Main Content

このページの内容は最新ではありません。最新版の英語を参照するには、ここをクリックします。

cellstr

文字ベクトルの cell 配列に変換

説明

C = cellstr(A)A を文字ベクトルの cell 配列に変換します。たとえば A が string "foo" の場合、C は文字ベクトル {'foo'} を含む cell 配列になります。

C = cellstr(A, dateFmt) で、Adatetime または duration 配列であり、"HH:mm:ss" などの指定された形式を適用します。さらに、"en_US" などのロケールを個別の入力として指定できます。

すべて折りたたむ

複数のテキストを含む string 配列を作成できます。ただし、入力引数として文字ベクトルの cell 配列を受け入れるが、string 配列は受け入れない関数を使用しなければならない場合があります。string 配列からこのような関数にデータを渡すには、関数 cellstr を使用して、string 配列を文字ベクトルの cell 配列に変換します。

string 配列を作成します。string は二重引用符を使用して作成できます。

A = ["Past","Present","Future"]
A = 1x3 string
    "Past"    "Present"    "Future"

string 配列を 1 行 3 列の文字ベクトルの cell 配列に変換します。

C = cellstr(A)
C = 1x3 cell
    {'Past'}    {'Present'}    {'Future'}

文字配列を作成します。3 行 4 列の配列になるように、末尾にスペースを加えて各行の長さを同じにします。

A = ['abc ';'defg';'hi  ']
A = 3x4 char array
    'abc '
    'defg'
    'hi  '

class(A)
ans = 
'char'

文字配列を 3 行 1 列の文字ベクトルの cell 配列に変換します。

C = cellstr(A)
C = 3x1 cell
    {'abc' }
    {'defg'}
    {'hi'  }

class(C)
ans = 
'cell'

calendarDuration 配列を作成します。

D = calmonths(15:17) + caldays(8) + hours(1.2345)
D = 1x3 calendarDuration
   1y 3mo 8d 1h 14m 4.2s   1y 4mo 8d 1h 14m 4.2s   1y 5mo 8d 1h 14m 4.2s

配列を文字ベクトルの cell 配列に変換します。

C = cellstr(D)
C = 1x3 cell
    {'1y 3mo 8d 1h 14m 4.2s'}    {'1y 4mo 8d 1h 14m 4.2s'}    {'1y 5mo 8d 1h 14m 4.2s'}

class(C)
ans = 
'cell'

入力引数

すべて折りたたむ

入力配列。A のデータ型は、cellstrA を文字ベクトルの cell 配列に変換する方法を指定します。

入力型

変換のメモ

サンプル入力

サンプル出力

string

各要素を文字ベクトルに変換し、cell に割り当てます。

A が空 ("") の場合、出力は "空の文字配列" を含む cell (0 行 0 列の文字ベクトル) になります。

1×1 string array
    "foo"

1×1 cell array
    {'foo'}
1×2 string array
    "foo"    "bar"
1×2 cell array
    {'foo'}    {'bar'}

文字配列

入力の各行を cell に割り当てます。cellstr は、改行しない空白文字などの有意の空白文字を除き、各行の末尾にある空白文字を削除します。

2×3 char array
    'foo'
    'bar'
 2×1 cell array
    {'foo'}
    {'bar'}

categorical 配列

入力配列の各要素を文字ベクトルに変換し、このベクトルを新規 cell 配列の cell に割り当てます。

1x3 categorical array
    red    green    blue
1×3 cell array
    {'red'}    {'green'}    {'blue'}

datetime 配列

各要素を文字ベクトルに変換し、cell に割り当てます。形式とロケールを指定するには、dateFmtを参照してください。

datetime(2020,6,1)

1x1 cell array
   {'01-Jun-2020'}

duration 配列

各要素を文字ベクトルに変換し、cell に割り当てます。形式とロケールを指定するには、dateFmtを参照してください。

duration(5:6,12,21)

1x2 cell array
    {'05:12:21'}    {'06:12:21'}

calendarDuration 配列

各要素を文字ベクトルに変換し、cell に割り当てます。形式とロケールを指定するには、dateFmtを参照してください。

calmonths(15) + caldays(8) + hours(1.2345)

1x1 cell array
    {'1y 3mo 8d 1h 14m 4.2s'}

日付の形式およびロケール。個々の文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。A 入力の型は datetimeduration または calendarDuration でなければなりません。

形式を指定しない場合、cellstr は、AFormat プロパティにある値を使用します。ロケールのみを指定するには、形式のプレースホルダーとして空の配列 ([]) を使用します。

例: cellstr(A, "yyyy-MM-dd")

例: cellstr(A, "yyyy-MM-dd","en_US")

例: cellstr(A, [],"en_US")

サポートされる形式は A のデータ型によって異なります。

  • datetime の形式は、"yyyy-MMM-dd HH:mm:ss.SSS" のように単位と区切り記号を組み合わせて指定できます。詳細については、datetime 配列の Format プロパティを参照してください。

  • duration の形式は、ydhms のいずれか 1 文字か、次のいずれかの組み合わせになります。

    • "dd:hh:mm:ss"

    • "hh:mm:ss"

    • "mm:ss"

    • "hh:mm"

    • 上記のいずれかに秒の小数部を表す文字 S (最大 9 桁) を加えた "hh:mm:ss.SSSS" のような形式

  • calendarDuration の形式は、文字 yqmwdt"ym" のように大きい単位から小さい単位の順に組み合わせて指定できます。duration および calendarDuration の形式の詳細については、日付と時刻の表示形式の設定を参照してください。

ロケールは、月の名前などの日付と時刻の特定成分を表現するために使用する言語に影響します。有効な値は次のとおりです。

  • "system"。システムのロケールを使用します。

  • xx_YY の形式の文字ベクトル。xx は ISO 639-1 で定義された小文字 2 文字の言語コードで、YY は ISO 3166-1 alpha-2 で定義された大文字の国コードです。サンプル値については、関数 datetime の名前と値の引数Localeを参照してください。

拡張機能

バージョン履歴

R2006a より前に導入