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SequentialDatastore

複数の基となるデータストアからの、データの順次読み取り

R2022b 以降

説明

SequentialDatastore オブジェクトを使用して、複数のデータストアから連結なしにデータを順次読み取ります。

作成

関数 combine を使用して SequentialDatastore オブジェクトを作成できます。たとえば、dsnew = combine(ds1,ds2,ReadOrder="sequential") は、データストア ds1ds2 からデータを順次読み取るデータストアを作成します。

プロパティ

すべて展開する

基となるデータストア。datastore オブジェクトの cell 配列として指定します。SequentialDatastore オブジェクトをリセットすると、基となるデータストアがすべてリセットされます。

この プロパティ は読み取り専用です。

書き込みでサポートされる形式。string の行ベクトルとして返されます。このプロパティは、writeall を使用してデータストアから出力ファイルを書き込む際に使用可能な出力形式を指定します。

オブジェクト関数

combine複数のデータストアのデータを統合
hasdataデータが読み取り可能かどうかを判別
previewデータストア内のデータのサブセットをプレビュー
readデータストアのデータの読み取り
readallデータストアのすべてのデータの読み取り
writeallファイルへのデータストアの書き込み
resetデータストアの初期状態へのリセット
transformデータストアの変換
numpartitionsデータストアの区画数
partitionデータストアを分割する
shuffleデータストア内のすべてのデータをシャッフルする
isPartitionableデータストアが分割可能かどうかを判別
isSubsettableDetermine whether datastore is subsettable
isShuffleableデータストアがシャッフル可能かどうかを判別

すべて折りたたむ

2 つのイメージ データストアから交互に読み取るデータストアを作成します。

2 つのイメージの集合を表す ImageDatastore ds1 を作成します。次に、ds1 のイメージをグレースケール イメージに変換して、2 つ目の ImageDatastore ds2 を作成します。ds1ds2 を統合して SequentialDatastore オブジェクトを作成します。

ds1 = imageDatastore(["peppers.png","street2.jpg"]); 
ds2 = transform(ds1,@(x) im2gray(x));
dsseq = combine(ds1,ds2,ReadOrder="sequential");

SequentialDatastore オブジェクトから最初の 3 つのイメージを読み取ります。この SequentialDatastore オブジェクトの読み取り処理を行うたびに、1 行 1 列の cell 配列で表される単一のイメージが返されます。

img1 = read(dsseq);
img2 = read(dsseq);
img3 = read(dsseq);

バージョン履歴

R2022b で導入