされません。
他の回帰のオプション
カテゴリカル予測子のリスト。次の表のいずれかの値として指定します。説明は、予測子データの行に観測値、列に予測子があると仮定しています。
| 値 | 説明 |
|---|---|
| 正の整数のベクトル | ベクトルの各エントリは、対応する予測子がカテゴリカルであることを示すインデックス値です。インデックス値の範囲は 1 ~
|
| logical ベクトル |
|
| 文字行列 | 行列の各行は予測子変数の名前です。名前は PredictorNames のエントリに一致しなくてはなりません。文字行列の各行が同じ長さになるように、名前を余分な空白で埋めてください。 |
| 文字ベクトルの cell 配列または string 配列 | 配列の各要素は予測子変数の名前です。名前は PredictorNames のエントリに一致しなくてはなりません。 |
"all" | すべての予測子がカテゴリカルです。 |
既定では、予測子データが table (Tbl) 内にある場合、fitrnet は、その変数が logical ベクトル、categorical ベクトル、文字配列、string 配列または文字ベクトルの cell 配列のいずれかである場合に、変数を categorical であると見なします。予測子データが行列 (X) である場合、fitrnet はすべての予測子が連続的であると見なします。他の予測子をカテゴリカル予測子として指定するには、名前と値の引数 CategoricalPredictors を使用してそれらを指定します。
特定されたカテゴリカル予測子に対して、fitrnet はカテゴリカル変数に順序が設定されていないか順序が設定されているかに応じて、2 つの異なる方式を使用してダミー変数を作成します。順序付けのないカテゴリカル変数の場合、fitrnet は、そのカテゴリカル変数の各レベルについて 1 つずつダミー変数を作成します。順序付けされたカテゴリカル変数の場合、fitrnet は、カテゴリの数よりも 1 つ少ないダミー変数を作成します。詳細については、ダミー変数の自動作成を参照してください。
例: CategoricalPredictors="all"
データ型: single | double | logical | char | string | cell
予測子変数名。一意な名前の string 配列または一意な文字ベクトルの cell 配列として指定します。PredictorNames の機能は、学習データの提供方法によって決まります。
XとYを指定した場合、PredictorNamesを使用してX内の予測子変数に名前を割り当てることができます。PredictorNames内の名前の順序は、Xの予測子の順序に一致しなければなりません。Xが既定の方向 (行に観測値、列に予測子) をもつと仮定すると、PredictorNames{1}はX(:,1)の名前、PredictorNames{2}はX(:,2)の名前 (以下同様) になります。また、size(X,2)とnumel(PredictorNames)は等しくなければなりません。既定では
PredictorNamesは{'x1','x2',...}です。
Tblを指定する場合、PredictorNamesを使用して学習に使用する予測子変数を選択できます。つまり、fitrnetは、学習時にPredictorNamesの変数のみを予測子として使用します。PredictorNamesはTbl.Properties.VariableNamesのサブセットでなければならず、いずれの応答変数の名前も含めることはできません。既定では、すべての予測子変数の名前が
PredictorNamesに格納されます。PredictorNamesとformulaの両方ではなく、いずれか一方を使用して学習用の予測子を指定することをお勧めします。
例: PredictorNames=["SepalLength","SepalWidth","PetalLength","PetalWidth"]
データ型: string | cell
応答変数の名前。文字ベクトル、string 配列、または文字ベクトルの cell 配列として指定します。
Yを指定する場合、ResponseNameを使用して応答変数の名前を指定できます。ResponseVarNameまたはformulaを指定した場合、ResponseNameを使用できません。
例: ResponseName="Response"
例: ResponseName=["Response1","Response2"]
データ型: char | string | cell
生の応答値を変換するための関数。関数ハンドルまたは関数名として指定します。既定の設定は "none" です。これは @(y)y、つまり変換なしを表します。関数は、元の応答値を受け入れて同じサイズの出力 (変換した応答値) を返さなければなりません。
例: myfunction = @(y)exp(y) を使用して、指数変換を入力ベクトルに適用する関数のハンドルを作成するとします。この場合、応答変換として ResponseTransform=myfunction を指定できます。
データ型: char | string | function_handle
観測値の重み。非負の数値ベクトルまたは Tbl 内の変数の名前を指定します。ソフトウェアは、X または Tbl の各観測値に、Weights の対応する値で重みを付けます。Weights の長さは、X または Tbl の観測値の数と等しくなければなりません。
入力データを table Tbl として指定した場合、Weights は数値ベクトルが含まれている Tbl 内の変数の名前にすることができます。この場合、Weights には文字ベクトルまたは string スカラーを指定しなければなりません。たとえば、重みベクトル W が Tbl.W として格納されている場合、"W" として指定します。それ以外の場合、モデルを学習させるときに、Tbl の列は W を含めてすべて予測子として扱われます。
