fastRestartForLinearAnalysis
線形解析の高速リスタート
構文
説明
fastRestartForLinearAnalysis( は、線形解析の高速リスタートを model,'on')'on' にして、1 回のコンパイル ワークフロー用に model を準備します。コンパイルを実行する関数がいったん呼び出されると、関数が実行を終了した後もモデルはコンパイルされたままになります。その後は、追加のコンパイルを行わなくても、コンパイルを実行する関数を呼び出すことができます。コンパイルを実行する関数の以降の呼び出しで線形解析ポイントまたはブロック置換が変更される場合、モデルは再コンパイルされます。
fastRestartForLinearAnalysis( は、1 つ以上の model,'on',Name,Value)Name,Value ペア引数で指定された追加オプションを指定して、1 回のコンパイル ワークフロー用に model を準備します。
例
入力引数
名前と値の引数
ヒント
Simulink では、コンパイルされた状態にある
modelを閉じることはできません。modelを閉じるには、線形解析の高速リスタートをオフにします。fastRestartForLinearAnalysisは次のいずれかの方法でオフにすることができます。構文
fastRestartForLinearAnalysis(model,'off')を使用。Simulink モデルの上部に表示されるリンクをクリック。

線形解析の高速リスタートがオンの場合、コンパイルを実行する関数を呼び出したときに、状態の初期条件に自動的に変更が適用されません。そのため、パラメーターやワークスペース変数を使用するのではなく、操作点オブジェクトを使用して初期状態を構成しなければなりません。詳細については、複数の状態の初期条件を使用したモデルの線形化を参照してください。
バージョン履歴
R2019a で導入

