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read

1 つ以上のビデオ フレームの読み取り

説明

video = read(v) は、v に関連付けられたファイルからすべてのビデオ フレームを読み取ります。

video = read(v,index) は、index に指定されたフレームだけを読み取ります。

video = read(___,'native') は、VideoFormat プロパティによって指定された形式でデータを返し、前述の構文の任意の入力引数を含めることができます。

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サンプル ビデオ ファイル xylophone_video.mp4VideoReader オブジェクトを作成します。

v = VideoReader("xylophone_video.mp4");

最初のビデオ フレームだけを読み取ります。

firstFrame = read(v,1);

最後のビデオ フレームだけを読み取ります。

lastFrame = read(v,Inf);

フレーム 5 から 10 を読み取ります。

earlyFrames = read(v,[5 10]);

50 フレーム目からビデオ ファイルの最後までを読み取ります。

lateFrames = read(v,[50 Inf]);

ビデオ フレーム変数のサイズと型の情報を表示します。

whos *Frame*
  Name               Size                     Bytes  Class    Attributes

  earlyFrames      240x320x3x6              1382400  uint8              
  firstFrame       240x320x3                 230400  uint8              
  lastFrame        240x320x3                 230400  uint8              
  lateFrames       240x320x3x92            21196800  uint8              

VideoReader オブジェクトをクリアします。

clear v

入力引数

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入力 VideoReader オブジェクト。関数 VideoReader を使用してビデオ ファイルから VideoReader オブジェクトを作成します。

読み取るフレーム。数値スカラーまたは 2 要素配列として指定します。

  • 1 つのフレームを読み取る場合、数値スカラーを指定します。

  • 特定範囲のフレームを読み取る場合、2 要素配列を指定します。

最初のフレーム番号は 1 で、Inf はファイルの最後のフレームを表します。

例: 10

例: Inf

例: [1 20]

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

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ビデオ フレーム データ。数値または構造体配列として返されます。video のサイズと形式は、vVideoFormat プロパティによって決まります。vVideoFormat プロパティが 'Indexed' または 'Grayscale' の場合、video のデータ型と次元は、read の呼び出しで引数 'native' を指定したかどうかによって決まります。ほとんどのファイルでは、video のデータ型と次元は次のようになります。

H はイメージ フレームの高さ、W はイメージフレームの幅、F は読み取るフレームの数です。

obj.VideoFormat の値video のデータ型video の次元説明
'RGB24' ('native' の指定はオプション)uint8

H x W x 3 x F

RGB24 イメージ

'Grayscale' (次を指定しない) 'native'uint8

H x W x 1 x F

グレースケール イメージ

'Indexed' (次を指定しない) 'native'uint8

H x W x 3 x F

RGB24 イメージ

'Grayscale' または 'Indexed' ('native' を指定する)struct

1 行 F

MATLAB® ムービー。フレーム構造体配列の配列。各配列にはフィールド cdatacolormap があります。

Motion JPEG 2000 のファイルでは、video のデータ型と次元は次のようになります。

obj.VideoFormat の値video のデータ型video の次元説明
'Mono8'uint8

H x W x 1 x F

モノ イメージ

'Mono8 Signed'int8

H x W x 1 x F

モノ符号付きイメージ

'Mono16'uint16

H x W x 1 x F

モノ イメージ

'Mono16 Signed'int16

H x W x 1 x F

モノ符号付きイメージ

'RGB24'uint8

H x W x 3 x F

RGB24 イメージ

'RGB24 Signed'int8

H x W x 3 x F

RGB24 符号付きイメージ

'RGB48'uint16

H x W x 3 x F

RGB48 イメージ

'RGB48 Signed'int16

H x W x 3 x F

RGB48 符号付きイメージ

拡張機能

バージョン履歴

R2010b で導入