既定の設定では、Weights は ones(n,1) です。n は X または Tbl の観測値数です。
fitrnet は合計が 1 になるように重みを正規化します。
Inf の重みはサポートされません。Network 引数を使用してニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定する場合、Weights は 1 のベクトルでなければなりません。
データ型: single | double | char | string
交差検証オプション
交差検証済みモデルに学習させるためのフラグ。"on" または "off" として指定します。
"on" を指定すると、10 の分割を使用して交差検証済みモデルの学習が実行されます。
名前と値の引数 CVPartition、Holdout、KFold、または Leaveout を使用すると、この交差検証の設定をオーバーライドできます。交差検証済みモデルを作成するときに使用できる交差検証の名前と値の引数は、一度に 1 つだけです。
または、後で Mdl を crossval に渡して交差検証を実行します。
例: Crossval="on"
データ型: char | string
交差検証分割。交差検証のタイプと学習セットおよび検証セットのインデックス付けを指定する cvpartition オブジェクトとして指定します。
交差検証済みモデルの作成で指定できる名前と値の引数は、CVPartition、Holdout、KFold、Leaveout の 4 つのうちのいずれかのみです。
例: cvp = cvpartition(500,KFold=5) を使用して、500 個の観測値に対する 5 分割交差検証について無作為な分割を作成するとします。この場合、CVPartition=cvp を設定して交差検証分割を指定できます。
ホールドアウト検証に使用するデータの比率。範囲 (0,1) のスカラー値として指定します。Holdout=p を指定した場合、以下の手順が実行されます。
p*100% のデータを無作為に選択して検証データとして確保し、残りのデータを使用してモデルに学習をさせる。コンパクトな学習済みモデルを交差検証済みモデルの
Trainedプロパティに格納する。
交差検証済みモデルの作成で指定できる名前と値の引数は、CVPartition、Holdout、KFold、Leaveout の 4 つのうちのいずれかのみです。
例: Holdout=0.1
データ型: double | single
交差検証済みモデルで使用する分割の数。1 より大きい正の整数値として指定します。KFold=k を指定した場合、以下の手順が実行されます。
データを無作為に
k個のセットに分割する。各セットについて、そのセットを検証データとして確保し、他の
k– 1 個のセットを使用してモデルに学習をさせる。k個のコンパクトな学習済みモデルを、交差検証済みモデルのTrainedプロパティに含まれているk行 1 列の cell ベクトルに格納する。
交差検証済みモデルの作成で指定できる名前と値の引数は、CVPartition、Holdout、KFold、Leaveout の 4 つのうちのいずれかのみです。
例: KFold=5
データ型: single | double
Leave-one-out 法の交差検証のフラグ。"on" または "off" として指定します。Leaveout="on" を指定した場合、n 個の観測値 (n は、モデルの NumObservations プロパティで指定される、欠損観測値を除外した観測値の個数) のそれぞれについて以下の手順が実行されます。
いずれかの観測値を検証データとして確保し、他の n - 1 個の観測値を使用してモデルに学習をさせる。
n 個のコンパクトな学習済みモデルを、交差検証済みモデルの
Trainedプロパティに含まれている n 行 1 列の cell ベクトルに格納する。
交差検証済みモデルの作成で指定できる名前と値の引数は、CVPartition、Holdout、KFold、Leaveout の 4 つのうちのいずれかのみです。
例: Leaveout="on"
データ型: char | string
メモ
交差検証の名前と値の引数は、名前と値の引数
OptimizeHyperparametersと一緒には使用できません。OptimizeHyperparametersの場合の交差検証は、名前と値の引数HyperparameterOptimizationOptionsを使用することのみによって変更できます。交差検証のオプションは、多重応答回帰ではサポートされません。
ハイパーパラメーター最適化オプション
最適化するパラメーター。次のいずれかを指定します。
"none"— 最適化を行いません。"auto"—["Activations","Lambda","LayerSizes","Standardize"]を使用します。"all"— すべての使用可能パラメーターを最適化します。使用可能パラメーター名の string 配列または cell 配列。
optimizableVariableオブジェクトのベクトル。通常はhyperparametersの出力です。
最適化では、パラメーターを変化させることにより、fitrnet の交差検証損失 (誤差) を最小化しようとします。交差検証のタイプおよびその他の最適化の側面を制御するには、名前と値の引数 HyperparameterOptimizationOptions を使用します。HyperparameterOptimizationOptions を使用すると、ConstraintType オプションと ConstraintBounds オプションを設定することにより、交差検証損失の代わりに (コンパクトな) モデル サイズを最適化の目的として使用できます。
メモ
