Bit Concat
最大 128 の入力語を単一の出力に連結
ライブラリ:
HDL Coder /
Logic and Bit Operations
説明
Bit Concat ブロックは、最大 128 の入力語を単一の出力に連結します。L
というラベルの付いた入力端子は最低次数の入力語を指定します。H
というラベルの付いた入力端子は最高次数の入力語を指定します。スカラー入力の場合、2 つ以上の入力信号をブロックに接続する必要があります。ベクトル入力の場合、少なくとも 1 つの入力をブロックに接続する必要があります。このブロックでは、出力における語の順序が入力信号の下位から上位の順に従って右から左の順になるように関数 bitconcat
を使用します。ブロックの動作の詳細については、アルゴリズムを参照してください。
端子
入力
出力
パラメーター
アルゴリズム
このブロックでは、関数 bitconcat
を使用して結果を計算します。ブロックの動作は、入力の数と次元によって次のように異なります。
1 つの入力: 入力は、スカラーかベクトルのいずれかです。入力がベクトルの場合、コード ジェネレーターは個々のベクトル要素を連結します。たとえば、入力ベクトルが
[1 2]
でデータ型がufix4
の場合、出力では1
が MSB (最上位ビット) になるように要素1
と2
を 連結します。出力は次のとおりです。y = dec2bin('00010010') = 18
2 つの入力: 入力は、スカラーとベクトルの任意の組み合わせです。
一方の入力がスカラーでもう一方がベクトルの場合、コード ジェネレーターはスカラー拡張を実行します。それぞれのベクトル要素がスカラーと連結され、出力はベクトルと同じ次元になります。たとえば、端子
H
への入力がベクトル[1 2]
で、端子L
への入力がスカラー値3
であるとします。どちらの入力もデータ型はufix4
です。出力は、MSB が要素1
と3
の連結で、LSB が要素2
と3
の連結になるように連結されたベクトルになります。y = [dec2bin('00010011') dec2bin('00100100')] = [19 35]
両方の入力がベクトルの場合、同じサイズでなければなりません。この場合、最後の要素が最低次数の語で、最初の要素が最高次数の語です。たとえば、入力が
[1 2]
と[3 4]
の 2 つのベクトルで、データ型はどちらもufix4
であるとします。出力は、MSB が要素1
と3
の連結で、LSB が要素2
と4
の連結になるように連結されたベクトルになります。y = [dec2bin('00010011') dec2bin('00100100')] = [19 36]
3 つ以上の入力 (最大
128
): 入力は、すべてスカラーかすべてベクトルのいずれかです。ベクトル入力については、すべて同じサイズでなければなりません。たとえば、入力が[1 2]
、[3 4]
、および[5 6]
の 3 つのベクトルで、ベクトル[1 2]
が端子H
への入力、[5 6]
が端子L
への入力であるとします。この場合、出力はベクトルであり、最初に[1 2]
と[3 4]
を連結します。temp = [dec2bin('00010011') dec2bin('00100100')] = [19 36]
その後、この計算の結果がベクトル
[5 6]
と連結されて出力が生成されます。y = [dec2bin('000100110101') dec2bin('001001000110')] = [309 582]
拡張機能
バージョン履歴
R2014a で導入