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slreportgen.report.CFunction クラス

名前空間: slreportgen.report

C Function ブロック レポーター

R2021b 以降

説明

slreportgen.report.CFunction クラスのオブジェクトを使用して、C Function ブロックについてレポートします。

既定では、CFunction オブジェクトは次をレポートします。

  • [説明] パラメーターとすべてのカスタム マスク パラメーターを含むテーブル

  • [シンボル] パラメーターの内容をリストするテーブル

  • [出力コード][開始コード]、および [終了コード] パラメーターによって定義される C コードのセクション

オブジェクトのプロパティを使用して、レポートされる情報を除外または変更します。

メモ

レポートで CFunction レポーターを使用するには、slreportgen.report.Report クラスを使用してレポートを作成する必要があります。

slreportgen.report.CFunction クラスは handle クラスです。

クラス属性

HandleCompatible
true

クラス属性の詳細については、クラスの属性を参照してください。

作成

説明

rptr = slreportgen.report.CFunction() は、CFunction オブジェクトを既定のプロパティ値で作成します。Object プロパティを設定して、レポート対象の C Function ブロックを指定する必要があります。その他のプロパティを使用してレポート オプションを指定します。

rptr = slreportgen.report.CFunction(cFunctionBlock) は、レポート対象の C Function ブロックを指定し、Object プロパティを cFunctionBlock に設定します。

rptr = slreportgen.report.CFunction(Name=Value) は、名前と値の引数を使用してプロパティを設定します。たとえば、rptr = slreportgen.report.CFunction(Object="slrgex_cfunction/C Function")Object プロパティを "slrgex_cfunction/C Function" に設定します。複数の名前と値の引数を指定できます。

プロパティ

すべて展開する

レポート対象の Simulink C Function ブロック。次の値のいずれかとして指定します。

  • C Function ブロックのパスを含む string スカラーまたは文字ベクトル

  • C Function ブロックのハンドル

  • ブロックを表す slreportgen.finder.BlockResult オブジェクト。

メモ

ファインダーを使用して C Function ブロックを検索し、その結果をレポートに直接追加する場合、 slreportgen.report.SimulinkObjectProperties レポーターではなく slreportgen.report.CFunction レポーターを使用してブロックがレポートされます。

ブロック パラメーターのテーブルを含めるかどうか。true または false として指定します。このプロパティが true の場合、既定では、[説明] パラメーターとすべてのカスタム マスク パラメーターを含むテーブルがレポーターで生成されます。[出力コード][開始コード][終了コード]、および [シンボル] パラメーターは個別の節でレポートされるため、このテーブルには含まれません。テーブルに含めるパラメーターを指定したり、テーブルの形式をカスタマイズしたりするには、このレポーターの ObjectPropertiesReporter プロパティを使用します。パラメーターが空の場合、レポーターでテーブルは生成されません。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

C Function ブロックで使用されるシンボルのテーブルを含めるかどうか。true または false として指定します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

C Function ブロックの出力の計算に使用される C コードを含めるかどうか。true または false として指定します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

シミュレーションの開始時に C Function ブロックの状態の計算に使用される C コードを含めるかどうか。true または false として指定します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

C Function ブロックが有効になるたびに実行される初期化用の C コードを含めるかどうか。true または false として指定します。このプロパティが true の場合、条件初期化コードがレポートに含まれます。C Function ブロックで条件初期化コードが定義されていない場合、レポートに何も追加されません。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

C Function ブロックで終了時に実行される C コードを含めるかどうか。true または false として指定します。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

C Function ブロックのプロパティ テーブルのフォーマッタ。slreportgen.report.SimulinkObjectProperties オブジェクトとして指定します。このプロパティの既定値は、空の slreportgen.report.SimulinkObjectProperties オブジェクトです。ブロック プロパティ テーブルの外観は、既定のオブジェクトのプロパティを変更するか別の SimulinkObjectProperties オブジェクトに置き換えることでカスタマイズできます。このテーブルに表示するプロパティは、SimulinkObjectProperties オブジェクトの Properties を使用して指定できます。Properties が空の場合、レポーターで表示するプロパティが C Function ブロックのパラメーターに基づいて自動的に決定されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