OptimizeHyperparameters の値は、他の名前と値の引数を使用して指定した値より優先されます。たとえば、OptimizeHyperparameters を "auto" に設定すると、fitrnet は "auto" オプションに対応するハイパーパラメーターを最適化して、ハイパーパラメーターに指定された値を無視します。
モデルのハイパーパラメーターを最適化するには、Network 引数は [] でなければなりません。fitrnet では、以下のパラメーターを使用できます。
Activations—fitrnetは集合["relu","tanh","sigmoid","none"]に対してActivationsを最適化します。Lambda—fitrnetは範囲[1e-5,1e5]/NumObservationsの連続値に対してLambdaを最適化します。値は対数変換された範囲内で一様に選択されます。LayerBiasesInitializer—fitrnetは 2 つの値["zeros","ones"]に対してLayerBiasesInitializerを最適化します。LayerWeightsInitializer—fitrnetは 2 つの値["glorot","he"]に対してLayerWeightsInitializerを最適化します。LayerSizes—fitrnetは、3 つの値1、2、および3に対して、最終全結合層を除く全結合層を最適化します。fitrnetは、対数スケールで標本抽出された1~300の層のサイズに対して、各全結合層を個別に最適化します。メモ
LayerSizes引数を使用する場合、反復表示には関連する各層のサイズが表示されます。たとえば、全結合層の現在の数が3で、この 3 つの層のサイズがそれぞれ10、79、44である場合、反復表示にはこの反復のLayerSizesが[10 79 44]として表示されます。メモ
5 つの全結合層、または層の異なる範囲のサイズにアクセスするには、
hyperparametersを使用して最適化可能なパラメーターおよび範囲を選択します。Standardize—fitrnetは 2 つの値[true,false]に対してStandardizeを最適化します。
既定以外のパラメーターを設定するには、既定以外の値が含まれている optimizableVariable オブジェクトのベクトルを渡します。例として、次のコードは NumLayers の範囲を [1 5] に設定し、Layer_4_Size および Layer_5_Size を最適化します。
load carsmall params = hyperparameters("fitrnet",[Horsepower,Weight],MPG); params(1).Range = [1 5]; params(10).Optimize = true; params(11).Optimize = true;
OptimizeHyperparameters の値として params を渡します。例については、ニューラル ネットワークのカスタム ハイパーパラメーターの最適化を参照してください。
既定では、コマンド ラインに反復表示が表示され、最適化のハイパーパラメーターの個数に従ってプロットが表示されます。最適化とプロットにおける目的関数は、log(1 + cross-validation loss) です。反復表示を制御するには、名前と値の引数 HyperparameterOptimizationOptions の Verbose オプションを設定します。プロットを制御するには、名前と値の引数 HyperparameterOptimizationOptions の ShowPlots オプションを設定します。
例については、ニューラル ネットワークの交差検証誤差の最小化を参照してください。
例: OptimizeHyperparameters="auto"
最適化のオプション。HyperparameterOptimizationOptions オブジェクトまたは構造体として指定します。この引数を指定すると、名前と値の引数 OptimizeHyperparameters の効果が変化します。HyperparameterOptimizationOptions を指定する場合、OptimizeHyperparameters も指定しなければなりません。オプションはいずれも任意です。ただし、AggregateOptimizationResults を返すには ConstraintBounds と ConstraintType を設定しなければなりません。構造体で設定できるオプションは HyperparameterOptimizationOptions オブジェクトと同じです。
| オプション | 値 | 既定の設定 |
|---|---|---|
Optimizer |
| "bayesopt" |
ConstraintBounds | N 個の最適化問題の制約範囲。N 行 2 列の数値行列または | [] |
ConstraintTarget | 最適化問題の制約ターゲット。 | ConstraintBounds と ConstraintType を指定する場合の既定値は "matlab" です。そうでない場合、既定値は [] となります。 |
ConstraintType | 最適化問題の制約タイプ。 | [] |
AcquisitionFunctionName | 獲得関数のタイプ:
目的関数の実行時に最適化が決まるので、名前に | "expected-improvement-per-second-plus" |
MaxObjectiveEvaluations | 目的関数評価の最大数。ConstraintBounds を使用して最適化問題を複数指定する場合、MaxObjectiveEvaluations の値は各最適化問題に個別に適用されます。 | "bayesopt" および "randomsearch" の場合は 30、"gridsearch" の場合はグリッド全体 |
