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rulerPanInteraction

説明

ルーラー移動操作では、座標軸ツール バーのボタンを選択せずに軸を移動できます。ルーラー移動操作を有効にするには、座標軸の Interactions プロパティに rulerPanInteraction オブジェクトを設定します。この操作が有効な場合、軸をドラッグして移動できます。

複数の操作を有効にするには、Interactions プロパティをオブジェクトの配列に設定します。

作成

説明

rp = rulerPanInteraction はルーラー移動操作オブジェクトを作成します。

rp = rulerPanInteraction('Dimensions',d)Dimensions プロパティを設定します。移動を 1 つの軸または座標軸のサブセットに制約するにはこのプロパティを使用します。たとえば、rp = rulerPanInteraction('Dimensions','x') は移動を x 軸に制約します。

プロパティ

すべて展開する

移動を許可する次元。次の値のいずれかとして指定します。

  • 'xyz' — 3 つのすべての軸の移動を許可。

  • 'xy' — x 軸および y 軸の移動のみを許可。

  • 'yz' — y 軸および z 軸の移動のみを許可。

  • 'xz' — x 軸および z 軸の移動のみを許可。

  • 'x' — x 軸の移動のみを許可。

  • 'y' — y 軸の移動のみを許可。

  • 'z' — z 軸の移動のみを許可。

すべて折りたたむ

表面プロットを作成します。現在の座標軸を取得し、既定の操作をルーラー移動およびデータ ヒントの操作に置き換えます。次に、表面にカーソルを合わせてデータ ヒントを表示します。任意の軸をドラッグして範囲を移動します。

surf(peaks)
ax = gca;
ax.Interactions = [rulerPanInteraction dataTipInteraction];

x 値および y 値を作成し、カスタムの x 軸の範囲を使用してそれらをプロットします。既定の操作セットを、x 次元に制限されたルーラー移動操作に置き換えます。次に x 軸をドラッグして移動します。y 軸を移動できないことに注意してください。

x = linspace(-500,500,5000);
y = sin(x)./x;
plot(x,y)
xlim([-50 50])
ax = gca;
ax.Interactions = rulerPanInteraction('Dimensions','x');

ヒント

ほとんどの場合、座標軸には表示しているチャートのタイプに応じた既定の操作セットがあります。既定のセットを新しい操作セットに置き換えることはできますが、既定のセットの操作にアクセスしたり、変更したりすることはできません。

バージョン履歴

R2019a で導入