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プログラムによるブロックのパラメーターとプロパティの指定

"ブロック パラメーター" は通常、モデルのダイナミクスと数学を定義します。また、ブロックの外観を構成することもできます。ブロックに設定可能なパラメーターがあるかどうかや、それらのパラメーターの性質については、ブロックごとに決まっています。

"ブロック プロパティ" は通常、基本的なブロック特性を記述し、ブロックの実行時期を決定するのに役立ちます。ブロック プロパティには、ブロック注釈、ブロック イベントの発生時に実行されるコールバック、実行順序の優先度、ブロックの識別に役立つタグが含まれます。

モデルを作成および変更するスクリプトを作成するには、get_param および set_param 関数を使用して、ブロック プロパティおよびパラメーターの値をクエリおよび変更します。たとえば、mymodel という名前のモデルに Gain ブロックがあるとします。

  • 次のコマンドは、Gain ブロックの Gain パラメーターを 2 に設定します。

    set_param("mymodel/Gain",Gain="2")
  • 次のコマンドは、Gain ブロックを左に向けます。既定では、ブロックは反対方向を向きます。

    set_param("mymodel/Gain",Orientation="left")
    
  • 次のコマンドは、OpenFcn コールバックを Gain ブロックに関連付けます。

    set_param("mymodel/Gain",OpenFcn="my_open_cb")
    
  • 次のコマンドは、Gain ブロックの Position プロパティを設定します。ブロックの幅は 75 ピクセル、高さは 25 ピクセルです。

    set_param("mymodel/Gain",Position=[50 250 125 275])
    

プログラムによるモデル化の背景情報については、プログラムによるモデル化の基礎を参照してください。

複数行の名前または特殊文字を含むパスを指定する方法については、Specify Paths That Contain Multiline Names and Special Charactersを参照してください。

ブロック固有のパラメーター

ブロック固有のパラメーターのほとんどは、ブロックを説明するページに記載されています。たとえば、Gain ブロックのパラメーターは、Gain ブロックのリファレンス ページに記載されています。パラメーターのプログラム情報については、ブロックのリファレンス ページで対応するパラメーターのエントリを展開してください。

ブロック固有のパラメーターの値を取得および設定するスクリプトについては、ブロックを選択してプロパティ インスペクターを開いてください。プロパティ インスペクターで、[スクリプト リファレンス] をクリックします。スクリプトでは、get_param 関数を使用してパラメーター値を取得し、set_param 関数を使用してパラメーター値を設定します。パラメーターの値を変更すると、スクリプトが更新されて新しい値が反映されます。

Script Reference section of the Property Inspector for a Gain block

プログラムのブロック パラメーターのリストを取得するには、ブロックを選択します。次に、get_param 関数を使用して次のプロパティの 1 つをクエリします。

  • DialogParameters — マスクされていないブロックのブロック固有のパラメーター、またはマスクされたブロックのマスク パラメーター。

  • IntrinsicDialogParameters — マスクされたブロックまたはマスクされていないブロックのブロック固有のパラメーター。

  • ObjectParameters — ブロック固有のパラメーターおよび共通ブロック プロパティ。

返されるパラメーターとプロパティの一部は内部使用専用の場合があります。ブロックのプロパティまたはパラメーターがドキュメント化されていない場合は、そのパラメーターは内部使用専用であると考えてください。

共通ブロック プロパティ

Simulink® オブジェクトの共通プロパティは、読み取り専用の Type プロパティです。ブロックの場合、このプロパティは 'block' を返します。

ブロックごとにブロック タイプがあります。一部のブロックでは、ブロック タイプはライブラリ ブラウザー内のブロック名と同じです。たとえば、Gain ブロックのブロック タイプは Gain です。ブロック タイプがライブラリ ブラウザーのブロック名と異なるブロックもあります。たとえば、Add ブロックのブロック タイプは Sum です。

  • マスクのないブロックのブロック タイプを取得するには、get_param 関数を使用して読み取り専用の BlockType プロパティをクエリします。

  • マスク付きのブロックのブロック タイプを取得するには、get_param 関数を使用して MaskType プロパティをクエリします。通常、マスクされたブロックの BlockTypeSubSystem です。

