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データ ログ
シミュレーション データのログをワークスペースまたはディスク上の一時ファイルに記録し、デバッグと検証に使用できます。データ ログにより、シミュレーション中の時間経過に伴い内部ブロックの変数がどのように変化するかを解析できます。たとえば、油圧シリンダー内の圧力が所定の最小値より大きいことを確認したり、その値をポンプ圧と比較することが可能です。シミュレーション データのログを記録すると、後ほどシミュレーションを再実行せずにこのデータのクエリ、プロット、解析が行えます。
Simscape™ 結果エクスプローラーは、シミュレーション データ ログの作成結果のナビゲートとプロットが可能な対話型のツールです。データ ログと Simscape 結果エクスプローラーを使用すると、モデルにセンサーやスコープを追加しなくてもシミュレーション結果を表示できます。
関数
simscape.logging.export | Save logged simulation data in MLDATX file |
simscape.logging.import | Create simulation log variable to access data in MLDATX file |
simscape.logging.plot | Plot logged simulation data for Node or Series |
simscape.logging.plotxy | Plot logged simulation data for one node or series against another |
simscape.logging.findNode | Find Node object corresponding to block or subsystem (R2020a 以降) |
simscape.logging.sli.findNode | (To be removed) Find Node object corresponding to block or
subsystem |
simscape.logging.findPath | Find path to node in logged simulation data tree (R2020a 以降) |
simscape.logging.sli.findPath | (To be removed) Find path to node in logged simulation data tree |
simscape.logging.timestamp | Determine whether simulation log is current or stale (R2021a 以降) |
sscexplore | Open Simscape Results Explorer to interact with logged simulation data |
sscprintzcs | Print zero crossing information for logged simulation data |
オブジェクト
simscape.logging.Node | Hierarchy tree for simulation data |
simscape.logging.Series | Time-value series for simulation data |
トピック
- シミュレーション データ ログについて
シミュレーション データのログをワークスペースまたはディスク上の一時ファイルに記録し、デバッグと検証に使用できます。
- モデル全体のデータ ログ作成の有効化
モデル全体のデータ ログを使用することはベスト プラクティスです。
- 選択したブロックのみのデータのログ作成
モデル全体のシミュレーション データのログをとる代わりに、選択したブロックのみのログをとることができます。
- データ ログ作成のオプション
シミュレーション データのログ記録および表示の追加オプション。
- ログ データのディスクへのストリーミング
シミュレーション データをログに記録する場合、データをディスク上の一時ファイルにストリーミングして、ワークスペース変数でその一時ファイルをポイントすることができます。
- ログに記録されたシミュレーション データの保存と取得
ログに記録されたシミュレーション データを将来使用するために保存し、後で取得する方法。
- Simscape 結果エクスプローラーについて
Simscape 結果エクスプローラーは、シミュレーション データ ログの作成結果のナビゲートとプロットが可能な対話型のツールです。
- シミュレーション データのログ作成、ナビゲートおよびプロット
この例では、モデル全体に対してシミュレーション データのログを作成し、次にSimscape 結果エクスプローラーを使用してログ データのナビゲートとプロットを行うための基本ワークフローを示しています。
- シミュレーション データのログ作成とプロット
この例では、センサーをモデルに追加する代わりにシミュレーション データのログを作成し、このデータをプロットする方法を示します。
- シミュレーション統計のログ作成
この例では、シミュレーションにおけるゼロクロッシングに関する情報にアクセスして解析する方法を示します。
- 選択したブロックでのシミュレーション データのログ作成と表示
この例では、モデルを設定して、選択したブロックのみについてシミュレーション データのログを作成するようにする方法と、Simscape 結果エクスプローラーを使用してシミュレーション データを表示する方法について示します。
- シミュレーション データをさまざまな単位でプロット
ログ記録されたシミュレーション データを Simscape 結果エクスプローラーに表示すると、
y
軸の単位をプロット内で直接変更できます。 - シミュレーション データのプロットでのカスタム単位の使用
この例では、ログ記録されたシミュレーション データをカスタム単位表示に変更する方法を説明します。
- シミュレーション データのスパークライン プロットの表示
この例では、ログに記録されたシミュレーション データのスパークライン プロットを、モデル キャンバス上で選択したブロックと変数に直接表示するための基本的なワークフローを説明します。
- コンポーネント配列のインデックス付け
コマンド ライン インターフェイスを使用してコンポーネントの配列にインデックスを付け、たとえば、特定の配列メンバーの操作点ターゲットを取得または設定したり、シミュレーション データをプロットするなどができます。