MaxTime | 最適化の制限時間。非負の実数スカラーとして指定します。制限時間の単位は、 | Inf |
NumGridDivisions | Optimizer="gridsearch" における各次元の値の個数。値は、各次元の値の個数を表す正の整数のベクトル、またはすべての次元に適用されるスカラーが可能です。カテゴリカル変数の場合、このオプションは無視されます。 | 10 |
ShowPlots | 最適化の進行状況のプロットを表示するかどうかを示す logical 値。このオプションが true の場合、最適な観測された目的関数値が反復回数に対してプロットされます。ベイズ最適化を使用する場合 (Optimizer="bayesopt")、最適な推定された目的関数値もプロットされます。最適な観測された目的関数値および最適な推定された目的関数値は、反復表示の BestSoFar (observed) 列および BestSoFar (estim.) 列の値にそれぞれ対応しています。これらの値は、Mdl.HyperparameterOptimizationResults のプロパティ ObjectiveMinimumTrace および EstimatedObjectiveMinimumTrace で確認できます。問題にベイズ最適化の最適化パラメーターが 1 つまたは 2 つある場合、ShowPlots はパラメーターに対する目的関数のモデルもプロットします。 | true |
SaveIntermediateResults | 最適化の結果を保存するかどうかを示す logical 値。このオプションが true の場合、"BayesoptResults" という名前のワークスペース変数が反復ごとに上書きされます。この変数は BayesianOptimization オブジェクトです。ConstraintBounds を使用して最適化問題を複数指定する場合、ワークスペース変数は "AggregateBayesoptResults" という名前の AggregateBayesianOptimization オブジェクトになります。 | false |
Verbose | コマンド ラインにおける表示レベル:
詳細については、 | 1 |
UseParallel | ベイズ最適化を並列実行するかどうかを示す logical 値。並列実行には Parallel Computing Toolbox™ が必要です。並列でのタイミングに再現性がないため、並列ベイズ最適化で再現性のある結果が生成されるとは限りません。詳細については、並列ベイズ最適化を参照してください。 | false |
Repartition | 反復ごとに交差検証を再分割するかどうかを示す論理値。このオプションが 分割ノイズが考慮されるので、通常は値を | false |
| 次の 3 つのオプションのいずれか 1 つのみを指定してください。 | ||
CVPartition | cvpartition によって作成された cvpartition オブジェクト | 交差検証オプションが指定されていない場合は KFold=5 |
Holdout | ホールドアウトの比率を表す範囲 (0,1) のスカラー | |
KFold | 1 より大きい整数 | |
例: HyperparameterOptimizationOptions=struct(UseParallel=true)
メモ
ハイパーパラメーター最適化のオプションは、多重応答回帰ではサポートされません。
出力引数
学習させたニューラル ネットワーク回帰モデル。RegressionNeuralNetwork モデル オブジェクトまたは RegressionPartitionedNeuralNetwork モデル オブジェクトとして返されます。
名前と値の引数 CrossVal、CVPartition、Holdout、KFold、Leaveout のいずれかを設定した場合、Mdl は RegressionPartitionedNeuralNetwork モデル オブジェクトになります。それ以外の場合、Mdl は RegressionNeuralNetwork モデル オブジェクトになります。
Mdl のプロパティを参照するには、ドット表記を使用します。
OptimizeHyperparameters を指定して HyperparameterOptimizationOptions の ConstraintType オプションと ConstraintBounds オプションを設定している場合、Mdl はモデル オブジェクトの N 行 1 列の cell 配列になります。ここで、N は ConstraintBounds の行数と等しくなります。いずれの最適化問題からも実行可能なモデルが得られない場合、cell 配列の各値が [] になります。
Network 引数を層配列または dlnetwork オブジェクトに設定してモデルを当てはめる場合、モデルのニューラル ネットワーク アーキテクチャを調べるには、dlnetwork (Deep Learning Toolbox) 関数を使用してモデルを dlnetwork オブジェクトに変換します。
複数の最適化問題についての最適化の結果の集計。AggregateBayesianOptimization オブジェクトとして返されます。AggregateOptimizationResults を返すには、OptimizeHyperparameters と HyperparameterOptimizationOptions を指定しなければなりません。HyperparameterOptimizationOptions の ConstraintType オプションと ConstraintBounds オプションも指定する必要があります。この出力の生成方法を示す例については、Hyperparameter Optimization with Multiple Constraint Boundsを参照してください。