マスクされたブロックのプロパティについては、マスク パラメーターを参照してください。

ブロック コールバック プロパティについては、ブロックのコールバックを参照してください。

以降の表に、Simulink ブロックに共通する追加のプロパティをリストします。

共通ブロック プロパティ: 名前とハンドル

プロパティ説明

Handle (読み取り専用)

数値ブロック ハンドル。

ハンドルを変数に代入し、その変数名を使用してブロックを指定します。ハンドルは現在の MATLAB® セッションに対してのみ適用されます。

double 型の数値

InputSignalNames (読み取り専用)

入力信号の名前。

cell 配列

LineHandles (読み取り専用)

ブロックに接続されたラインのハンドル。

ライン ハンドルを変数に代入し、その変数名を使用してラインを指定します。ハンドルは現在の MATLAB セッションに対してのみ適用されます。

構造体

Name

ブロックまたは信号名。

信号名を指定するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用します。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport(1);
set_param(out1,Name="NewName");

信号名を伝播するには、モデルをコンパイルします。

set_param(gcs,SimulationCommand="update");

あるいは、ブロックの出力信号に名前を付けるには、SignalNameFromLabel を使用します。

文字ベクトル

OutputSignalNames (読み取り専用)

出力信号の名前。

cell 配列

Parent (読み取り専用)

ブロックを所有しているシステムの名前。

文字ベクトル

PortHandles (読み取り専用)

ブロック端子のハンドル。

端子ハンドルを変数に代入し、その変数名を使用して端子を指定します。ハンドルは現在の MATLAB セッションに対してのみ適用されます。

この構造体のフィールドを次に示します。

  • Inport — 入力端子のハンドル

  • Outport — 出力端子のハンドル

  • Enable — イネーブル端子のハンドル

  • Trigger — トリガー端子のハンドル

  • State — 状態端子のハンドル

  • LConn — 物理モデリング ツールをサポートするブロックの左側の接続端子のハンドル

  • RConn — 物理モデリング ツールをサポートするブロックの右側の接続端子のハンドル

  • Ifaction — アクション端子のハンドル

  • Reset — リセット端子のハンドル

  • Event — サブシステム再初期化イベント端子のハンドル

構造体配列

共通ブロック プロパティ: 端子

プロパティ説明

CompiledBusType (読み取り専用)

端子がバーチャル バスに接続されているか非バーチャル バスに接続されているかを返します。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用してモデルをコンパイルします。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport;
feval(gcs,[],[],[],"compile");
bt = get_param(out1,"CompiledBusType")
feval(gcs,[],[],[],"term");

バス情報の表示を参照してください。

'NOT_BUS' | 'VIRTUAL_BUS' | 'NON_VIRTUAL_BUS'

CompiledPortComplexSignals (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後の端子信号の複雑度。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、モデルをコンパイルします。

feval(gcs,[],[],[],"compile");
cs = get_param(gcb,"CompiledPortComplexSignals")
feval(gcs,[],[],[],"term");
構造体配列

CompiledPortDataTypes (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後の端子信号のデータ型。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、モデルをコンパイルします。

feval(gcs,[],[],[],"compile");
dt = get_param(gcb,"CompiledPortDataTypes")
feval(gcs,[],[],[],"term");
構造体配列

CompiledPortDesignMin (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後の端子信号の設計の最小値。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用してモデルをコンパイルします。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport;
feval(gcs,[],[],[],"compile");
min = get_param(out1,"CompiledPortDesignMin")
feval(gcs,[],[],[],"term");

CompiledPortDesignMin は、コンパイル時に次のいずれかの条件によりブロックが非アクティブの場合、空の配列を返します。

  • ブロックがインライン バリアント ブロックの非アクティブ パス内にある。

  • ブロックが Variant Subsystem ブロックの非アクティブな選択肢である。

  • ブロックが、Variant Subsystem ブロックから伝播された条件により非アクティブである。

  • ブロックがコメント アウトまたはコメント スルーされたサブシステム内にある。

  • ブロックがコメント アウトまたはコメント スルーされている。

構造体配列

CompiledPortDesignMax (読み取り専用)

