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comm.GMSKDemodulator
GMSK 変調信号の復調
説明
comm.GMSKDemodulator
System object™ は、ガウス最小偏移変調 (GMSK) 法を使用して変調された信号を、ビタビ アルゴリズムまたは最大対数事後確率 (max-log-MAP) アルゴリズムを使用して復調します。入力は、変調信号のベースバンド表現です。
GMSK 変調信号を復調するには、次のようにします。
comm.GMSKDemodulator
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
説明
は、ビタビ アルゴリズムまたは max-log MAP アルゴリズムを使用して入力 GMSK 変調データを復調する、復調器 System object を作成します。詳細については、アルゴリズムを参照してください。gmskdemodulator
= comm.GMSKDemodulator
は、1 つ以上の名前と値のペアを使用してプロパティを設定します。たとえば、gmskdemodulator
= comm.GMSKDemodulator(Name
,Value
)comm.GMSKDemodulator(PulseLength=6)
はガウス パルス整形の長さを 6 つのシンボル区間として指定します。
プロパティ
使用法
説明
は、Y
= gmskdemodulator(X
,nvar
)Variance
プロパティを nvar
に設定して、GMSK 復調された入力信号を返します。この構文は、VarianceSource
を 'Input port'
、および DecisionMethod
を 'Approximate log-likelihood ratio'
に設定した場合に適用されます。
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
アルゴリズム
参照
[1] Anderson, John B., Tor Aulin, and Carl-Erik Sundberg. Digital Phase Modulation. New York: Plenum Press, 1986.
[2] Benedetto, S., G. Montorsi, D. Divsalar, and F. Pollara. "A Soft-Input Soft-Output Maximum A Posterior (MAP) Module to Decode Parallel and Serial Concatenated Codes." Jet Propulsion Lab TDA Progress Report, 42–127, (November 1996).
[3] Viterbi, A.J. “An Intuitive Justification and a Simplified Implementation of the MAP Decoder for Convolutional Codes.” IEEE Journal on Selected Areas in Communications 16, no. 2 (February 1998): 260–64. https://doi.org/10.1109/49.661114.