フィルター デザイナー
アルゴリズムの選択から始めるフィルターの設計
説明
フィルター デザイナー アプリによって、デジタル フィルターを設計および解析できます。また、既存のフィルター設計をインポートおよび変更できます。
このアプリを使用して以下ができます。
応答タイプとフィルター設計法の選択
フィルター設計仕様の設定
フィルター設計の解析、編集、最適化
フィルター設計のエクスポートまたは MATLAB® コードの生成
詳細については、フィルター デザイナーの紹介を参照してください。
その他
DSP System Toolbox™ 製品がインストールされている場合、フィルター デザイナーは高度なフィルター設計法とフィルターの量子化機能を統合します。詳細については、filterDesigner
(DSP System Toolbox)を参照してください。
メモ
このアプリを使用するには、画面解像度が 640 × 480 より大きくなければなりません。

フィルター デザイナー アプリを開く
MATLAB ツールストリップ: [アプリ] タブの [信号処理と通信] でアプリのアイコンをクリックします。
MATLAB コマンド プロンプトで、
filterDesigner
と入力します。
例
非対称減衰の FIR バンドパス フィルター
フィルター デザイナー アプリを使用して、1 kHz でサンプリングされた信号で使用される 50 次等リップルの FIR バンドパス フィルターを作成します。
N = 50; Fs = 1e3;
通過帯域の周波数の範囲を 200 ~ 300 Hz で指定し、いずれかの側の遷移領域の幅を 50 Hz に指定します。
Fstop1 = 150; Fpass1 = 200; Fpass2 = 300; Fstop2 = 350;
次のように最適化適合の重みを指定します。
低周波数阻止帯域に 3
通過帯域に 1
高周波数阻止帯域に 100
フィルター デザイナー アプリを開きます。
Wstop1 = 3; Wpass = 1; Wstop2 = 100; filterDesigner
アプリを使用してフィルターの残りの部分を設計します。周波数制約と振幅仕様を指定するには、作成した変数を使用します。
[応答タイプ] を
[バンドパス]
に設定します。[設計法] を
[FIR]
に設定します。ドロップダウン リストから[等リップル]
を選択します。[フィルター次数] で次数に
N
を指定します。[周波数仕様] で、[Fs] に
Fs
を指定します。[フィルター設計] をクリックします。
任意の振幅フィルター
次の区分的周波数応答で FIR フィルターを設計します。
0 と 0.19π ラジアン/サンプルの間の正弦波。
F1 = 0:0.01:0.19; A1 = 0.5+sin(2*pi*7.5*F1)/4;
0.2π ラジアン/サンプルと 0.78π ラジアン/サンプルの間の区分的線形セクション。
F2 = [0.2 0.38 0.4 0.55 0.562 0.585 0.6 0.78]; A2 = [0.5 2.3 1 1 -0.2 -0.2 1 1];
0.79π ラジアン/サンプルとナイキスト周波数の間の 2 次セクション。
F3 = 0.79:0.01:1; A3 = 0.2+18*(1-F3).^2;
フィルター次数を 50 に指定します。周波数ベクトルと振幅ベクトルを統合します。最適化適合時にすべての帯域に等しい重みを与えるには、すべての重みベクトルを 1 に指定します。フィルター デザイナー アプリを開きます。
N = 50; FreqVect = [F1 F2 F3]; AmplVect = [A1 A2 A3]; WghtVect = ones(1,N/2); filterDesigner
アプリを使用してフィルターを設計します。
[応答タイプ] で、
[微分器]
の横のボタンを選択します。ドロップダウン リストから[任意振幅]
を選択します。[設計法] を
[FIR]
に設定します。ドロップダウン リストから[最小二乗]
を選択します。[フィルター次数] で、変数
N
に次数を指定します。[周波数と振幅の仕様] で、作成した変数を指定します。
周波数ベクトル —
FreqVect
振幅ベクトル —
AmplVect
重みベクトル —
WghtVect
[フィルター設計] をクリックします。
プロットの y 軸を右クリックし、[振幅] を選択して、振幅応答を線形単位で表します。
関連する例
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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