コンパイル時における端子信号の設計の最大値。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用してモデルをコンパイルします。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport;
feval(gcs,[],[],[],"compile");
max = get_param(out1,"CompiledPortDesignMax")
feval(gcs,[],[],[],"term");

CompiledPortDesignMax は、コンパイル時に次のいずれかの条件によりブロックが非アクティブの場合、空の配列を返します。

  • ブロックがインライン バリアント ブロックの非アクティブ パス内にある。

  • ブロックが Variant Subsystem ブロックの非アクティブな選択肢である。

  • ブロックが、Variant Subsystem ブロックから伝播された条件により非アクティブである。

  • ブロックがコメント アウトまたはコメント スルーされたサブシステム内にある。

  • ブロックがコメント アウトまたはコメント スルーされている。

構造体配列

CompiledPortDimensions (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後の端子信号の次元。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用してモデルをコンパイルします。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport;
feval(gcs,[],[],[],"compile");
d = get_param(out1,"CompiledPortDimensions")
feval(gcs,[],[],[],"term");

詳細については、コンパイルされた端子の次元の取得を参照してください。

数値配列

CompiledPortDimensionsMode (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後、端子信号が可変サイズであるかどうかを示します。0 は、信号が可変サイズではないことを示します。1 は、信号が可変サイズであることを示します。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用してモデルをコンパイルします。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport;
feval(gcs,[],[],[],"compile");
dm = get_param(out1,"CompiledPortDimensionsMode")
feval(gcs,[],[],[],"term");

信号線が可変サイズかどうかの確認を参照してください。

double 型の数値

CompiledPortFrameData (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後の端子信号のフレーム モード。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用してモデルをコンパイルします。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport;
feval(gcs,[],[],[],"compile");
fd = get_param(out1,"CompiledPortFrameData")
feval(gcs,[],[],[],"term");
構造体配列

CompiledPortUnits (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後のブロック端子の単位の構造体配列。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、モデルをコンパイルします。

feval(gcs,[],[],[],"compile");
units = get_param(gcb,"CompiledPortUnits")
feval(gcs,[],[],[],"term");
構造体配列

CompiledPortWidths (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後の端子幅の構造体。

端子に関するコンパイルされた情報を取得するには、モデルをコンパイルします。

feval(gcs,[],[],[],"compile");
units = get_param(gcb,"CompiledPortWidths")
feval(gcs,[],[],[],"term");
構造体配列

IOSignalStrings

ビューアーおよびジェネレーター マネージャーに接続されているオブジェクトのブロック パス。ソフトウェアはモデルの保存時にこれらのパスを保存します。

リスト

PortConnectivity (読み取り専用)

ブロックの入力端子または出力端子の 1 つをそれぞれが記述する構造体の配列。各端子構造体のフィールドは次のとおりです。

  • Type — 端子タイプ、端子番号、またはその両方。値は以下のいずれかになります。

    • n (n はデータ端子の端子番号)

    • 'enable' (端子がイネーブル端子の場合)

    • 'trigger' (端子がトリガー端子の場合)

    • 'state' (状態端子の場合)

    • 'ifaction' (アクション端子の場合)

    • 'LConn#' (左側の接続端子の場合、# は端子番号)

    • 'RConn#' (右側の接続端子の場合、# は端子番号)

    • 'event' (サブシステムの再初期化イベント端子の場合)

  • Position — 端子の位置を指定する 2 要素のベクトル [x y]。

  • SrcBlock — この端子に接続されているブロックのハンドル。出力端子の場合、値は [] です。未接続の入力端子の場合、値は -1 です。SrcBlock プロパティは、Variant Subsystem ブロックの有効なソース ハンドルです。

  • SrcPort — この端子に接続されている端子の番号 (0 から開始)。出力端子と未接続の入力端子のどちらの場合も、値は [] です。

  • DstBlock — この端子が接続されているブロックのハンドル。入力端子の場合、値は [] です。未接続の出力端子の場合、値は 1 行 0 列の空行列になります。

