mlreportgen.report.BaseTable クラス
名前空間: mlreportgen.report
スーパークラス: mlreportgen.report.Reporter
テーブル レポーターの作成
説明
mlreportgen.report.BaseTable
クラスのオブジェクトを使用して、タイトルをもつテーブルのレポーターを作成します。
mlreportgen.report.BaseTable
クラスは handle
クラスです。
クラス属性
HandleCompatible | true |
作成
説明
は、空のテーブル レポーターを作成します。レポーター プロパティを使用して、テーブルのコンテンツ、タイトル、スタイル、および幅を指定します。table
= mlreportgen.report.BaseTable
は、名前と値の引数を使用してプロパティを設定します。複数の名前と値の引数を任意の順番で指定できます。table
= mlreportgen.report.BaseTable(Name=Value
)
プロパティ
テーブルのタイトル。次の値のいずれかとして指定します。
文字ベクトルまたは string スカラー
DOM 要素オブジェクト
string または DOM 要素オブジェクトから成る 1 行 N 列または N 行 1 列の配列
string、文字ベクトル、または DOM 要素オブジェクトからなる 1 行 N 列または N 行 1 列の cell 配列
getTitleReporter
メソッドによって返されるホール レポーター
文字ベクトルまたは string スカラー
インライン DOM オブジェクト (
mlreportgen.dom.Text
オブジェクトなど)string スカラーまたはインライン DOM オブジェクトから成る 1 行 N 列または N 行 1 列の配列
string、文字ベクトル、またはインライン DOM オブジェクトの任意の組み合わせを含む 1 行 N 列または N 行 1 列の cell 配列
getTitleReporter
メソッドによって返されるmlreportgen.report.Title
オブジェクト
タイトルの値がインライン コンテンツ (段落に含まれるコンテンツ) の場合、テーブル レポーターはテンプレート ライブラリに格納されているテンプレートを使用してタイトルを書式設定します。テンプレートは、テーブルが番号付きの章にあるか番号なしの章にあるかによって異なる書式を使用して、テーブルのタイトルに自動的に番号を付けます。
番号が付けられた章のテーブルは、"表 N.M" という形式のタイトル テキストの接頭辞をもちます。ここで、N は章番号、M は章内のテーブル番号です。たとえば、レポートの 2 番目の章にある 3 番目のテーブルの接頭辞は Table 2.3 になります。
番号なしの章のテーブルには、"Table N" という形式のタイトル テキストの接頭辞があります。ここで、N は、レポートの最初のテーブルでは 1、2 番目のテーブルでは 2 のようになります。
英語以外の多くのロケールでは、タイトルの接頭辞がロケールの言語と形式に変換されます。変換済みロケールのリストについては、mlreportgen.report.Report
の Locale プロパティを参照してください。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: char
| string
テーブルのコンテンツ。次の値のいずれかとして指定します。
mlreportgen.dom.Table
オブジェクトmlreportgen.dom.FormalTable
オブジェクトmlreportgen.dom.MATLABTable
オブジェクトDOM オブジェクトまたは組み込み MATLAB® オブジェクトの 2 次元配列または cell 配列
getContentReporter
メソッドによって返されるホール レポーター
BaseTable
コンストラクターまたは add
メソッドを使用して、このプロパティを設定します。直接設定することはできません。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
テーブルに適用するスタイルの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。指定するスタイルは、このテーブルを追加するレポートで使用されるテンプレートまたはレポートに追加されるレポーターのテンプレートで定義されているテーブル スタイルでなければなりません。
TableStyleName
が空の場合、テーブル スタイルはレポーターのテンプレートによって定義された既定のテーブル スタイル (グリッド) になります。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: char
| string
このテーブルの幅。数値とそれに続く測定単位の略語を含む文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。有効な略語を以下に示します。
"px"
— ピクセル"cm"
— センチメートル"in"
— インチ"mm"
— ミリメートル"pc"
— パイカ"pt"
— ポイント
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: char
| string
テーブル スライスごとに表示する列の最大数。Inf
または正の整数として指定します。このプロパティの値が Inf
の場合、元のテーブルのすべての列が 1 つのテーブルに含められます。MaxCols
値がテーブル列の数以上であっても、すべての列を含む 1 つのテーブルが生成されます。大きなテーブル データ セットは判読できない場合があります。このプロパティを、ページに正しく収まる元のテーブルの列数に設定します。最適な値を決定するには、MaxCols
値の設定とレポートの表示を繰り返します。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: int32
スライスごとに繰り返す初期列の数。0 または正の整数として指定します。非ゼロの数値 n は、各スライスで元のテーブルの最初の n 列を繰り返します。MaxCols
プロパティ値は RepeatCols
プロパティ値を含みます。たとえば、MaxCols
が 6 で RepeatCols
が 2 の場合、各テーブル スライスには合計 6 つの列があり、最初の 2 つの列が元のテーブルから繰り返されます。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: int32
テーブル スライスのタイトルに適用するカスタム スタイルの名前。string または文字ベクトルとして指定します。指定するスタイルは、このレポーターが追加されるレポートで定義されていなければなりません。このプロパティが空 (""
、""
、または []
) の場合、スライス タイトルはレポーター テンプレートで定義されている既定のスタイルを使用します。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: char
| string
テーブル エントリ更新のコールバック。関数ハンドルとして指定します。コールバック関数は、入力引数として mlreportgen.dom.TableEntry
オブジェクトを受け入れます。BaseTable
