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サンプル レートおよびその他の時間情報の編集
信号アナライザー アプリで、timetable
または timeseries
オブジェクト以外の任意の信号に時間情報を追加したり編集できます。固有の時間情報をもたない 1 つ以上の信号を信号テーブルで選択し、[アナライザー] タブで [時間値] をクリックします。
メモ
[名前] 列をクリックすると信号テーブルの信号が選択されます。行全体が強調表示され、信号が選択されていることが示されます。キーボードの Ctrl を押したまま、目的のすべての信号の [名前] 列をクリックして、複数の信号を選択します。信号の名前の隣にあるチェック ボックスは、アクティブな表示に信号がプロットされるかどうかを示します。
[時間値] ダイアログ ボックスで [時間指定] オプションを選択します。
時間指定オプション | 説明 |
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サンプル単位で作業 (既定) | このオプションでは、サンプル レートまたはサンプル時間を指定せずに信号を調査できます。これは、MATLAB® で x 軸の情報がない状態で信号をプロットすることと同じです。 |
サンプル レートと開始時間 | 信号がサンプリングされたレートがわかっている場合には、このオプションを使用します。最初のサンプルに対応するサンプル レートと時点を指定します。 [サンプル レート] は、Hz、kHz、MHz または GHz で表すことができます。 [開始時間] は、秒、年、日、時、分、ミリ秒、マイクロ秒またはナノ秒で表すことができます。 信号が時間単位でディスプレイにプロットされるように、サンプル レートを設定します。 |
サンプル時間と開始時間 | サンプル間の時間間隔がわかっている場合には、このオプションを使用します。最初のサンプルに対応するサンプル時間と時点を指定します。 [サンプル時間] と [開始時間] は、それぞれ秒、年、日、時、分、ミリ秒、マイクロ秒またはナノ秒で表すことができます。 信号が時間単位でディスプレイにプロットされるように、サンプル時間を設定します。 |
時間値 | 各サンプルに対応する時間値がわかっている場合には、このオプションを使用します。MATLAB 式または MATLAB ワークスペースの変数の名前を使用して時間値を指定します。 [時間値] は、実際の時間値を秒単位で表して数値ベクトルに格納できます。値は一意で、 時間値は配列 時間値は MATLAB 式として入力することもできます。式は信号と同じ長さをもつ配列を指定しなければなりません。値は一意で、
すべての場合で、アプリは時間値からサンプル レートを派生させ、信号テーブルの [時間] 列に表示します。サンプル レートの前に表示されるアスタリスクは、信号のサンプリングが等間隔でないことを示します。 |
メモ
時間情報のない信号は、"x" 軸上のサンプル単位でプロットされます。時間情報のある信号は、"x" 軸上の時間単位でプロットされます。同一のディスプレイ上に複数の信号をプロットするには、すべての信号が時間情報をもっているか、あるいはすべての信号がサンプル単位であることを確認してください。そうでない場合、次の警告が表示されます。
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x 軸をサンプルとした場合の信号 | x 軸を時間とした場合の信号 |
信号が欠損している場合や時間点が重複している場合、欠損または重複する時間および非等間隔の時間をもつ timetable の整理のヒントを使用して修正できます。
信号が不等間隔サンプルの場合、信号アナライザーは信号を等間隔グリッドに内挿して、スペクトル推定を計算します。アプリは線形内挿を使用し、サンプル時間が隣接する時間点の差の中央値に等しいと仮定します。信号テーブルでは、派生されたサンプル レートに、信号が等間隔でないサンプルであることを示すアスタリスクが表示されます。
メモ
内挿は、スペクトル推定を計算するためだけに使用されます。時間プロットはリサンプリングされません。
不等間隔サンプル信号がサポートされるには、時間間隔の中央値と時間間隔の平均値は以下に従わなければなりません。
フィルター処理とスカログラム表示は不等間隔サンプル信号はサポートしていません。
アプリは、
labeledSignalSet
オブジェクトへの時間情報の追加やlabeledSignalSet
オブジェクトの時間情報の編集をサポートしていません。