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iopzmap

動的システムの入出力ペアの極-零点配置図を既定のオプションを使用してプロット

    説明

    iopzmap(sys) は、動的システム モデル sys の各入力/出力ペアの極と零点をプロットします。プロットでは、極と零点が xo でそれぞれ表されます。

    モデルの配列に対して、iopzmap は、配列の各モデルの極と零点を、同一の図上にプロットします。

    iopzmap(sys1,sys2,...,sysN) は、単一のプロットに複数のモデルの極と零点をプロットします。モデルの入力数と出力数は異なっていても構いません。また、連続システムと離散システムの組み合わせが使用できます。

    iopzmap(sys1,ColorSpec1,...,sysN,ColorSpecN) は、各システムのプロットの色を設定します。プロットをさらにカスタマイズするには、iopzplot を使用します。

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    1 つの入力、2 つの出力の動的システムを作成します。

    H = [tf(-5 ,[1 -1]); tf([1 -5 6],[1 1 0])];

    極-零点配置図をプロットします。

    iopzmap(H)

    MATLAB figure

    iopzmap は、システムの各 I/O ペアに対して個別の配置図を生成します。

    入出力データから推定された、過剰にパラメーター化された状態空間モデルの極と零点を表示します (System Identification Toolbox™ が必要)。

    load iddata1
    sys = ssest(z1,6,ssestOptions('focus','simulation'));
    iopzmap(sys)

    MATLAB figure

    このプロットは、ほぼ重複する 2 つの極-零点のペアがあり、冗長の可能性があることを示しています。

    入力引数

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    動的システム。SISO または MIMO 動的システム モデルか、動的システム モデルの配列として指定します。使用できる動的システムのタイプには次のようなものがあります。

    • tfzpkss モデルなどの連続時間または離散時間の数値 LTI モデル。

    • sparss モデルまたは mechss モデルなどのスパース状態空間モデル。

    • genssuss (Robust Control Toolbox) モデルなどの一般化された、あるいは不確かさをもつ LTI モデル。不確かさをもつモデルを使用するには Robust Control Toolbox™ ソフトウェアが必要です。

      • 調整可能な制御設計ブロックの場合、関数は応答をプロットするモデルをその現在の値で評価します。

      • 不確かさをもつ制御設計ブロックの場合、関数はモデルのノミナル値とランダム サンプルをプロットします。

    • idtf (System Identification Toolbox)idss (System Identification Toolbox)idproc (System Identification Toolbox) モデルなどの同定された LTI モデル。同定されたモデルを使用するには System Identification Toolbox™ ソフトウェアが必要です。

    sys がモデルの配列である場合、プロットは同じ座標軸上に配列のすべてのモデルの応答を表示します。

    色。次の値のいずれかとして指定します。

    説明
    "r"
    "g"
    "b"
    "c"シアン
    "m"マゼンタ
    "y"黄色
    "k"
    "w"

    ヒント

    • 極-零点プロットの外観をカスタマイズする追加オプションには、iopzplot を使用します。

    • iopzmap を使用して作成されたプロットは、複数行のタイトルや、string 配列または文字ベクトルの cell 配列として指定されたラベルをサポートしません。複数行のタイトルやラベルを指定するには、newline 文字を含む単一の string を使用します。

      iopzmap(sys)
      title("first line" + newline + "second line");

    バージョン履歴

    R2006a より前に導入

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    参考

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