農業に画像解析を -スマート農業を支える必須技術を実際に体験しよう!-
出典シリーズ: MATLABを使って教える、学ぶ
スマート農業を進めるためには、画像解析の技術が必要不可欠です。画像解析により、収量予測や病害の検知、自律農業ロボットの目のほか、様々な取り組みが実現されています。農学分野でもデータサイエンスの需要が高まる中、画像解析スキルの習得は今後大きな武器になります。
本セミナーでは画像解析・点群解析プログラミングをハンズオン形式で体験いただきます。以下のような農学分野でよくある課題を取り上げ、MATLAB®を使った画像処理に挑戦していただきます。
- 画像からの細胞領域検出(アルゴリズムによるアプローチとAIによるアプローチ)
- AI画像分類
- 3次元点群による植生解析
これらの実践的な例を通して、画像処理・点群処理でどんなことができるのかのイメージや、画像処理・点群処理アルゴリズム構築の基本的な考え方を体験しながら理解することができます。
MATLABは言語として構文が簡単なだけでなく、マウス操作で解析を進めることができるGUIツールも豊富で、プログラミング初心者や他言語で挫折した方にも適しています。体験を通して、画像処理・点群処理分野でも多くのユーザーから支持されているMATLABの機能やツールをぜひお試しください。
ハイライト
- 農学分野の実践的な例題に取り組める
- 画像処理をスムーズに実現するMATLABの機能を体験できる
- より先進的な3次元点群処理にも触れる
サポートパッケージのご案内
本セミナーのファイルをお試しになる際は、実行前に以下のサポートパッケージをインストールしてください。サポートパッケージのインストール方法につきましては アドオンの取得と管理 (ドキュメンテーション) をご参照ください。本セミナーで配布したファイルは、本ページの「コードとリソース」タブからダウンロードいただけます。
- Deep Learning Toolbox™ Model for ResNet-18 Network
- Image Processing Toolbox™ Model for Segment Anything Model
- Medical Imaging Toolbox™ Interface for Cellpose Library
講演者について
草野 駿一 (くさの しゅんいち)
MathWorks Japan シニアアプリケーションエンジニア
電波リモートセンシングと画像解析の分野で博士号を取得した後、2013年から航空測量企業で衛星リモートセンシングの画像解析と新サービスの立ち上げを経験しました。2019年にはMathWorks Japanに入社し、アプリケーションエンジニアとして画像・信号処理、ディープラーニングの知見を活かしてお客様の成功を支援するとともに、アカデミアの教育・研究のサポートに尽力しています。
Published: 2024 年 10 月 1 日