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反復サブシステム

反復実行するサブシステムの設定

"反復サブシステム" は、制御ブロックによってイネーブルにされたときに現在のタイム ステップで 1 回以上実行されます。"制御ブロック" は、プログラミング言語の whilefor などのループ構造によって表現されるのと同様の制御ロジックを実装します。

次の反復サブシステムは一般的なユース ケースに適用されます。

  • While Iterator Subsystem ブロック — 論理条件が true である限り、アルゴリズムの実行を繰り返します。

  • For Iterator Subsystem ブロック — 反復変数が指定された反復制限を超えるまで、アルゴリズムの実行を繰り返します。

  • For Each Subsystem ブロック — 入力信号またはマスク パラメーターの個々の要素またはサブ配列にアルゴリズムを適用します。

次の反復サブシステムは近傍パターンを実装し、イメージやビデオなどの大規模な入力データ向けに最適化されています。

  • Neighborhood Processing Subsystem ブロック — 近傍パターンに従ったアルゴリズムを適用します。

  • Pixel Processing Subsystem ブロック — イメージ データのピクセルなどのマルチチャネル データにアルゴリズムを適用します。

  • Array Processing Subsystem ブロック — 大規模な配列の各要素にアルゴリズムを適用します。

状態をもつ For Each Subsystem 内の各ブロックは、このサブシステムによって処理される各要素またはサブ配列ごとに独立した状態セットを維持します。一方、While Iterator Subsystem と For Iterator Subsystem 内のブロックは、サブシステムの連続する反復全体で同じ状態を使用します。近傍処理反復サブシステムには状態はありません。

ブロック

すべて展開する

While Iterator Subsystem シミュレーション タイム ステップで論理式が true の場合にサブシステムの実行を繰り返す
For Iterator Subsystem シミュレーション タイム ステップ中に指定された反復回数だけサブシステムの実行を繰り返す
For Each Subsystem入力信号またはマスク パラメーターの個々の要素またはサブ配列にアルゴリズムを適用
Neighborhood Processing SubsystemCreate algorithm that follows the neighborhood pattern (R2022b 以降)
Pixel Processing SubsystemCreate algorithm that converts multichannel image data to single-channel (R2024a 以降)
Array Processing SubsystemApply algorithm to each element of a matrix (R2024a 以降)

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