オブジェクトをレポートに追加すると、テーブルがレポートに追加される前に、テーブル エントリごとにコールバック関数が 1 回トリガーされます。この関数を使用し、エントリのコンテンツに基づいてテーブル エントリの外観をカスタマイズします。例については、PDF レポートのコンテンツでのテーブル エントリのカスタマイズを参照してください。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: function_handle
このレポーターのテンプレートのソース。次のいずれかの方法で指定します。
このレポーターのテンプレートを含むファイルのパスを指定する文字ベクトルまたは string スカラー
このレポーターが使用するテンプレートを含む、またはこのレポーターのテンプレートをテンプレート ライブラリに含む、レポーターまたはレポート
このレポーターが使用するテンプレートを含む、またはこのレポーターのテンプレートをテンプレート ライブラリに含む、ドキュメント オブジェクト モデル (DOM) ドキュメントまたはドキュメント パーツ
指定するテンプレートは、このレポーターを追加するレポートと同じタイプでなければなりません。たとえば、Microsoft® Word レポートでは、TemplateSrc
は Word レポーター テンプレートでなければなりません。TemplateSrc
プロパティが空の場合、このレポーターはレポートの出力タイプに既定のレポーター テンプレートを使用します。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
NonCopyable | true |
このレポーターのテンプレートの名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。このレポーターのテンプレートは、このレポーターの TemplateSrc
プロパティで指定されたテンプレートのテンプレート ライブラリになければなりません。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
データ型: char
| string
このレポーターのハイパーリンク ターゲット。リンク ターゲット ID を指定する文字ベクトルもしくは string スカラー、または mlreportgen.dom.LinkTarget
オブジェクトとして指定します。文字ベクトルまたは string スカラー値は LinkTarget
オブジェクトに変換されます。リンク ターゲットは、出力レポートでこのレポーターのコンテンツの直前にあります。
属性:
GetAccess | public |
SetAccess | public |
メソッド
メソッド | 目的 |
---|---|
getContentReporter | ベース テーブルのコンテンツ ホール レポーターの取得 |
getTitleReporter | ベース テーブルのタイトル レポーターの取得 |
mlreportgen.report.BaseTable.createTemplate |
レポーター テンプレートの作成 入力引数
戻り値
詳細については、 |
mlreportgen.report.BaseTable.customizeReporter |
戻り値
詳細については、 |
mlreportgen.report.BaseTable.getClassFolder |
戻り値
詳細については、 |
copy | レポーター オブジェクトのコピーの作成および特定のプロパティ値のディープ コピーの作成 |
getImpl | レポーターの実装の取得 |
例
この例では、タイトル付きの 2 つのテーブルをレポートに追加する方法を示します。最初のテーブルはランク 5 の魔方陣です。2 番目のテーブルには 2 つのイメージが含まれています。
import mlreportgen.report.* import mlreportgen.dom.* rpt = Report("tables"); chapter = Chapter(); chapter.Title = "Table example"; add(rpt,chapter); table = BaseTable(magic(5)); table.Title = "Rank 5 Magic Square"; add(rpt,table); add(rpt,Paragraph()); imgSize = {Height("2in"),Width("2in")}; img1 = Image("b747.jpg"); img1.Style = imgSize; img2 = Image("peppers.png"); img2.Style = imgSize; table = BaseTable({"Boeing 747" "Peppers"; img1, img2}); table.Title = "Picture Gallery"; add(rpt,table); delete(gcf); rptview(rpt);
この例では、mlreportgen.report.BaseTable
レポーターを使用するときに、エントリのコンテンツに基づいてテーブル エントリをカスタマイズする方法を示します。この例は、MATLAB version R2022a 以降でのみ実行できます。
長い完全修飾クラス名を使用せずに済むよう、これらのパッケージをインポートします。
import mlreportgen.dom.* import mlreportgen.report.*
学生の名前と成績を含むテーブルを作成します。
Student_names = ["Charlie","Sarah","John","Teena","Alfred","Emma","Bill","Tyler"]'; Student_grades = [83,42,75,98,78,49,91,88]'; studentsTable = FormalTable(["Student Name","Student Grade"],[Student_names,Student_grades]); studentsTable.Header.Style{end+1} = BackgroundColor("silver"); studentsTable.Width = "250pt";
学生テーブルを使用して mlreportgen.dom.BaseTable
レポーターを作成します。
baseTabReporter = BaseTable(studentsTable);
ファイル tabEntryUpdateCB.mlx
で定義されているコールバック関数 tabEntryUpdateCB
のハンドルをレポーターの TableEntryUpdateFcn
プロパティに割り当てます。
コマンド ラインでコマンド edit tabEntryUpdateCB
を使用して、コールバック関数のコードを表示します。
baseTabReporter.TableEntryUpdateFcn = @tabEntryUpdateCB;
PDF タイプの mlreportgen.dom.Report
を作成し、ベース テーブル レポーターをレポートに追加します。
document = Report("Update_table_entries_example_report","pdf"); append(document,baseTabReporter);
レポートを閉じて表示します。
close(document); rptview(document);
バージョン履歴
R2017b で導入
MATLAB Command
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