BER 解析で使用される解析的表現

理論的 BER の解析用に導出される解析的表現は、通信システムの設計上の制約と前提条件によって異なります。チャネル (AWGN チャネルまたはフェージング チャネル)、符号化、同期の種類によって、それぞれ異なる解析的表現のセットが導出されて使用されます。指定された符号化タイプ、復号化判定、符号化率、符号の距離スペクトル、または同期の不完全度について BER を解析する場合、上限/下限または近似値が必要です。

エラー レート解析で使用される解析的表現については、次を参照してください。

• 関数 berawgn および Bit Error Rate Analysis アプリで使用される解析的表現 — さまざまな変調スキームを使用して、AWGN チャネルにおける符号化されていないデータの BER と SER を導出します。

• 関数 berfading および Bit Error Rate Analysis アプリで使用される解析的表現 — 指定された変調スキームを使用して、レイリー フェージング チャネルまたはライス フェージング チャネルにおける符号化されていないデータの BER と SER を導出します。

• 関数 bercoding および Bit Error Rate Analysis アプリで使用される解析的表現 — 指定された符号化タイプ、復号化判定、符号化率、および符号の距離スペクトルについて、加法性ホワイト ガウス ノイズ (AWGN) チャネルにおける同期 BPSK または同期 QPSK 変調のビット エラー レート (BER) の上限または近似値を導出します。

• Analytical Expressions Used in bersync Function and Bit Error Rate Analysis App — 同期が不完全な場合について、加法性ホワイト ガウス ノイズ (AWGN) チャネルにおける符号化されていない同期 BPSK を導出します。

参考

アプリ

• Bit Error Rate Analysis

関数

• berawgn | bercoding | berconfint | berfading | berfit | bersync

関連するトピック

• ビット エラー レート解析の手法
• Analyze Performance with Bit Error Rate Analysis App