mmfileinfo
マルチメディア ファイルについての情報
構文
info = mmfileinfo(filename)
説明
は、構造体 info = mmfileinfo(filename)info を返します。この構造体には、filename で識別されるマルチメディア ファイルのコンテンツについての情報を含んでいるフィールドがあります。filename は文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。
filename が URL の場合、まずそのファイルをダウンロードしなければならないため、mmfileinfo を返すのに時間がかかります。大規模なファイルを、ダウンロードするには、数分かかります。この処理が行われる間 MATLAB® コマンド ラインのブロックを避けるには、そのファイルをダウンロードしてから mmfileinfo を呼び出します。
info 構造体には次のフィールドが含まれます。これらを、構造体に出現する順番に示します。
フィールド | 説明 |
|---|---|
| ファイル名を示すテキスト。 |
| ファイルの絶対パスを示すテキスト。 |
| ファイルの長さ (秒単位)。 |
| ファイルのオーディオデータの情報をもつ構造体。このデータ構造体に関する情報は、オーディオ データを参照してください。 |
| ファイルのビデオデータの情報をもつ構造体。このデータ構造体に関する情報は、ビデオ データを参照してください。 |
オーディオ データ
Audio 構造体には次のフィールドが含まれます。これらを、構造体に出現する順番に示します。ファイルがオーディオ データを含まない場合、構造体のこのフィールドは空になります。
フィールド | 説明 |
|---|---|
| オーディオ形式を示すテキスト。 |
| オーディオ チャネル数。 |
ビデオ データ
Video 構造体には次のフィールドが含まれます。これらを、構造体に出現する順番に示します。ファイルがビデオ データを含まない場合、構造体のこのフィールドは空になります。
フィールド | 説明 |
|---|---|
| ビデオ形式を示すテキスト。 |
| ビデオ フレームの高さ。 |
| ビデオ フレームの幅。 |
例
以下にサンプル ファイル xylophone.mpg に関する情報を表示します。
info = mmfileinfo('xylophone.mpg')
audio = info.Audio
video = info.VideoMATLAB は、以下を返します。
info =
Filename: 'xylophone.mpg'
Path: 'matlabroot\toolbox\matlab\audiovideo'
Duration: 4.7020
Audio: [1x1 struct]
Video: [1x1 struct]
audio =
Format: 'MPEG'
NumChannels: 2
video =
Format: 'MPEG1'
Height: 240
Width: 320ここで、Path の値はシステムによって異なります。
バージョン履歴
R2006a より前に導入