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impz
デジタル フィルターのインパルス応答
構文
説明
[
では、デジタル フィルター h
,t
] = impz(d
)d
のインパルス応答が返されます。d
を周波数応答仕様に基づいて生成するには、関数designfilt
を使用します。
出力引数なしで impz(___)
を使用すると、フィルターのインパルス応答がプロットされます。
例
入力引数
出力引数
アルゴリズム
impz
では、以下のステートメントを使用して、長さ n
のインパルス シーケンスがフィルター処理されます。
filter(b,a,[1 zeros(1,n-1)])
stem
を使用して、結果をプロットします。
メモ
impz
への入力が単精度の場合、関数は、単精度演算を使用してインパルス応答を計算し、単精度出力を返します。
impz
が n
を自動的に計算した場合、アルゴリズムは次のフィルターの特性によって異なります。
FIR フィルター —
n
はb
の長さです。IIR フィルター —
impz
は、roots
を使用して伝達関数の極を最初に求めます。フィルターが不安定な場合、
n
は最大の極をもつ項が元の値の 106 倍に達する位置に存在するものとして選択されます。フィルターが安定している場合、
n
は、振幅が最大の極をもつ項が元の振幅の 5 × 10–5 倍になる位置に存在するものとして選択されます。フィルターが振動する (単位円上の極のみ) 場合、
impz
では、最も遅い振動の周期の 5 倍が n とされます。フィルターに振動項と減衰項の両方が含まれている場合は、
n
は、発振が最も遅くなる 5 周期、または最大の極をもつ項が元の振幅の 5 × 10–5 倍になる値の大きい方になります。
impz
では、分子多項式に遅延を含むことができます。遅延の数は、サンプル数の計算に組み込まれています。
拡張機能
バージョン履歴
R2006a より前に導入参考
designfilt
| digitalFilter
| impulse
(Control System Toolbox) | impzlength
| stem