詳細
既定のニューラル ネットワーク回帰モデルの層構造は次のとおりです。
| 構造 | 説明 |
|---|---|
|
| 入力 — この層は Tbl または X の予測子データに対応します。 |
最初の全結合層 — この層の出力数は既定では 10 です。
| |
ReLU 活性化関数 — この活性化関数は
| |
最終全結合層 — この層の出力は応答変数ごとに 1 つです。
| |
| 出力 — この層は予測応答値に対応します。 |
この層構造の回帰ニューラル ネットワーク モデルで予測を返す例については、回帰ニューラル ネットワーク モデルの層の構造を使用した予測を参照してください。
カスタムのニューラル ネットワーク アーキテクチャを指定するには、Network 引数を使用します。 (R2025a 以降)
ヒント
数値予測子は可能であれば常に標準化します (
Standardizeを参照)。標準化を行うと、予測子を測定するスケールの影響を受けなくなります。モデルに学習をさせた後で、新しいデータについて応答を予測する C/C++ コードを生成できます。C/C++ コードの生成には MATLAB Coder™ が必要です。詳細については、コード生成の紹介を参照してください。
アルゴリズム
参照
[1] Glorot, Xavier, and Yoshua Bengio. “Understanding the difficulty of training deep feedforward neural networks.” In Proceedings of the thirteenth international conference on artificial intelligence and statistics, pp. 249–256. 2010.
[2] He, Kaiming, Xiangyu Zhang, Shaoqing Ren, and Jian Sun. “Delving deep into rectifiers: Surpassing human-level performance on imagenet classification.” In Proceedings of the IEEE international conference on computer vision, pp. 1026–1034. 2015.
[3] Nocedal, J. and S. J. Wright. Numerical Optimization, 2nd ed., New York: Springer, 2006.
拡張機能
ハイパーパラメーターの最適化を並列実行するには、fitrnet 関数を呼び出すときに名前と値の引数 HyperparameterOptimizationOptions で UseParallel=true オプションを使用します。
並列的なハイパーパラメーターの最適化の詳細については、並列ベイズ最適化を参照してください。
並列計算の全般的な情報については、自動並列サポートを使用した MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
fitrnetは、次の少なくとも 1 つに該当する場合に GPU でモデルを当てはめます。入力引数
XがgpuArrayオブジェクトである。入力引数
YがgpuArrayオブジェクトである。入力引数
TblにgpuArrayの予測子変数または応答変数が含まれている。
詳細は、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2021a で導入HyperparameterOptimizationOptions に UseParallel=true が含まれている場合にソフトウェアで並列プールを開けないと、fitrnet は既定で逐次計算を実行します。
以前のリリースでは、このような状況でソフトウェアからエラーが発行されます。
fitrnet 関数を使用して、複数の応答変数をもつニューラル ネットワーク回帰モデルを作成できます。応答変数の数にかかわらず、関数は RegressionNeuralNetwork オブジェクトを返します。loss オブジェクト関数を使用して回帰損失を計算したり、predict オブジェクト関数を使用して新しいデータに対する応答を予測したりできます。
fitrnet を呼び出すときに、名前と値の引数 StandardizeResponses を使用して、応答変数を標準化するように指定できます。複数の応答変数をもつニューラル ネットワーク モデルを当てはめるときは、行に観測値を使用することはできません。また、検証データのオプション、交差検証のオプション、ハイパーパラメーター最適化のオプションも使用できません。
fitrnet で GPU 配列が完全にサポートされるようになりました。
R2023b 以降では、交差検証回帰ニューラル ネットワーク モデルは RegressionPartitionedNeuralNetwork オブジェクトです。以前のリリースでは、交差検証回帰ニューラル ネットワーク モデルは RegressionPartitionedModel オブジェクトでした。
RegressionPartitionedNeuralNetwork オブジェクトは 2 つの方法で作成できます。
オブジェクト関数
crossvalを使用して、回帰ニューラル ネットワーク モデル オブジェクトRegressionNeuralNetworkから交差検証済みモデルを作成する。関数
fitrnetを使用し、名前と値の引数CrossVal、CVPartition、Holdout、KFold、Leaveoutのいずれかを指定して、交差検証済みモデルを作成する。
MATLAB Command
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