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航空/防衛向けレーダーシステムのモデリングとシミュレーション:要件管理から実装まで

概要

レーダーシステムの設計、シミュレーション、解析は設計領域がデジタル、アナログ、RFにまたがるため複雑です。また、レーダーシステムの設計は要求分析から始まる様々なタスクに及んでいます。レーダーシステムの設計は要求分析から始まり、要求が理解されると、設計/実装/統合/試験そして最終的にはフィールドデータ解析へとプロセスが移行します。 

本セミナーでは、航空機用/地上用/船舶用のレーダーシステムを含む一連の例を通して、これらのタスクをどのように実行できるのかを紹介します。要求分析から始めて、その結果を確率モデルやI/Q信号レベルモデルでシミュレーションできる設計に変換します。またこれらのモデリングオプションが、作業中のプロジェクトフェーズに応じて適切なレベルの忠実度を選択するのに役立つことを紹介します。また合成されたレーダーデータを利用して設計の選択肢を増やしたり、設計モデルを組織間で共有したり、テストデータを利用して統合サイクルを短縮したりする方法を学ぶことができます。 

ハイライト

    Radar Designerアプリでリンクバジェット解析を行い、設計上のトレードオフをインタラクティブに評価

    要件やアーキテクチャの分析、システム設計、検証などレーダーシステムのワークフローを接続

    統計モデルと信号レベルモデルを用いたレーダーのシミュレーション

    クローズドループの多機能レーダーのモデル化

    レーダー信号処理アルゴリズムをプロセッサやFPGAに実装

参加対象者

レーダー装置開発のエンジニアやアルゴリズム開発者

講演者について

Satish ThokalaはMathWorks社のAeroSpace and Defense Industry manager。専門分野は、軍用機および民間機のアビオニクス・システム・デザイン。現在は、レーダーシステムの技術動向を分析し、エンドツーエンドのレーダーシステム設計にMATLAB®およびSimulink®の採用を拡大するための戦略を策定する役割を担っている。キャリアの初期段階では、Software-Defined Radioなどの高度な通信システムの設計・開発を担当した。コックピットディスプレイやエンジン制御用のソフトウェアを開発する大規模なエンジニアリンググループを率い、DO-178認証審査にも参加した。MathWorks入社以前は、Hindustan Aeronautics LimitedとRockwell Collinsに勤務し、合計19年の経験を持つ。 

録画: 2021 年 6 月 25 日