matlab.io.Datastore クラス
名前空間: matlab.io
基本データストア クラス
説明
matlab.io.Datastore
は、カスタム データストア作成用の抽象クラスです。データストアは、特にデータが大きすぎてメモリに収まらない場合に、データの大規模な集合に反復してアクセスする上で便利です。抽象クラス Datastore
は、MATLAB® 内のすべてのカスタム データストアに必要なインターフェイスを宣言して取得します。次の構文を使用してクラスを派生させます。
classdef MyDatastore < matlab.io.Datastore ... end
カスタム データストアを実装するには、次を実行します。
クラス
matlab.io.Datastore
から継承4 つの必須メソッドを定義:
hasdata
、read
、reset
、およびprogress
カスタム データストアの作成の詳細とその手順については、カスタム データストアの開発を参照してください。
メソッド
read | データストアからデータを読み取ります。
出力 出力
|
hasdata | データが読み取り可能かどうかを判別します。出力は logical 型です。
|
reset | データストアを、データが読み取られる前の初期状態にリセットします。
|
progress | 既に読み取ったデータ量を判定します。 出力は、
|
preview | データのサブセットを返します。
既定の実装では、データの最初の 8 行を返します。出力のデータ型は、
|
readall | データストアのすべてのデータを読み取ります。
出力のデータ型は、
|
combine | 複数のデータストアのデータを統合します。
出力
|
transform | データストアを変換します。
出力
|
isPartitionable | データストアが分割可能かどうかを判別します。出力は logical 型です。
|
isSubsettable | データストアがサブセット化可能かどうかを判別します。出力は logical 型です。
|
isShuffleable | データストアがシャッフル可能かどうかを判別します。出力は logical 型です。
|
プロパティ
ハンドル プロパティをカスタム データストアに追加するには、copyElement
メソッドを実装しなければなりません。たとえば、カスタム データストア内で DsFileSet
オブジェクトをプロパティとして使用する場合は、copyElement
メソッドを実装します。copyElement
メソッドを実装することで、datastore オブジェクトのディープ コピーを作成できます。詳細については、コピー操作のカスタマイズを参照してください。copyElement
メソッドの実装例については、カスタム データストアの開発を参照してください。
例
バージョン履歴
R2017b で導入