関数 berawgn
および Bit Error Rate Analysis アプリで使用される解析的表現
以降の節では、関数 berawgn
および Bit Error Rate Analysis アプリで使用される主な解析的表現について説明します。
M-PSK
[2]の式 8.22 から:
次の式は正確な BER ([4]および[2]の式 8.29 から) に似ていますが、完全には等しくありません。
ここで、、、 はシンボル i に割り当てられたビットのハミング重みです。
M = 2 の M-PSK (つまり BPSK) の場合、[1]の式 5.2-57 が適用されます。
M = 4 の M-PSK (つまり QPSK) の場合、[1]の式 5.2-59 と 5.2-62 が適用されます。
DE-M-PSK
M = 2 の DE-M-PSK (つまり DE-BPSK) の場合、[2]の式 8.36 が適用されます。
M = 4 の DE-M-PSK (つまり DE-QPSK) の場合、[2]の式 8.38 が適用されます。
[3]の式 5 から:
OQPSK
OQPSK の場合、[2]の QPSK と同じ BER と SER の計算を使用します。
DE-OQPSK
DE-OQPSK の場合、[3]の DE-QPSK と同じ BER と SER の計算を使用します。
M-DPSK
M-DPSK の場合、[2]の式 8.84 が適用されます。
次の式は正確な BER ([4]から) に似ていますが、完全には等しくありません。
ここで、、、 はシンボル i に割り当てられたビットのハミング重みです。
M = 2 の M-DPSK の場合、[2]の式 8.85 が適用されます。
M-PAM
[2]の式 8.3 と 8.7、および[1]の式 5.2-46 から:
[5]から:
M-QAM
正方形の M-QAM の場合、 は偶数であるため、[2]の式 8.10 および[1]の式 5.2-78 と 5.2-79 が適用されます。
[5]から:
長方形 (非正方形) の M-QAM の場合、 は奇数であり、、、 です。したがって、次のようになります。
[5]から:
ここで、
と
コヒーレント検出を使用した直交 M-FSK
[2]の式 8.40 および[1]の式 5.2-21 から:
コヒーレント検出を使用した非直交 2-FSK
の場合、[1]の式 5.2-21 および[2]の式 8.44 が適用されます。
は複素数の相関係数であり、次のようになります。
ここで、 と は複素数ローパス信号で、
たとえば、次の場合:
次になります。
ここで、 です。
[2]の式 8.44 から:
ここで、 です。
非コヒーレント検出を使用した直交 M-FSK
[1]の式 5.4-46 および[2]の式 8.66 から:
非コヒーレント検出を使用した非直交 2-FSK
の場合、[1]の式 5.4-53 および[2]の式 8.69 が適用されます。
ここで、
コヒーレント検出を使用してプリコーディングされた MSK
BPSK と同じ BER と SER の計算を使用します。
コヒーレント検出を使用して差分符号化された MSK
DE-BPSK と同じ BER と SER の計算を使用します。
非コヒーレント検出を使用した MSK (最適なブロック単位による)
エラー レートの上限 ([6]の式 10.166 と 10.164 から) は次のとおりです。
ここで、
CPFSK コヒーレント検出 (最適なブロック単位による)
エラー レートの下限 ([1]の式 5.3-17 から) は次のとおりです。
エラー レートの上限は次のとおりです。
ここで、h は変調指数、 は最小距離のパス数です。