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comm.FMBroadcastModulator
ブロードキャスト FM オーディオ信号の変調
説明
comm.FMBroadcastModulator
System object™ はオーディオ信号をプリエンファシスし、それをベースバンド FM 信号に変調します。詳細については、アルゴリズムを参照してください。
ブロードキャスト FM オーディオ信号を変調するには、次を行います。
comm.FMBroadcastModulator
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
構文
説明
は、FM ブロードキャスト変調器 System object を作成します。fmbmodulator
= comm.FMBroadcastModulator
は、名前と値からなる 1 つ以上の引数を使用してプロパティを設定します。たとえば、fmbmodulator
= comm.FMBroadcastModulator(Name
,Value
)'SampleRate',400e3
はサンプル レートを 400 kHz に指定します。
は、入力 fmbmodulator
= comm.FMBroadcastModulator(fmbdemodulator
)comm.FMBroadcastDemodulator
System object fmbdemodulator
の構成に基づいてプロパティを設定します。
プロパティ
使用法
説明
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
制限
RBDS
をtrue
に設定した場合、オーディオと RDS (または RBDS) の両方の入力で次の方程式を満たさなければなりません。RDS (または RBDS) 信号のサンプル レートは
RBDSSamplesPerSymbol
×1187.5
Hz です。入力 RDS (または RBDS) 信号
rbdssig
の長さは、RBDSDecimationFactor
プロパティの整数倍でなければなりません。オーディオ信号audiosig
の入力長は、AudioDecimationFactor
プロパティの整数倍でなければなりません。RBDSDecimationFactor
とAudioDecimationFactor
の詳細については、オブジェクト関数info
を参照してください。
アルゴリズム
参照
[1] Hatai, I., and I. Chakrabarti. “A New High-Performance Digital FM Modulator and Demodulator for Software-Defined Radio and Its FPGA Implementation.” International Journal of Reconfigurable Computing (December 25, 2011): 1–10. https://doi.org/10.1155/2011/342532.
[2] Taub, H., and D. Schilling. Principles of Communication Systems. McGraw-Hill Series in Electrical Engineering. New York: McGraw-Hill, 1971, pp. 142–155.
[3] Der, Lawrence. "Frequency Modulation (FM) Tutorial." Silicon Laboratories Inc., pp. 4–8.
拡張機能
バージョン履歴
R2015a で導入