  • DstPort — この端子が接続されている端子の番号 (0 から開始)。入力端子の場合、値は [] です。未接続の出力端子の場合、値は 1 行 0 列の空行列になります。Simscape™ ブロックの場合、値は端子ハンドルです。

構造体配列

PortRotationType (読み取り専用)

このブロックで使用される端子回転のタイプ。

'default' | 'physical'

Ports (読み取り専用)

このブロックに含まれている各種端子の番号。

返されるベクトル内の要素の順序は、次の端子タイプに対応します。

  • Inport — 入力端子

  • Outport — 出力端子

  • Enable — イネーブル端子

  • Trigger — トリガー端子

  • State — 状態端子

  • LConn — 左側の接続端子

  • RConn — 右側の接続端子

  • Ifaction — アクション端子

  • Reset — リセット イベント端子

  • Event — 再初期化イベント端子

ベクトル

SignalHierarchy (読み取り専用)

信号がバス信号の場合、名前とバス内の要素の階層が返されます。

信号階層を取得するには、対応する端子またはライン ハンドルを使用してモデルをコンパイルします。

ports = get_param(gcb,"PortHandles");
out1 = ports.Outport;
feval(gcs,[],[],[],"compile");
sh = get_param(out1,"SignalHierarchy")
feval(gcs,[],[],[],"term");

バス情報の表示を参照してください。

信号の構造を反映する値

共通ブロック プロパティ: 動作

プロパティ説明
Commentedブロックをシミュレーションから除外します。

'off' (既定の設定) | 'on' | 'through'

CompiledIsActive (読み取り専用)

コンパイル時にブロック ステータスがアクティブかどうかを指定します。

CompiledIsActive は、コンパイル時に次のいずれかの条件が当てはまる場合に off を返します。

  • ブロックがインライン バリアントの非アクティブ パスである。

  • ブロックがバリアント サブシステムの非アクティブな選択肢である。

  • ブロックがコメント アウトされたサブシステム内にある。

  • ブロックが、バリアント サブシステムから伝播された条件により非アクティブである。

CompiledisActive は、非アクティブな選択肢に対して off を返し、バリアント サブシステムのアクティブな選択肢に対して on を返します。

'off' | 'on'

CompiledSampleTime (読み取り専用)

ブロック線図を更新した後のブロックのサンプル時間。

サンプル時間を取得するには、モデルをコンパイルします。

feval(gcs,[],[],[],"compile");
ts = get_param(gcb,"CompiledSampleTime")
feval(gcs,[],[],[],"term");

CompiledSampleTime は、コンパイル時に次のいずれかの条件によりブロックが非アクティブの場合、空のベクトルまたは cell 配列を返します。

  • ブロックがインライン バリアント ブロックの非アクティブ パスにあり、[バリアントのアクティベーションのタイミング] パラメーターが [ブロック線図の更新][ブロック線図の更新時にすべての選択肢を解析]、または [コードのコンパイル] に設定されている。

  • ブロックが Variant Subsystem ブロックの非アクティブな選択肢であり、[バリアントのアクティベーションのタイミング] パラメーターが [ブロック線図の更新][ブロック線図の更新時にすべての選択肢を解析]、または [コードのコンパイル] に設定されている。

  • ブロックが Variant Subsystem ブロックから伝播された条件により非アクティブであり、[バリアントのアクティベーションのタイミング] パラメーターが [ブロック線図の更新][ブロック線図の更新時にすべての選択肢を解析]、または [コードのコンパイル] に設定されている。

  • ブロックがコメント アウトまたはコメント スルーされたサブシステム内にある。

  • ブロックがコメント アウトまたはコメント スルーされている。

それぞれサンプル時間とオフセット時間のベクトルまたは cell 配列

IsStateOwnerBlock (読み取り専用)

ブロックが State Reader および State Writer ブロックで使用できる、サポートされている状態オーナー ブロックであるかどうかを示します。

'off' | 'on'

ExtModeLoggingSupported (読み取り専用)

