チャートへのタイトルと軸のラベルの追加
この例では、関数 title
、xlabel
、および ylabel
を使用して、タイトルと軸のラベルをチャートに追加する方法を示します。また、フォント サイズを変更して、座標軸のテキストの外観をカスタマイズする方法も示します。
簡単なライン プロットの作成
x
を から の間で線形に等間隔な 100 個の値として作成します。y1
および y2
を x
の正弦値および余弦値として作成します。両方のデータセットをプロットします。
x = linspace(-2*pi,2*pi,100); y1 = sin(x); y2 = cos(x); figure plot(x,y1,x,y2)
タイトルの追加
チャートにタイトルを追加するには、関数 title
を使用します。ギリシャ文字 を表示するために、TeX マークアップ \pi
を使用します。
title('Line Plot of Sine and Cosine Between -2\pi and 2\pi')
軸ラベルの追加
チャートに軸ラベルを追加するには、関数 xlabel
および関数 ylabel
を使用します。
xlabel('-2\pi < x < 2\pi') ylabel('Sine and Cosine Values')
凡例の追加
各データセットを識別する凡例をグラフに追加するには、関数 legend
を使用します。ラインをプロットする順序で、凡例の説明を指定します。必要に応じて、8 つある基本方位と中間方位のいずれか (この場合は 'southwest'
) を使用して凡例の場所を指定します。
legend({'y = sin(x)','y = cos(x)'},'Location','southwest')
フォント サイズの変更
Axes
オブジェクトには、座標軸の外観のカスタマイズに使用できるプロパティがあります。たとえば、FontSize
プロパティは、タイトル、ラベル、および凡例のフォントサイズを制御します。
関数 gca
を使用して、現在の Axes
オブジェクトにアクセスします。次に、ドット表記を使用して FontSize
プロパティを設定します。
ax = gca; ax.FontSize = 13;
あるいは、R2022a 以降、関数fontsize
を使用して、座標軸テキストのフォント サイズを変更できます。
変数の値をもつタイトル
タイトル テキストに変数の値を含めるには、関数 num2str
を使用して値をテキストに変換します。同様の方法を使用することで、軸ラベルまたは凡例項目に変数値を追加できます。
の値をもつタイトルを追加します。
k = sin(pi/2);
title(['sin(\pi/2) = ' num2str(k)])
参考
title
| xlabel
| ylabel
| legend
| linspace
| fontsize