車両シミュレーションのスケールアップをより柔軟に! ~フルビークルモデルの構築からクラウド展開まで~
概要
自動車業界のメガトレンドであるCASEが進むにつれ、車両シミュレーションの重要性はますます大きくなっています。
しかし、実務において許容できる精度と速度でシミュレーションできる車両モデルを構築することは困難です。
また車両モデルの構築はスタート地点に過ぎず、それを開発現場の検証シナリオへ適用していくためには、大小様々な規模の車両シミュレーションのニーズに対応できるプラットフォームが欠かせません。
本セミナーでは、プラント、制御器、センサーなどのコンポーネントやテストシナリオを指定するだけで車両モデルを自動構築する「バーチャルビークルコンポーザー」をはじめ、MathWorksの提供する車両モデリング・シミュレーションに関する最新のプラットフォーム環境をご覧いただきます。
またそのなかで、デスクトップPC上での動作のみだけでなく、クラウド上での大規模シミュレーションへの展開についてもご紹介します。
アジェンダ
- バーチャルビークルとは?
- バーチャルビークルモデルの構築
- PC上のシミュレーション
- クラウド上のシミュレーション
講演者について
宮川 浩
Senior Application Engineer
MathWorksには2016年入社、主に自動車業界のMATLABユーザーをサポートしている。
入社前は20年程自動車業界でソフトウェア開発に従事。
学生時代、純粋数学に溺れ何に役立つのか分からないまま数学科を卒業。自動車業界に就職し、まずはシミュレーター開発に従事。ここで学生時代にC言語の講座をサボっていたことを後悔。先達のレガシーで差分方程式が使われているところを見て目から鱗が落ちる。その後制御ロジック開発業務に従事。ここで振動問題と固有値解析の物理的なつながりを知り、学生時代に線形代数学を適当にやり過ごしたことを後悔。その後業務は、実験設備担当、開発支援ツール開発、欧州規格調査、試作実装ソフト開発、ソフトウェアテストなど多岐に渡るが常に数学が付きまといその都度学生時代を後悔。現在はMathWorksツールの素晴らしさを分かり易く伝えるために日々奮闘中。
録画: 2022 年 10 月 14 日