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comm.ViterbiDecoder
ビタビ アルゴリズムを使用した畳み込み符号化されたデータの復号化
説明
comm.ViterbiDecoder
System object™ は、トレリス構造体で指定された畳み込み符号化スキームであるビタビ アルゴリズムを使用して、畳み込み符号化された入力シンボルを復号化し、バイナリ出力シンボルを生成します。詳細については、畳み込み符号のトレリス表現のトピックを参照してください。
ビタビ アルゴリズムを使用して、畳み込み符号化されたデータを復号化するには、以下の手順に従います。
comm.ViterbiDecoder
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
構文
説明
は、ビタビ復号化器 System object を作成します。このオブジェクトは、ビタビ アルゴリズムを使用して、畳み込み符号化された入力データを復号化します。viterbidecoder
= comm.ViterbiDecoder
は、TrellisStructure プロパティ セットを viterbidecoder
= comm.ViterbiDecoder(trellis)trellis
に設定します。
プロパティ
使用法
構文
説明
は、オブジェクトが消去する入力コードワードのシンボルを指定します。この構文を有効にするには、decmsg
= viterbidecoder(codeword
,erasures
)ErasuresInputPort
プロパティを 1
(true
) に設定します。
は、復号化器の内部状態をリセットするための入力を指定します。この構文を有効にするには、decmsg
= viterbidecoder(codeword
,resetstate
)TerminationMethod
プロパティを 'Continuous'
に設定し、ResetInputPort
プロパティを 1
(true
) に設定します。
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
詳細
参照
[1] Clark, George C., and J. Bibb Cain. Error-Correction Coding for Digital Communications. Applications of Communications Theory. New York: Plenum Press, 1981.
[2] Gitlin, Richard D., Jeremiah F. Hayes, and Stephen B. Weinstein. Data Communications Principles. Applications of Communications Theory. New York: Plenum Press, 1992.
[3] Yasuda, Y., K. Kashiki, and Y. Hirata. “High-Rate Punctured Convolutional Codes for Soft Decision Viterbi Decoding.” IEEE Transactions on Communications 32, no. 3 (March 1984): 315–19. https://doi.org/10.1109/TCOM.1984.1096047.
[4] Haccoun, D., and G. Begin. “High-Rate Punctured Convolutional Codes for Viterbi and Sequential Decoding.” IEEE Transactions on Communications 37, no. 11 (November 1989): 1113–25. https://doi.org/10.1109/26.46505.
[5] Begin, G., D. Haccoun, and C. Paquin. “Further Results on High-Rate Punctured Convolutional Codes for Viterbi and Sequential Decoding.” IEEE Transactions on Communications 38, no. 11 (November 1990): 1922–28. https://doi.org/10.1109/26.61470.
[6] Moision, B. "A Truncation Depth Rule of Thumb for Convolutional Codes." In Information Theory and Applications Workshop (January 27 2008-February 1 2008, San Diego, California), 555-557. New York: IEEE, 2008.