VideoReader
ビデオ ファイルを読み取るオブジェクトの作成
説明
VideoReader
オブジェクトは、ビデオ データを含むファイルの読み取りに使用します。このオブジェクトにはビデオ ファイルに関する情報が格納されており、ビデオからデータを読み取ることができます。関数 VideoReader
を使用して VideoReader
オブジェクトを作成し、オブジェクトのプロパティを使用してビデオに関する情報をクエリしてから、オブジェクト関数を使用してビデオを読み取ることができます。
詳細については、ビデオおよびオーディオ ファイルのサポート形式を参照してください。
作成
説明
入力引数
プロパティ
オブジェクト関数
hasFrame | ビデオ フレームが読み取り可能かどうかを判別 |
read | 1 つ以上のビデオ フレームの読み取り |
readFrame | 次のビデオ フレームの読み取り |
VideoReader.getFileFormats | VideoReader でサポートされているファイル形式 |
例
制限
一部の MP4 ファイルでは、
NumFrames
プロパティは Windows®、Mac、および Linux® の各プラットフォームで異なる値を返すことがあります。この違いは、基となるプラットフォーム固有の API の差異によるものです。Windows 上の一部の AVI、MOV、または MP4 ファイルでは、関数
readFrame
を使用してファイル内のすべてのフレームを読み取った結果のフレーム数が、VideoReader
オブジェクトのNumFrames
プロパティによって返される値と異なる場合があります。
ヒント
Windows プラットフォームでは、ワークスペース内の
VideoReader
オブジェクトで参照されている AVI ファイルを変更または削除することはできません。VideoReader
オブジェクトをワークスペースから削除するには、関数clear
を使用します。macOS プラットフォームでは、特定の古いビデオ ファイル形式がサポートされなくなりました。このようなファイルを
VideoReader
を使用して読み取るには、次を行います。QuickTime プレーヤーを使用してビデオ ファイルを開きます。プレーヤーでファイルの形式が古いことが検出されると、自動的に新しい形式に変換されます。
新しく変換されたビデオ ファイルを保存します。
VideoReader
を使用して、この新しく変換されたビデオ ファイルを読み取ります。