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CombinedDatastore

複数の基となるデータストアから読み取ったデータを結合するためのデータストア

説明

自身以外の複数のデータストアから読み取ったデータを統合するには、CombinedDatastore オブジェクトを使用します。

CombinedDatastore は、基となるデータストアの対応する部分からデータが読み取られるように、基となるデータストア間のパリティを維持します。CombinedDatastore をリセットすると、基となるデータストアがすべてリセットされます。

作成

関数 combine を使用して CombinedDatastore オブジェクトを作成することができます。たとえば、dsnew = combine(ds1,ds2) は、データストア ds1ds2 から読み取ったデータを統合するデータストアを作成します。

プロパティ

すべて展開する

基となるデータストア。datastore オブジェクトの cell 配列として指定します。

データ型: cell

この プロパティ は読み取り専用です。

書き込みでサポートされる形式。string の行ベクトルとして返されます。このプロパティは、writeall を使用してデータストアから出力ファイルを書き込む際に使用可能な出力形式を指定します。

オブジェクト関数

combine複数のデータストアのデータを統合
hasdataデータが読み取り可能かどうかを判別
previewデータストア内のデータのサブセットをプレビュー
readデータストアのデータの読み取り
readallデータストアのすべてのデータの読み取り
writeallファイルへのデータストアの書き込み
resetデータストアの初期状態へのリセット
transformデータストアの変換
numpartitionsデータストアの区画数
partitionデータストアを分割する
shuffleデータストア内のすべてのデータをシャッフルする
isPartitionableデータストアが分割可能かどうかを判別
isSubsettableDetermine whether datastore is subsettable
isShuffleableデータストアがシャッフル可能かどうかを判別

すべて折りたたむ

基となるデータストアのイメージ ペア間のパリティを維持するデータストアを作成します。たとえば、2 つのイメージ データストアを個別に作成してから、2 つのイメージ データストアから対応するイメージを読み取る統合データストアを作成します。

3 つのイメージの集合を表すデータストア imds1 を作成します。

imds1 = imageDatastore({'street1.jpg','street2.jpg','peppers.png'}); 

imds1 のイメージをグレースケール イメージに変換して、2 つ目のデータストア imds2 を作成します。

imds2 = transform(imds1,@(x) im2gray(x));

imds1imds2 から統合データストアを作成します。

imdsCombined = combine(imds1,imds2);

統合データストアから最初のイメージのペアを読み取ります。この統合データストアに対する個々の読み取り処理によって、12 列の cell 配列で表されるイメージのペアが返されます。

dataOut = read(imdsCombined)
dataOut=1×2 cell array
    {480x640x3 uint8}    {480x640 uint8}

統合データストアからの最初の読み取りの出力を表示します。

imshow(imtile(dataOut));

Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

バージョン履歴

R2019a で導入