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csc
シンボリック余割関数
構文
説明
例
数値引数およびシンボリック引数に対する余割関数
引数に応じて、csc
は浮動小数点解またはシンボリック厳密解の結果を返します。
次の数値について余割関数を計算します。これらの数値はシンボリック オブジェクトではないため、csc
は浮動小数点の結果を返します。
A = csc([-2, -pi/2, pi/6, 5*pi/7, 11])
A = -1.0998 -1.0000 2.0000 1.2790 -1.0000
シンボリック オブジェクトに変換された数値に対する余割関数を計算します。ほとんどのシンボリックな (厳密な) 数値に対して、csc
は未解決のシンボリックな呼び出しを返します。
symA = csc(sym([-2, -pi/2, pi/6, 5*pi/7, 11]))
symA = [ -1/sin(2), -1, 2, 1/sin((2*pi)/7), 1/sin(11)]
vpa
を使用し、これらの解を浮動小数点数で近似します。
vpa(symA)
ans = [ -1.0997501702946164667566973970263,... -1.0,... 2.0,... 1.2790480076899326057478506072714,... -1.0000097935452091313874644503551]
余割関数のプロット
余割関数を から までの範囲でプロットします。
syms x fplot(csc(x),[-4*pi 4*pi]) grid on
余割関数を含む式の処理
diff
、int
、taylor
、rewrite
などの多くの関数は csc
を含む式を処理することができます。
余割関数の 1 次および 2 次導関数を求めます。
syms x diff(csc(x), x) diff(csc(x), x, x)
ans = -cos(x)/sin(x)^2 ans = 1/sin(x) + (2*cos(x)^2)/sin(x)^3
余割関数の不定積分を求めます。
int(csc(x), x)
ans = log(tan(x/2))
x = pi/2
の場合の csc(x)
のテイラー級数展開を求めます。
taylor(csc(x), x, pi/2)
ans = (x - pi/2)^2/2 + (5*(x - pi/2)^4)/24 + 1
余割関数を指数関数に書き換えます。
rewrite(csc(x), 'exp')
ans = 1/((exp(-x*1i)*1i)/2 - (exp(x*1i)*1i)/2)
csc
関数による単位の評価
csc
は、自動的に radian
、degree
、arcmin
、arcsec
、および revolution
の単位を数値的に評価します。
x
° および 2
ラジアンの余割を求めることで、この挙動を示します。
u = symunit; syms x f = [x*u.degree 2*u.radian]; cosecf = csc(f)
cosecf = [ 1/sin((pi*x)/180), 1/sin(2)]
subs
を使用して x
への代入を行い、double
または vpa
を使用して、cosecf
を計算することができます。