OptimizationInequality
説明
OptimizationInequality
オブジェクトには、OptimizationVariable
オブジェクトまたは OptimizationExpression
オブジェクトに関する不等式制約が含まれます。不等式制約では比較演算子 <=
または >=
を使用します。
1 つのステートメントによって 1 つの不等式配列を表すことができます。たとえば、行列変数 x
の各行の和を 1 以下とする不等式を、この 1 つのステートメントで表すことができます。
constrsum = sum(x,2) <= 1
OptimizationInequality
オブジェクトは、制約として OptimizationProblem
で使用します。
ヒント
完全なワークフローについては、問題ベースの最適化ワークフローを参照してください。
作成
比較演算子 <=
または >=
のある最適化式を使用して、不等式を作成します。
ドット表記を使用して、最適化問題の Constraints
プロパティに不等式を含めます。
prob = optimproblem;
x = optimvar('x',4,6);
SumLessThanOne = sum(x,2) <= 1;
prob.Constraints.SumLessThanOne = SumLessThanOne;
optimineq
または optimconstr
を使用して、空の最適化不等式を作成することもできます。通常は、その後、ループで不等式を設定します。例については、ループでの不等式の作成を参照してください。ただし、問題の定式化の効率を重視する場合は、ループで不等式を設定しないでください。詳細については、効率的な最適化問題の作成を参照してください。
プロパティ
オブジェクト関数
infeasibility | 点における制約違反 |
show | 最適化オブジェクトの情報表示 |
write | 最適化オブジェクトの説明の保存 |
例
バージョン履歴
R2019b で導入