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acsc
シンボリック逆余割関数
構文
説明
例
数値引数およびシンボリック引数に対する逆余割関数
引数に応じて、acsc
は浮動小数点解またはシンボリック厳密解の結果を返します。
次の数値について逆余割関数を計算します。これらの数値はシンボリック オブジェクトではないため、acsc
は浮動小数点の結果を返します。
A = acsc([-2, 0, 2/sqrt(3), 1/2, 1, 5])
A = -0.5236 + 0.0000i 1.5708 - Infi 1.0472 + 0.0000i 1.5708... - 1.3170i 1.5708 + 0.0000i 0.2014 + 0.0000i
シンボリック オブジェクトに変換された数値の逆余割関数を計算します。ほとんどのシンボリックな (厳密な) 数値に対して、acsc
は未解決のシンボリックな呼び出しを返します。
symA = acsc(sym([-2, 0, 2/sqrt(3), 1/2, 1, 5]))
symA = [ -pi/6, Inf, pi/3, asin(2), pi/2, asin(1/5)]
vpa
を使用し、これらの解を浮動小数点数で近似します。
vpa(symA)
ans = [ -0.52359877559829887307710723054658,... Inf,... 1.0471975511965977461542144610932,... 1.5707963267948966192313216916398... - 1.3169578969248165734029498707969i,... 1.5707963267948966192313216916398,... 0.20135792079033079660099758712022]
逆余割関数のプロット
逆余割関数を -10 から 10 までの範囲でプロットします。
syms x fplot(acsc(x),[-10 10]) grid on
逆余割関数を含む式の処理
diff
、int
、taylor
および rewrite
などの関数は acsc
を含む式を処理することができます。
逆余割関数の 1 次および 2 次導関数を求めます。
syms x diff(acsc(x), x) diff(acsc(x), x, x)
ans = -1/(x^2*(1 - 1/x^2)^(1/2)) ans = 2/(x^3*(1 - 1/x^2)^(1/2)) + 1/(x^5*(1 - 1/x^2)^(3/2))
逆余割関数の不定積分を求めます。
int(acsc(x), x)
ans = x*asin(1/x) + log(x + (x^2 - 1)^(1/2))*sign(x)
x = Inf
の場合の acsc(x)
のテイラー級数展開を求めます。
taylor(acsc(x), x, Inf)
ans = 1/x + 1/(6*x^3) + 3/(40*x^5)
逆余割関数を自然対数に書き換えます。
rewrite(acsc(x), 'log')
ans = -log(1i/x + (1 - 1/x^2)^(1/2))*1i
入力引数
バージョン履歴
R2006a より前に導入