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[ハードウェア実行] ペイン

[ハードウェア実行] カテゴリには、モデルを実行するようハードウェア ボードを構成するためのパラメーターが含まれています。ハードウェア実行パラメーターでは、通信接続やハードウェア固有のパラメーターを含む、ハードウェア ボードやデバイスで実行するモデルを作成するためのさまざまなオプションを指定します。[ハードウェア実行] ペイン パラメーターでは、ハードウェアやコンパイラの動作は制御されません。パラメーターは、MATLAB® ソフトウェアのハードウェアおよびコンパイラのプロパティについて説明します。

  • ハードウェア特性を指定すると、コードの実行時に発生する可能性のあるハードウェア オーバーフローなどのエラー条件をモデルのシミュレーションで検出できます。

  • MATLAB はこの情報を使用して、そのプラットフォームでできるだけ効率的に実行できるようなコードを生成します。また MATLAB ソフトウェアはこの情報を使用して、シミュレーションおよび生成コードでの整数および固定小数点演算の結果についてビットトゥルーが一致するようにします。

パラメーター説明
ハードウェア ボード

モデルを実行するハードウェア ボードを選択します。

コード生成のシステム ターゲット ファイル

[コード生成] ペインで選択するシステム ターゲット ファイル。

デバイス ベンダー

ハードウェア ボードの製造元を選択して、このモデルが表すシステムの実装に使用します。

デバイス タイプ

このモデルが表すシステムの実装に使用するハードウェアのタイプを選択。

これらのコンフィギュレーション パラメーターは [デバイスの詳細] セクションにあります。

パラメーター説明
ビット数: char

ハードウェアの文字ビット長を記述。

ビット数: short

ハードウェアのデータ ビット長を記述します。

ビット数: int

ハードウェアの整数ビット長を記述。

ビット数: long

製品ハードウェアのデータ ビット長を記述。

ビット数: long long

ハードウェアがサポートする C の long long データ型のビット長を指定。

ビット数: float

ハードウェアの浮動小数点データのビット長を記述 (読み取り専用)。

ビット数: double

ハードウェアの double データのビット長を記述 (読み取り専用)。

ビット数: native

ハードウェアのマイクロプロセッサのネイティブ ワード サイズを記述。

ビット数: pointer

ハードウェアのポインター データのビット長を記述。

ビット数: size_t

ハードウェアの size_t データのビット長を指定します。

ビット数: ptrdiff_t

ハードウェアの ptrdiff_t データのビット長を指定します。

最大 Atomic サイズ: integer

アトミックに読み込み、ハードウェアに保存できる最大の整数データ型を指定します。

最大 Atomic サイズ: floating-point

アトミックに読み込み、ハードウェアに保存できる最大の浮動小数点のデータ型を指定します。

バイト順

ハードウェア ボードのバイト順を記述。

符号付き整数の除算の丸め

ハードウェア用のコンパイラが 2 つの符号付き整数の除算結果を丸める方法を指定。

算術シフトとして符号付き整数を右にシフト

ハードウェア用のコンパイラが符号付き整数の右シフト時に符号ビットを埋める方法を指定。

long long のサポート

C コンパイラが C の long long データ型をサポートすることを指定します。ほとんどの C99 コンパイラは long long をサポートします。

次のコンフィギュレーション パラメーターは [詳細設定パラメーター] セクションにあります。

パラメーター説明

テスト ハードウェアを製品ハードウェアと同じにする

テスト ハードウェアが製品ハードウェアと異なるかどうかを指定します。

テスト デバイス ベンダーとタイプ

モデルから生成されたコードのテストに使用するハードウェアの製造元とタイプを選択。

ビット数: char

コードのテストに使用するハードウェアの文字ビット長を記述。

ビット数: short

コードのテストに使用するハードウェアのデータ ビット長を記述。

ビット数: int

コードのテストに使用するハードウェアの整数ビット長を記述。

ビット数: long

コードのテストに使用するハードウェアのデータ ビット長を記述。

ビット数: long long

テスト ハードウェアがサポートする C の long long データ型のビット長を指定します。

ビット数: float

コードのテストに使用するハードウェアの浮動小数点データのビット長を記述 (読み取り専用)。

ビット数: double

コードのテストに使用するハードウェアの double データのビット長を記述 (読み取り専用)。

ビット数: native

コードのテストに使用するハードウェアのマイクロプロセッサのネイティブ ワード サイズを既定。

ビット数: pointer

コードのテストに使用するハードウェアのポインター データのビット長を記述。

ビット数: size_t

コードのテストに使用するハードウェアの size_t データのビット長を記述。

ビット数: ptrdiff_t

コードのテストに使用するハードウェアの ptrdiff_t データのビット長を記述。

最大 Atomic サイズ: integer

コードのテストに使用するハードウェアで、アトミックに読み込みおよび保存できる最大の整数データ型を指定。

最大 Atomic サイズ: floating-point

コードのテストに使用するハードウェアで、アトミックに読み込みおよび保存できる最大の浮動小数点のデータ型を指定。

バイト順

コードのテストに使用するハードウェアのバイト順を記述。

符号付き整数の除算の丸め

テスト ハードウェア用のコンパイラが 2 つの符号付き整数の除算結果を丸める方法を指定します。

算術シフトとして符号付き整数を右にシフト

テスト ハードウェア用のコンパイラが符号付き整数の右シフト時に符号ビットを埋める方法を指定します。

long long のサポート

C コンパイラが C の long long データ型をサポートすることを指定します。

Simulink Coder 機能を使用 (Simulink Coder)

Simulink でサポートされているハードウェアに展開されているモデルに対してSimulink Coder機能を有効にします。

Embedded Coder 機能の使用 (Embedded Coder)

Simulink でサポートされているハードウェアに展開されているモデルに対してEmbedded Coder機能を有効にします。

以下のモデル コンフィギュレーション パラメーターは他のドキュメンテーションには記載されていません。

パラメーター説明
TargetPreprocMaxBitsSint
整数 - 32
ターゲット C プリプロセッサが符号付き整数の計算に使用できる最大ビット数を指定します。
TargetPreprocMaxBitsUint
整数 - 32
ターゲット C プリプロセッサが符号なし整数の計算に使用できる最大ビット数を指定します。

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