データ前処理
データの前処理は、ネットワークで受け入れられる形式で生データを準備する、深層学習ワークフローに共通する最初の手順です。たとえば、データの前処理を行って、必要な特徴を強調したり、ネットワークにバイアスを生じさせる可能性があるアーティファクトを低減したりすることができます。たとえば、入力データを正規化したり、入力データからノイズを削除できます。
シーケンス入力の前処理は、MATLAB® および Deep Learning Toolbox™ で入手できるデータストアと関数を使用した正規化などの操作によって行うことができます。その他の MATLAB ツールボックスには、深層学習データのラベル付け、処理、拡張のための関数、データストア、およびアプリが用意されています。その他の MATLAB ツールボックスの専用ツールを使用して、オーディオ処理、テキスト処理、信号処理などの領域向けにデータを処理します。
アプリ
ビデオ ラベラー | Label video for computer vision applications |
グラウンド トゥルース ラベラー | 自動運転アプリケーション用にグラウンド トゥルース データをラベル付け |
信号ラベラー | 対象となる信号の属性、領域および点へのラベル付けまたは特徴の抽出 (R2019a 以降) |
関数
transform | データストアの変換 (R2019a 以降) |
combine | 複数のデータストアのデータを統合 (R2019a 以降) |
TransformedDatastore | 基となるデータストアを変換するためのデータストア (R2019a 以降) |
CombinedDatastore | 複数の基となるデータストアから読み取ったデータを結合するためのデータストア (R2019a 以降) |
padsequences | Pad or truncate sequence data to same length (R2021a 以降) |
minibatchqueue | 深層学習用のミニバッチの作成 (R2020b 以降) |
トピック
- ディープ ネットワーク デザイナーへのデータのインポート
ディープ ネットワーク デザイナーでデータをインポートして可視化する。
- 深層学習を使用したシーケンスの分類
この例では、長短期記憶 (LSTM) ネットワークを使用してシーケンス データを分類する方法を説明します。
- 数値特徴量を使用したネットワークの学習
この例では、深層学習による特徴データ分類用のシンプルなニューラル ネットワークを作成し、学習を行う方法を説明します。
- 複素数値データを使用したネットワークの学習
この例では、1 次元畳み込みニューラル ネットワークを使用して複素数値波形の周波数を予測する方法を示します。
- Train Sequence Classification Network Using Data With Imbalanced Classes
This example shows how to classify sequences with a 1-D convolutional neural network using class weights to modify the training to account for imbalanced classes.
- シーケンス データのカスタム ミニバッチ データストアを使用したネットワークの学習
この例では、カスタム ミニバッチ データストアを使用してメモリ外のシーケンス データで深層学習ネットワークに学習させる方法を説明します。
- 深層学習用のデータストア
深層学習アプリケーションでデータストアを使用する方法を学びます。
- MATLAB による深層学習
畳み込みニューラル ネットワークを使用して分類や回帰を行う MATLAB の深層学習機能を確認します。これには、事前学習済みのネットワークと転移学習のほか、GPU、CPU、クラスター、およびクラウドでの学習が含まれます。
- 深層学習のヒントとコツ
深層学習ネットワークの精度を改善する方法を学習します。
- 深層学習用のデータセット
さまざまな深層学習タスク用のデータセットを確認。