プロパティ インスペクター

プロパティ インスペクターを開く

説明

プロパティ インスペクターでは、グラフィックス オブジェクトなどのオブジェクトを対話的に変更できます。オブジェクトを選択すると、プロパティ インスペクターでオブジェクトのプロパティのリストが表示されます。プロパティの値を、各プロパティ名の横に表示されるフィールドを編集して変更できます。

プロパティ インスペクター を開く

• Figure:Figure の [形式] タブの [有効] セクションで、[選択してプロット編集] をクリックして、プロット エディット モードを有効にします。次に、[検査] セクションで [その他のプロパティ] をクリックします。

• MATLAB^® コマンド プロンプト: inspect と入力します。

例

グラフィックス オブジェクト プロパティの変更

プロパティ インスペクターを使用して、表面プロットの透明度を変更し、座標軸テキストのフォントを変更します。

表面プロットを作成して、プロパティ インスペクターを開きます。次に、表面をクリックして、プロパティ インスペクターで表面プロパティを表示します。inspect 関数を使用し、プロット エディット モードを有効にして、プロパティ インスペクターを開きます。

surf(peaks(25))
inspect

プロパティ FaceAlpha の値を 0.5 に変更します。表面プロットが更新され、半透明になります。

次に、座標軸を選択します。座標軸を選択するには、Figure 内の座標軸を直接クリックするか、[プロパティ インスペクター] で [Figure 1] > [座標軸] とラベル付けされた最初の行を展開し、ツリーから axes オブジェクトを選択します。プロパティ FontSize の値を 14 に、プロパティ FontWeight を bold にそれぞれ変更します。

プログラムでの使用

inspect

inspect で、現在の図 (ある場合) についてプロパティ インスペクターが開きます。Figure 内の特定のオブジェクトについてプロパティを表示するには、オブジェクトを選択します。

図が存在しない場合、コマンドは空のプロパティ インスペクターを開きます。

inspect(obj)

inspect(obj) で指定されたオブジェクトのプロパティが表示されます。obj を単一のオブジェクトとして指定することも、[obj1 obj2] のように複数のオブジェクトを含むベクトルとして指定することもできます。複数のオブジェクトを指定した場合、プロパティ インスペクターはそれらのオブジェクトに共通するプロパティを表示します。

inspect -close

inspect -close でプロパティ インスペクターを閉じます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

オブジェクト

• Figure

トピック

• プロパティ値へのアクセス
• Interactively Customize Plot Appearance
• グラフィックス オブジェクトの変更