Scope ブロックなどを使用して、エクスターナル モードでの信号データのアップロードをブロックでサポートできるようにします。

'off' (既定の設定) | 'on'

ExtModeLoggingTrig

外部モードで信号をアップロードするためのトリガー ブロックとしてブロックが機能するようにします。

'off' (既定の設定) | 'on'

ExtModeUploadOption[外部信号とトリガー] ダイアログ ボックスの [すべて選択] チェック ボックスが選択されていない場合に、ブロックがエクスターナル モードで信号データをアップロードできるようにします。値 log は、ブロックが信号をアップロードすることを示します。値 none は、ブロックが信号をアップロードしないことを示します。値 monitor は現在使用されていません。[外部信号とトリガー] ダイアログボックスの [すべて選択] チェック ボックスがオンになっている場合、このパラメーターの設定はオーバーライドされます。'none' (既定の設定) | 'log' | 'monitor'

Selected

ブロックが選択されているかどうかを示すステータス。

'on' (既定の設定) | 'off'

StatePerturbationForJacobian

線形化時に使用する状態摂動のサイズ。詳細については、線形化時に摂動するブロックの摂動レベルの変更 (Simulink Control Design)を参照してください。

文字ベクトル

Priority

ブロックの実行順序を同じモデル内の他のブロックを基準として相対的に指定します。[ブロック プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] ペインの [優先度] フィールドで設定されます。

'' (既定の設定) | 文字ベクトル

共通ブロック プロパティ: 外観

プロパティ説明

BackgroundColor

背景色。

'black' | 'white' | 'red' | 'green' | 'blue' | 'cyan' | 'magenta' | 'yellow' | 'gray' | 'lightBlue' | 'orange' | 'darkGreen' | '[r,g,b]' | '[r,g,b,a]'。ここで、rg、および b は、赤、緑、および青の値 (0.0 ~ 1.0 の範囲) です。アルファ値 (a) は、指定しても無視されます。

BlockMirrorブロック ミラー。

'off' (既定の設定) | 'on'

BlockRotation

ブロック回転角度。

0 度の回転の場合、値は 0 です。270 度の回転の場合、値は 270 です。

double 型の数値

DropShadow

影を表示します。

'off' (既定の設定) | 'on'

FontAngle

フォントの角度。

'auto' (既定の設定) | 'normal' | 'italic' | 'oblique'

FontName

フォント名。

文字配列

FontSize

フォント サイズ。

-1 は、このブロックが DefaultBlockFontSize モデル パラメーターで指定されたフォント サイズを継承することを指定します。

'-1' (既定の設定) | 実数

FontWeight

フォントの太さ。

'auto' (既定の設定) | 'light' | 'normal' | 'demi' | 'bold'

ForegroundColor

ブロック アイコンの前景色。

ScreenColor パラメーターで指定されたキャンバスの色に近すぎる場合は値が変更されます。実際の値を取得するには、get_param 関数を使用します。

'black' | 'white' | 'red' | 'green' | 'blue' | 'cyan' | 'magenta' | 'yellow' | 'gray' | 'lightBlue' | 'orange' | 'darkGreen' | '[r,g,b]' | '[r,g,b,a]'。ここで、rg、および b は、0.0 ~ 1.0 の範囲の色の赤、緑、および青の値です。アルファ値 (a) は、指定しても無視されます。

HideAutomaticName

Simulink エディターによって自動的に付けられたブロック名をモデルに表示するかどうかを指定します。

このパラメーターを使用する方法については、Hide or Display Block Namesを参照してください。

'on' (既定の設定) | 'off'

NamePlacement

ブロック名の位置。

'normal' (既定の設定) | 'alternate'

Orientation

ブロックの向き。

'right' (既定の設定) | 'left' | 'up' | 'down'

Position

モデル ウィンドウ内のブロックの位置。

いずれかのキャンバスがサイズ変更される前は、原点は Simulink エディターのキャンバスの左上隅にあります。サポートされる座標の範囲は -1073740824 以上 1073740823 以下です。原点より右および下が正の値です。原点より左および上が負の値です。