C Function ブロックで使用されるシンボルのテーブルのフォーマッタ。mlreportgen.report.BaseTable オブジェクトとして指定します。このプロパティの既定値は、StyleName プロパティが "CFunctionSymbolsTable" に設定された空の BaseTable オブジェクトです。シンボルのテーブルの外観は、既定のオブジェクトのプロパティを変更するか別の BaseTable オブジェクトに置き換えることでカスタマイズできます。BaseTable オブジェクトの title プロパティに追加された内容は、レポートで既定で生成されるテーブルのタイトルの前に表示されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

データ型:

レポートの出力コード、開始コード、および終了コードの各節のタイトルの段落フォーマッタ。mlreportgen.dom.Paragraph オブジェクトとして指定します。このプロパティの既定値は、StyleName プロパティが "CFunctionCodeTitle" に設定された空の Paragraph オブジェクトです。コードの節のタイトルの外観は、既定のオブジェクトのプロパティを変更するか別の Paragraph オブジェクトに置き換えることでカスタマイズできます。このプロパティで Paragraph オブジェクトに追加された内容は、レポートでコードのタイトルの前に表示されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

データ型:

レポートの出力コード、開始コード、および終了コードの各節の C コードのフォーマッタ。mlreportgen.dom.Preformatted オブジェクトとして指定します。このプロパティの既定値は、StyleName"CFunctionCode" に設定された空の Preformatted オブジェクトです。C コードの外観は、既定のオブジェクトのプロパティを変更するか別の Preformatted オブジェクトに置き換えることでカスタマイズできます。このプロパティで Preformatted オブジェクトに追加された内容は、レポートで書式設定されたコードの前に表示されます。

属性:

GetAccess
public
SetAccess
public

このレポーターのテンプレートのソース。以下のいずれかの方法で指定します。

  • このレポーターのテンプレートを含むファイルのパスを指定する、文字ベクトルまたは string スカラー

  • このレポーターに使用されているテンプレートをもつか、このレポーター用のテンプレートを含むテンプレート ライブラリをもつ、レポーターまたはレポート

  • このレポーターに使用されているテンプレートをもつか、このレポーター用のテンプレートを含むテンプレート ライブラリをもつ、DOM ドキュメントまたはドキュメント パーツ

指定されるテンプレートは、このレポートが追加されるレポートと同じタイプでなければなりません。たとえば、Microsoft® Word レポートの場合、TemplateSrc は Word レポーター テンプレートでなければなりません。TemplateSrc プロパティが空の場合、このレポーターはレポートの出力タイプで既定のレポーター テンプレートを使用します。

このレポーター テンプレートの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。このレポーター テンプレートは、このレポーターの TemplateSrc プロパティで指定されたテンプレートのテンプレート ライブラリになければなりません。

データ型: string | char

このレポーターのハイパーリンク ターゲット。リンク ターゲット ID を指定する文字ベクトルまたは string スカラー、あるいは mlreportgen.dom.LinkTarget オブジェクトとして指定します。文字ベクトルまたは string スカラーの値は LinkTarget オブジェクトに変換されます。リンク ターゲットは、出力レポートでこのレポーターのコンテンツの直前に配置されます。

メソッド

すべて展開する

すべて折りたたむ

この例では、モデルで使用されている C Function ブロックに関する情報を含むレポートを生成します。

長い完全修飾クラス名を使用せずに済むよう、レポート API パッケージをインポートします。

import mlreportgen.report.*
import slreportgen.report.*

レポートを作成します。

rpt = slreportgen.report.Report("output","pdf");

C Function ブロックがあるモデルを読み込みます。

model_name = "slrgex_cfunction";
cFcnObj = "slrgex_cfunction/C Function";
load_system(model_name);

章レポーターを作成します。

chapter = Chapter(cFcnObj);

C Function ブロック レポーターを作成します。既定では、[出力コード][開始コード][終了コード]、および [シンボル] パラメーターが他のブロック パラメーターと共にレポートに含まれます。この例では、C Function ブロックの [出力コード] パラメーターは空です。

rptr = CFunction(cFcnObj);

C Function レポーターを章に追加し、その章をレポートに追加します。

append(chapter,rptr);
append(rpt,chapter);

レポートを閉じて表示します。

close(rpt);
close_system(model_name);
rptview(rpt);

C Function ブロックについて、次の情報がレポートに含まれます。

バージョン履歴

R2021b で導入