nyquist
動的システムのナイキスト応答
構文
説明
nyquist(___)
は、前述のすべての入力引数の組み合わせについて、sys
の周波数応答のナイキスト線図を既定のプロット オプションで作成します。プロットは、システム応答の実数部と虚数部を周波数の関数として表示します。プロットをさらにカスタマイズするには、nyquistplot
を使用します。
複数の動的システムの応答を同じプロット上にプロットするには、
sys
をモデルのコンマ区切りリストとして指定します。たとえば、nyquist(sys1,sys2,sys3)
は 3 つのモデルの応答を同じプロット上にプロットします。プロット内の各システムの色、ライン スタイル、およびマーカーを指定するには、システムごとに
LineSpec
値を指定します。たとえば、nyquist(sys1,LineSpec1,sys2,LineSpec2)
は 2 つのモデルをプロットし、それらのプロット スタイルを指定します。LineSpec
値の指定の詳細については、nyquistplot
を参照してください。
例
入力引数
出力引数
ヒント
ナイキスト線図に特に適用される 2 つのズーム オプションは右クリック メニューから使用できます。
フル ビュー —ナイキスト線図の制約されていない分岐を切り取りますが、臨界点 (–1, 0) が含まれます。
ズーム オン (-1,0) — 臨界点付近 (–1, 0) をズームします。
追加のプロット カスタマイズ オプションが必要な場合は、代わりに
nyquistplot
を使用します。nyquist
を使用して作成されたプロットは、複数行のタイトルや、string 配列または文字ベクトルの cell 配列として指定されたラベルをサポートしません。複数行のタイトルやラベルを指定するには、newline
文字を含む単一の string を使用します。nyquist(sys,u,t) title("first line" + newline + "second line");