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プロットの作成

ライブ エディターでの可視化の対話的な作成と確認

R2021a 以降

説明

[プロットの作成] タスクでは、データの可視化を対話的に作成および確認できます。可視化はカテゴリのリストから選択するか、ワークスペース変数に基づくタスクの推奨に従います。このタスクでは、MATLAB® コードが自動的に生成され、生成された可視化にラベルが追加されます。

このタスクを使用すると、次を行うことができます。

  • 変数とチャート タイプを選択してプロットを作成します。

  • 同じデータをさまざまな可視化で確認します。最初にいくつかの変数を選択し、さまざまなチャート タイプを選択して試します。

  • 同じ形式の可視化でさまざまなデータを確認します。最初にチャート タイプを選択します。タスクからデータを求められます。

  • 複数のプロットを結合します。[追加] タブをクリックして、複数の可視化を重ね合わせたり結合したりします。

  • プロットの外観をカスタマイズします。たとえば、線グラフのマーカー記号や棒グラフのバーの配置を変更できます。

[プロットの作成] タスクでは、ライン プロット、散布図、ヒストグラムなど、ほとんどの MATLAB プロットがサポートされています。プロットとそれらをプログラムで生成するための関数のリストについては、MATLAB プロットのタイプを参照してください。

このタスクでは、Signal Processing Toolbox™ および Control System Toolbox™ の一部のチャートもサポートされています。動的システム モデルによる線形解析プロットの作成の詳細については、プロットの作成 (Control System Toolbox)を参照してください。

Create Plot task in the Live Editor

タスクを開く

[プロットの作成] タスクを MATLAB エディターでライブ スクリプトに追加するには、以下を行います。

  • [ライブ エディター] タブで [タスク][プロットの作成] を選択します。

  • スクリプトのコード ブロック内に、vizvisualizecreatehold などの関連キーワードを入力します。コマンドの補完候補から [プロットの作成] を選択します。

  • スクリプトのコード ブロック内に、plotbarcontour などのチャート関数の名前を入力します。コマンドの補完候補から [プロットの作成] を選択します。この方法を使用してタスクを追加すると、MATLAB により、対応するチャート タイプがタスクの [可視化の選択] セクションで自動的に選択されます。

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"プロットの作成" を使用して、データ セットの可視化を作成し、可視化パラメーターをカスタマイズします。

サンプル データ patients.mat を読み取ります。このファイルには、架空の医療患者情報を表す 10 列のデータが含まれています。

load patients

散布図を使用して、変数 AgeDiastolic の関係を可視化します。まず、"プロットの作成" タスクをライブ スクリプトに追加し、散布図として目的の可視化を指定して、散布図を作成します。

次に、"X" メニュー項目を変数 Age に設定し、"Y" メニュー項目を変数 Diastolic に設定して、プロットのデータを選択します。

次に、"オプションの可視化パラメーターを選択" タスク セクションを開いて、オプションの可視化パラメーターを表示します。次に、"マーカー記号" メニュー項目を "+" 記号に設定して、散布図マーカーをカスタマイズします。

結果として得られる可視化には、DiastolicAge の関係を示す散布図が表示されます。各データ点に + マーカーが示されています。

Live Task

Figure contains an axes object. The axes object with title Diastolic vs. Age, xlabel Age, ylabel Diastolic contains an object of type scatter. This object represents Diastolic.

"プロットの作成" を使用して複数のプロットを単一の可視化に重ね合わせます。

サンプル データ patients.mat を読み取ります。このファイルには、架空の医療患者情報を表す 10 列のデータが含まれています。

load patients

散布図を使用して、変数 AgeDiastolic の関係を可視化します。まず、"プロットの作成" タスクをライブ スクリプトに追加し、散布図として目的の可視化を指定して、散布図を作成します。

次に、"X" メニュー項目を変数 Age に設定し、"Y" メニュー項目を変数 Diastolic に設定して、プロットのデータを選択します。

結果として得られる可視化には、DiastolicAge の関係を示す散布図が表示されます。

Live Task

Figure contains an axes object. The axes object with title Diastolic vs. Age, xlabel Age, ylabel Diastolic contains an object of type scatter. This object represents Diastolic.

次に、散布図を使用して、変数 AgeSystolic の関係を可視化します。まず、既存のタスク パラメーター セクションの下にある "追加" タブをクリックして別のプロットを重ね合わせます。

次に、"Y" メニュー項目を変数 Systolic に設定して、プロットのデータを選択します。

結果として得られる可視化には、同じ座標軸に複数の散布図 (SystolicAge の関係を示した散布図および DiastolicAge の関係を示した散布図) が表示されます。

Live Task

Figure contains an axes object. The axes object contains 2 objects of type scatter. These objects represent Diastolic, Systolic.

surf などの一部のプロット関数は複数の入力構成を受け入れます。"プロットの作成" タスクを使用して、データに合わせて可視化の構成をカスタマイズします。

関数 peaks を使用してプロットするデータを生成します。

Zvar = peaks;

表面プロットを使用して、生成されたデータを可視化します。まず、"プロットの作成" タスクをライブ スクリプトに追加し、表面プロットとして目的の可視化を指定して、表面プロットを作成します。

次に、生成されたデータに適した構成を選択します。データが単一の配列 Zvar に含まれているため、"構成" メニュー項目を "Z と色の指定" に設定します。結果として、surf には単一のデータ入力 Z のみが必要です。

次に、"Z" データ入力メニュー項目を変数 Zvar に設定して、データを可視化します。

結果として得られる可視化では、Z データで作成された表面が表示されます。既定では、変数 Zvar により、表面の高さと表面の色の両方が定義されます。

Live Task

Figure contains an axes object. The axes object with title Zvar contains an object of type surface.

関連する例

ヒント

  • タイトル、ラベル、および凡例のテキストを対話的にカスタマイズするには、[Figure] タブのオプションを使用します。

バージョン履歴

R2021a で導入

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参考

関数

ライブ エディター タスク