initial
状態空間モデルの初期状態に対するシステム応答
構文
説明
状態空間モデルおよびスパース状態空間モデルについて、initial は初期状態 xinit に対するシステムの自由応答 y を計算します。
連続時間:
離散時間:
これは、u(t) がオフセット値 u0 に保持される場合のシステム応答です。
線形時変状態空間モデルまたは線形パラメーター変動状態空間モデルの場合、initial は初期状態 xinit、初期パラメーター pinit (LPV モデル)、およびオフセット値に保持される入力 (u(t) = u0(t) または u(t) = u0(t,p)) を使用して応答を計算します。これは、局所的な線形ダイナミクスの初期条件応答に対応します。
initial(___) は、前述のすべての入力引数の組み合わせについて、sys の初期条件応答を既定のプロット オプションでプロットします。プロットをさらにカスタマイズするには、initialplot を使用します。
複数の動的システムの応答を同じプロット上にプロットするには、
sysをモデルのコンマ区切りリストとして指定します。たとえば、initial(sys1,sys2,sys3)は 3 つのモデルの応答を同じプロット上にプロットします。プロット内の各システムの色、ライン スタイル、およびマーカーを指定するには、システムごとに
LineSpec値を指定します。たとえば、initial(sys1,LineSpec1,sys2,LineSpec2)は 2 つのモデルをプロットし、それらのプロット スタイルを指定します。LineSpec値の指定の詳細については、initialplotを参照してください。
例
入力引数
出力引数
ヒント
追加のプロット カスタマイズ オプションが必要な場合は、代わりに
initialplotを使用します。initialを使用して作成されたプロットは、複数行のタイトルや、string 配列または文字ベクトルの cell 配列として指定されたラベルをサポートしません。複数行のタイトルやラベルを指定するには、newline文字を含む単一の string を使用します。initial(sys) title("first line" + newline + "second line");






