comm.GMSKModulator
GMSK 法を使用した変調
説明
comm.GMSKModulatorSystem object™ は、ガウス最小偏移変調 (GMSK) 法を使用して変調します。出力は、変調信号のベースバンド表現です。詳細については、アルゴリズムを参照してください。
GMSK 法を使用して信号を変調するには、次のようにします。
comm.GMSKModulatorオブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
プロパティ
使用法
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
アルゴリズム
BandwidthTimeProduct プロパティは、帯域幅と時間の積を表します。このプロパティを使用すると帯域幅が狭くなりますが、符号間干渉が増加します。PulseLength プロパティは、シンボル区間でのガウス パルス整形の長さを測定します。以下の方程式によって周波数パルス整形が定義されます。Bb はパルスの帯域幅を表し、T はシンボル区間を表します。Q(t) は相補累積分布関数です。
この System object では、1 の入力シンボルによって πp/2 ラジアンの位相シフトが生じます。これは、変調指数 0.5 に相当します。
参照
[1] Anderson, John B., Tor Aulin, and Carl-Erik Sundberg. Digital Phase Modulation. New York: Plenum Press, 1986.



