Java からの MATLAB の呼び出し
MATLAB® と連携して動作する Java® プログラムの記述
Java プログラムから同期的または非同期的に MATLAB 関数を呼び出し、MATLAB ステートメントを評価します。Java プログラムは、MATLAB ワークスペースとの間でデータの受け渡しができます。エンジンは、JDK™ でビルドされた Java アプリケーションをサポートします。バージョンの情報については、MATLAB Interfaces to Other Languages を参照してください。
Java 関数を MATLAB から呼び出す方法については、MATLAB からの Java の呼び出しを参照してください。
関数
クラス
トピック
入門
- Java 用の MATLAB エンジン API
この API により、Java プログラムが MATLAB を計算エンジンとして使用できるようになります。 - Java エンジン プログラムのビルド
環境変数と Java クラス パスを設定し、Java コードをコンパイルして実行します。 - Java のソース コード例
これらの例では、Java 用の MATLAB エンジン API の使用方法を説明します。
Java エンジン API の概要
- Java エンジン API の概要
Java 用の MATLAB エンジン API の使用に利用できるクラスとメソッドの概要を示します。 - Java データ型の変換
MATLAB エンジン API では、Java データ型を MATLAB に渡し、MATLAB データ型を Java に渡すマッピングが提供されています。これには、MATLAB のハンドル オブジェクト、cellstr、構造体および複素数配列を扱う Java クラスも含まれます。
Java 用 MATLAB エンジン API の使用
- Java からの MATLAB セッションの開始と終了
Java エンジン セッションを同期的または非同期的に開始します。起動オプションを MATLAB に渡すことができます。 - 実行中の MATLAB セッションへの Java の接続
共有セッションとして開始された、または共有セッションに変換された実行中の MATLAB セッションに、Java エンジンを接続します。 - Java からの MATLAB 関数の実行
Java 変数を MATLAB 関数の呼び出しに渡し、値を Java に返します。 - Java からの MATLAB ステートメントの評価
MATLAB 式を Java から評価し、変数を MATLAB ベース ワークスペースに書き込みます。 - Java から MATLAB への変数の引き渡し
変数を Java から MATLAB に関数の引数として渡すか、これらの変数を MATLAB ベース ワークスペースに配置します。 - MATLAB から Java への変数の引き渡し
MATLAB ワークスペースから変数を取得して、適切な Java タイプにマッピングします。 - MATLAB コマンド ウィンドウの出力を Java にリダイレクト
MATLAB コマンド ウィンドウからの標準出力を Java にリダイレクトします。
Java 専用の MATLAB データ型
- Java での複素変数の使用
Complex
クラスを使用して Java で複素数を定義します。 - Java での MATLAB 構造体の使用
Struct
クラスを使用して、Java で MATLAB 構造体のデータ型を定義します。 - MATLAB への Java CellStr の引き渡し
JavaCellStr
クラスを使用して、文字ベクトルの MATLAB cell 配列を定義します。 - Java での MATLAB ハンドル オブジェクトの使用
JavaHandleObject
クラスを使用して、MATLAB ハンドル オブジェクトを Java に返します。
トラブルシューティング
Java 用の MATLAB エンジン API は MATLAB 用の特定的な例外クラスを定義します。
MATLAB と Java では多次元配列の表示が異なりますが、配列要素へのインデックス付きの参照により同じ結果が生成されます。
MATLAB 関数を出力引数なしで、または複数の出力引数を使って呼び出す場合は、エンジンの feval
メソッドの呼び出しでその数を指定しなければなりません。
場合によっては、呼び出す MATLAB 関数の要件に対応するよう、特定の MATLAB 型へと変換しなければなりません。