hdl.BlackBox
カスタム HDL コードを含めるためのブラック ボックス
説明
hdl.BlackBox
を使用すると、古い形式のコードや手書きの HDL コードなどのカスタム HDL コードを、HDL コード生成用の MATLAB® 設計に含めることができます。
hdl.BlackBox
から継承するユーザー定義の System object™ を作成するときに、カスタム HDL コードに合った端子インターフェイスとシミュレーション動作を指定します。
System object に定義した動作に基づいて、HDL Coder™ により MATLAB 内の設計がシミュレートされます。HDL コードの生成時には、シミュレーションの動作のコードが生成されるのではなく、System object に指定した端子インターフェイスをもつモジュールがインスタンス化されます。
生成された HDL コードを大規模システムで使用するには、カスタムの HDL ソース ファイルを、生成された残りのコードと共に設計に含めます。
カスタム HDL コードを含めるには次のようにします。
hdl.BlackBox
オブジェクトを作成して、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
説明
HDL コード生成用のブラック ボックスを作成するには、hdl.BlackBox
から継承する System object を作成します。MATLAB 設計へのカスタム HDL コードの統合を参照してください。
プロパティ
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、以下の構文を使用します。
release(obj)
拡張機能
バージョン履歴
R2015a で導入