コマンド ラインでのボード線図とナイキスト線図のプロット
bode コマンドと nyquist コマンドを使用して、線形モデルのボード線図とナイキスト線図をプロットできます。プロットの外観をカスタマイズするか、プログラムで信頼領域をオンにする場合は、代わりに bodeplot と nyquistplot を使用します。
すべてのプロット コマンドには、次のような同じ基本構文があります。
1 つのモデルをプロットするには、構文
command(model)を使用する。複数のモデルをプロットするには、構文
command(model1,model2,...,modelN)を使用する。
この場合の command は、任意のプロット コマンドを表します。
指定された数の標準偏差に対する信頼区間を表示するには、次の構文を使用します。
h=command(model); showConfidence(h,sd)
ここで、sd はガウス分布の標準偏差の数で、コマンドは bodeplot または nyquistplot です。たとえば、ノミナル モデル曲線の信頼度値 99% は標準偏差 2.58 に対応します。
次の表に、線形モデルのボード線図とナイキスト線図を生成するコマンドをまとめます。各コマンドと、応答を計算する周波数値を指定する方法の詳細については、該当するリファレンス ページを参照してください。
| コマンド | 説明 | 例 |
|---|---|---|
bode および bodeplot | 対数の周波数スケールで周波数応答の振幅と位相をプロットします。 メモ 時系列モデルをサポートしません。 | モデル bode(sys) |
nyquist および nyquistplot | 伝達関数の実数部に対する虚数部をプロットします。 メモ 時系列モデルをサポートしません。 | モデル nyquist(sys) |
spectrum および spectrumplot | 入出力モデルの外乱スペクトルと時系列モデルの出力スペクトルをプロットします。 | 標準偏差 1 の信頼領域をもつ時系列モデル showConfidence(spectrumplot(sys)); |