ブロックの配置のために、設定した位置が実際のブロックの位置と数ピクセルずれることがあります。実際の位置を返すには、get_param 関数を使用します。

ピクセル単位の座標のベクトル: [left top right bottom]

ShowName

ブロック名を表示するか、非表示にします。

このパラメーターを使用する方法については、Hide or Display Block Namesを参照してください。

'on' (既定の設定) | 'off'

共通ブロック プロパティ: MetaData

プロパティ説明

AttributesFormatString

ブロック プロパティに対応するブロック注釈テキスト。

文字ベクトル

BlockDescription (読み取り専用)

[ブロック パラメーター] ダイアログ ボックスまたはプロパティ インスペクターの上部に表示されるブロックの説明。

文字配列

Description

ブロックの説明。[ブロック プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] ペインの [説明] フィールドで設定されます。

テキストとトークン

RTWData

Simulink Coder™ ソフトウェアによって使用されるユーザー指定のデータ。ユーザーが作成した S-Function でのみ使用することを目的としています。詳細については、S-Function RTWdata (Simulink Coder)を参照してください。

文字ベクトルの構造体

Tag

Simulink ソフトウェアで生成されるブロック ラベルに表示されるテキスト。[ブロック プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] ペインの [タグ] フィールドで設定されます。

'' (既定の設定) | 文字ベクトル

UserData

任意の MATLAB データ型をもつことができるユーザー指定のデータ。

'[]' (既定の設定)

UserDataPersistent

UserData がモデル ファイルに保存されるかどうかを示すステータス。

'off' (既定の設定) | 'on'

共通ブロック プロパティ: ライブラリ

プロパティ説明

AncestorBlock

リンクが無効になっているブロックで、ブロックがリンクされているライブラリ ブロックの名前。

文字ベクトル

BlockKeywords

1 つ以上のキーワードをカスタム ライブラリ ブロックに関連付けます。

文字ベクトル | string スカラー | string 配列

LibraryVersion

リンク付きブロックの場合、このプロパティの初期値は、リンクが作成された時点のライブラリの ModelVersion になります。値は、ライブラリのモデル バージョンがインクリメントされるたびに更新されます。

'1.1' (既定の設定) | 文字ベクトル

LinkData

パラメーター化されたリンクとそのライブラリ間で異なる、リンク内のブロックに対する変更内容の詳細で構成される配列。ブロック名とパラメーター値がリストされます。パラメーター化解除された状態にリセットするには、[] を使用します (例: set_param(gcb,'linkData',[]))。

cell 配列

LinkStatus

ブロックのリンク ステータス。get_param 関数を使用してクエリすると、古いリンク付きブロックが更新されます。

リンク付きブロックのプログラムによる制御を参照してください。

'none' | 'resolved' | 'unresolved' | 'implicit' | 'inactive' | 'restore' | 'propagate' | 'propagateHierarchy' | 'restoreHierarchy'

ReferenceBlock

このブロックがリンクされるライブラリ ブロックの名前。

'' (既定の設定) | 文字ベクトル

StaticLinkStatus (読み取り専用)

ブロックのリンク ステータス。get_param 関数を使用してクエリしても、古いリンク付きブロックは更新されません。LinkStatus も参照してください。

'none' | 'resolved' | 'unresolved' | 'implicit' | 'inactive' | 'restore' | 'propagate' | 'propagateHierarchy' | 'restoreHierarchy'

一部の共通ブロック プロパティは内部使用専用です。たとえば、次のプロパティは内部使用専用です。

  • DataTypeOverride_Compiled

  • Diagnostics

  • HiliteAncestors

  • IOType

  • MinMaxOverflowLogging_Compiled

  • ModelParamTableInfo

  • RequirementInfo

ブロック パラメーター値の最大サイズ制限

配列値を受け入れるブロック パラメーターの場合、配列内の要素数は、int_T で表すことができる数を超えられません。この制限は、シミュレーションと Simulink Coder コード生成の両方に適用されます。

パラメーター編集フィールドに含めることができる最大文字数は 49,000 です。

参考

|

トピック